キッチンから愛をこめて

丁寧に紅茶を淹れて過ごす日々

口内炎

2009年02月26日 | 健康・病気
 昨夜のNHK『ためしてガッテン』は、『口内炎』でした。
 『口内炎』には、原因のあるもの(「魚で傷つけた」「頬をかんだ」など)と原因不明のものがあるそうです。
 原因不明のものは、疲労やストレスなのだそうです。そう言えば、私は最近『口内炎』があまりできなくなりました。ひところは、あんなに頻繁にできて苦しんでいましたのに・・・確かにその頃、父の看病などでストレスがたくさんありました。どんな病気もストレスからなのですね・・・
 
☆ガッテン流スピード完治法は、『ブクブクうがい』です。
 ①殺菌成分入りのうがい薬で20秒の『ブクブクうがい』を3回行う。
 ②『ブクブクうがい』した後に水でうがいする。(殺菌成分が傷の修復を遅らせるため)
 ※これを毎食後と寝る前の1日4回行います。
 
 うがいで口の中の細菌を10分の1程度に減らすことができ、その効果は3時間以上持続するのだそうです。『口内炎』ができても治りが早く、また予防にもなるそうです。
 2週間以上経っても治らない場合は、口腔外科で診てもらいましょう。口腔がんは、早期発見すれば95%以上の確率で治るそうです。基本的に口腔がんは、痛みはないそうです。

氷点

2009年02月19日 | 
 三浦綾子の『氷点』が、私は今まで読んだ日本の小説の中で一番好きです。

 毎年、冬の凍えるような日。この『氷点』の陽子を思い出します。

 大人の身勝手から、北海道旭川の辻口病院の院長辻口啓造宅に引き取られ、あとで実の娘ルリ子を殺した殺人犯の娘だったと知った継母夏枝にひどい仕打ちを受けながらも、ひたむきに生きる陽子。

 「なぜ、あなたは、そんなに強いの。その強さは、どこから来るの?私だったらそうなふうにはできないわ・・・」 十代の私は、陽子の健気さに涙を流したのです。 

 『氷点』とは、何があっても前向きに生きようとする陽子の心がついに凍ってしまう瞬間を表しています。その原因は、継母に殺人犯の娘だという事実を突き付けられ、追い詰められてしまったからなのです。人間が生まれながらにして持つ「原罪」に気付いてしまった陽子は翌朝自殺を図ります。 
 この小説のラストには、一筋の光が差し込みます。陽子は、長い眠りから息を吹き返すのです。そして、殺人犯の娘ではなかったという感動の真実が・・・

 若い頃の私は、この小説に強く感銘を受けました。つらい時、哀しい時、陽子ならこんな時どうするだろう・・・といつも思いました。清らかに、前向きに、そして強く。陽子のような生き方をしたいと心から願いました。

 あれから長い年月が流れ、その間何度も読み返しました。今でもあの頃の気持ちは変わっていませんが、私って、まだまだね・・・と反省する日々です。

雪の降る街を

2009年02月17日 | 暮らし・・冬
 今日はとても寒く、粉雪が降り続いています。風にのって雪が舞う様子を一日中眺めています。
 気象予報士が、「今日は風冷えの一日です」と言っていました。 

 ふと、母がよく口ずさんでいた『雪の降る街を』という歌を思い出しました。
 幼かった私はずっと『雪の古町を』だと思っていたのです。

 当時の私は、新潟で一番の繁華街・古町周辺の幼稚園に通っていました。
 母のお迎えの日は、いつも母と二人で古町のデパートでお昼をいただきました。それは小さな私にとって夢のようなひと時でした。

 食後は、屋上でお馬さん(木馬)に乗せてもらったり、お菓子を買ってもらったり、お洋服やおもちゃを見たり・・・デパートは、私にとってキラキラした玉手箱のようでした。古町=デパートだったのです。私のデパート好きは、その頃からのようです。

 大人になって『雪の降る街を・・・』の歌詞の意味がやっとわかりました。

夕方から雨

2009年02月15日 | 暮らし・・冬
 しばらく春を思わせるような暖かい日が続きましたが、夕方冷たい雨になりました。今夜から気温もぐっと下がってくるようです。
 今日は、午前中は家事。午後はパッチワークのモチーフ作りをしていました。
 雨音を聞きながら、ゆったりと流れる時間のなかで、自分の好きなことができるって、とてもしあわせなことだと思います。
 黄昏どき、それぞれの家に明かりが灯りはじめました。ひとつひとつの明かりの数だけ幸せな食卓があるのでしょうか・・そんなこと考えながら眺めていました。 

川の流れのように

2009年02月12日 | 暮らし・・冬
 今月から始まったNHK趣味悠々『ことばを紡ぐ旅 秋元康にっぽん作詞紀行』
 2月2日放送の第1回は、なんと新潟市からだったのですよ。講師の秋元康さんと生徒役の川島なお美さんと彦麻呂さんが、萬代橋と信濃川をバックにトークしている場面から始まりました。場所は、NTTビル前の川岸あたりでしょうか。
 そのあと、ウォーターシャトル「アナスタシア号」で信濃川を遊覧しながら作詞の講義。
 お昼のランチは、新潟の郷土料理の店・田舎屋さんで「わっぱ飯」。最後に田舎屋さんのお座敷で、秋元康さん作詞の「川の流れのように」の替え歌をみんなで作って披露。
 そして、2月9日放送の第2回は、出雲崎。秋元康さん作詞、ジェロさんが歌う「海雪」の舞台となった所。この歌で作詞大賞を受賞されたのですが、実は、秋元さんが出雲崎を訪れたのは今回が初めて。あの詞は、知人から聞いた出雲崎のイメージを膨らませて想像で書いたのだそうです。そんなエピソードも楽しい番組です。
 次回は、新潟を離れ、京都からです。
 ジェロさんの「海雪」のように、秋元康さんに萬代橋の歌もぜひ書いてほしいなあと思います。日本一の大河信濃川に架かるこの美しい橋をもっと多くの方に知ってほしいのです・・・ 

確定申告

2009年02月09日 | 暮らし・・冬
 新潟税務署では「確定申告相談会」を朱鷺メッセで開設していますので、私も今日、「確定申告」をしてきました。 お天気が好かったので、自宅から歩いて片道15分。デジカメ片手に、お散歩気分です。
 会場に到着してびっくり、長蛇の列なのです。待つこと2時間。やっと順番が回って来ました。税務署の方は、とても感じが良く親切に教えてくださいました。e-Taxであっと言う間に「確定申告」ができてしまうのです。気になっていたので、これでひと安心しました。
 せっかく来たのだからと思い、隣接している日航ホテル31階の展望台へ・・・萬代橋が小さく見えます。曇ってはいるものの、とても良い眺めです。いつもとは違う方向から見る萬代橋は新鮮でした。

夕暮れ

2009年02月08日 | 暮らし・・冬
 立春を過ぎて、だんだん日が長くなってきました。
 日曜日の夕暮れ時です。窓辺に座って、紅茶を飲みながら、暮れて行く風景を眺めているのが大好きです。今日も穏やかな一日でした。
 東京国際キルトフェスティバルを見て来てから、その影響で、パッチワークキルトにはまっています。春色の花柄で、毎日暇さえあれば、モチーフを作っています。この作業が、とても楽しく幸せです。モチーフを一枚一枚つなぎあわせて完成するのは、いつになるでしょう。春を待ちわびる気持ちと重なります。

立春

2009年02月04日 | 暮らし・・冬
 昨日は、節分。今日は、立春。
 むすめが小さかった頃は、我が家としては、盛大に『豆まき』をやっていました。
 鬼役はいつもパパでした。パパがふざけてみんなを笑わせるので、むすめは、もう大はしゃぎ。むすめの楽しそうな笑い声と家族みんなの「福は内、鬼は外」の元気な声。
 家中の部屋という部屋すべて。お庭の雪のうえ。お玄関。あらあら、お風呂場やトイレまでも、豆だらけ。そんなこんなで後片付けが、さぁ大変だったのです。
 それも、いつの間にか下火になり、今は、細々と続いているというところでしょうか。
 でも、季節ごとの行事は、大切にしなければと思って、毎年楽しんでいます。「今年も、福が来ますように!」と願いを込めて・・・
 まだまだ寒い日が続きますが、春はもうすぐそこまで来ているのですね。

雲洞庵

2009年02月02日 | 小さな旅
 せっかく南魚沼市を通って帰るのだからと、直江兼続生誕の地・南魚沼市にある『雲洞庵』を見ていくことにしました。

 大河ドラマ『天地人』で、5歳の樋口与六(のちの直江兼続)が、「わしは、こんなところに来とうはなかった」と言ったあの場所です。かわいらしい名演技でしたネ・・・

 喜平次、与六と呼ばれていたころから上杉景勝と直江兼続は、この禅寺で北高全祝から学問を学び、高潔な精神を養ったとされています。

 直江兼続は、主君である上杉景勝とともに、上杉謙信から私利私欲では戦わない「義」の精神を学び、裏切り、謀略など「利」に生きた戦国武将の中で、一生その精神を貫きました。かぶとの前立には、「愛」の文字を掲げ、農民を慈しみ、人を思い、民の幸せを願って国を治めたといいます。

 その基礎を培ったのが、ここ『雲洞庵』だったのです。写真は、『雲洞庵』の赤門です。 
   
 
  ここで喜平次と与六は、勉学に励んだのですね
 
    
    本堂     雪が舞い込む格子窓    赤門の裏側 

林泉寺

2009年02月01日 | 小さな旅
 春日山神社から少し離れた『林泉寺』は、上杉謙信が7歳~14歳まで、名僧天室光育のもと文武の修行を積んだところです。

 戦国の武将としては、教養が高く信仰心が深いのは、この時代に培われたものだそうです。

 しんと静まり返った境内の墓地には、雪を被った謙信のお墓がありました。400年以上の時を越え、「義」を重んじ、動乱の戦国時代を生きた謙信の生涯に思いを馳せました。

 隣接した宝物館には、謙信ゆかりの品々が展示されていました。『天地人』で謙信役の阿部寛さんがここを訪れたときの写真も飾ってありました。 

    
   林泉寺山門                    林泉寺本堂