15年目のコート

　カットワーク刺繍が、襟と袖口に施されたスプリングコート。

　15年前、銀座のすずらん通りの路面店で求めたものです。
　こんな素敵なコート、いままで見たことなかったわ！！
　まるで、ドレスのような美しさにウットリしました。

　このロングコートを着て、いろんなところに出かけました。
　軽くて、しわになりにくく、海外旅行にも持参しました。
　袖を通すたび、しあわせな思い出が増えました。

　好きなものはずっと好き！　素敵なものはずっと素敵！！
　変わらないものがあることに気づかせていただいた一着です。

　森英恵先生のご冥福をお祈り申し上げます。

お盆が過ぎて

　夫婦ふたりだけのお盆が終わりました。

　お花は別宅のご近所さんが下さった、たぶんボンボンアスター。
　バケツにたっぷりの新鮮なお花。カラフルな可愛いお花ですね。
　お墓にお仏壇にお供えして、それでも余ったのでテーブルにも。。
　まだまだ元気に咲いています。いつもありがとうございます。

　お盆が過ぎますと、朝晩涼しくなってきたような感じがします。
　夫の甥のＴ君から頂いた、お菓子でティータイムです。
　このお菓子、初めていただきましたが、サクサクして美味しい～♪
　ありがとう、ごちそうさまでした。

　娘から送られてきた夏休みの楽しそうな動画や写真を眺めながら、、
　孫三姉妹の成長に目を細めています。

菩提樹 ( リンデンバウム )

　明け方、夢をみました。
　2018年初夏、フランスアルザス地方リクヴィル。
　菩提樹の葉が、サヤサヤとささやくように揺れていました。

　この菩提樹の下で待ち合わせしましょう、、添乗員さんが言いました。
　爽やかな木陰、葉っぱはハート型、薄黄色のお花も咲いていました。
　これが菩提樹（リンデンバウム）なのね。

　昔聞いた「リンデンバウムの歌」を思い出しました。
　岩谷時子さんのメルヘンチックな歌詞。
　シューベルトの菩提樹と重なります。

　どこか遠い異国の香り、牧歌的な風景、素朴な若い恋人たち。
　その国はいったい何処にあるの？　少女のわたしは、そう思っていました。
　なあんだ、ここにあるじゃない、、そこで夢から覚めました。

　西洋の菩提樹は愛の象徴。
　リクヴィルはそんな物語の舞台にピッタリな村でした。
　仏教における菩提樹とは違う種類だそうです。

　葉っぱやお花は乾燥させて、甘い香りのハーブティーに・・
　リラックス効果があり、お休み前に頂くとよく眠れるらしいです。