キッチンから愛をこめて

丁寧に紅茶を淹れて過ごす日々

観光最終日② オールド・スターブリッジ・ビレッジ

2017年07月14日 | アメリカ東海岸ターシャを訪ねて2017
 ツアー最後の観光地、マサチューセッツ州にあるオールド・スターブリッジ・ビレッジ。
 ターシャが一番好きだった、1830年代の暮らしが観れる場所。
 
 古き良き時代のニューイングランド地方の建物を移築した屋外博物館です。
 時代考証がしっかりなされ、映画やテレビのロケ地にもなっているそうです。

 まるで、ターシャのお家のようでしょ。と食野先生。
 当時そのままの家具や調度品、生活道具。
 1830年代の服装をしたスタッフが説明やデモンストレーションしてくれます。

 そのスタッフのひとりが、「ええ、ターシャさんは何度もこちらに来られました。講演もされていたんですよ」と、にこにこ話してくれました。

 
  
  
  
  
  
  

 ボストンに戻り、ツアー最後の晩餐。
 港の見えるレストランで、ボストン名物ロブスターを頂きました。
  

 6月23日(金) ボストン・ローガン国際空港から成田空港へ 

 さようなら、ターシャ!! さようなら、ボストン!! たくさんの思い出を胸に・・・♪
  
  
    

観光最終日① エリック・カール絵本美術館

2017年07月13日 | アメリカ東海岸ターシャを訪ねて2017
 6月22日(木)  マサチューセッツ州 エリック・カール絵本美術館へ

 エリック・カール絵本美術館は、このツアーで、唯一ターシャつながりではありません。
 でも、可愛いの・・・ 優しい気持ちになります。

 今回のツアーで、孫のKちゃんにお土産がない。どうしましょうと思っていましたので、Kちゃんが大好きな「はらぺこあおむし」グッズを買うことができてよかったです。

 エリック・カール作、絵本「はらぺこあおむし」は世界中の子供たちが大好きな名作。
 色彩豊かな絵とほのぼのとしたストーリー。子供たちに夢と希望を与えています。

  
 美術館前に「はらぺこあおむし」カラーの車がありました 
  
  
 左の方がエリック・カールさん
  
  
  
 ショップには「はらぺこあおむし」グッズがいっぱい、楽しい時間でした。

トラップ・ファミリー・ロッジ③

2017年07月12日 | アメリカ東海岸ターシャを訪ねて2017
 夕食までは自由行動でしたので、Kさんとロッジの周辺を散策しました。
 
 歩いて20分ほどの山の中腹にある小さな教会、トラップ大佐と妻マリアさんが眠る墓地、よく整備されたガーデン、オーストリア・アルプスを思わせる山並み。

 空気は澄み渡り、緑があふれ、木漏れ陽がささやいて・・・
 なんて、素敵なところでしょう!! マリアさんの生涯に思いを馳せながら歩きました。
 
 お夕食は、ホテル内のレストランの見晴らしの良い窓辺で頂きました。
 窓の外には、可愛い子ジカが遊びに来ていました♪
 
 夕食後、この日も食野先生を囲んで、ターシャのお話を聴く夕べが開かれました。
 
  
 かなりきつい山道を登っていくと中腹にある小さなチャペル ホテルのガーデンにある墓地 
  
  
  
  
 お料理は、上品で、どれも美味しく、素敵なディナータイムでした。

トラップ・ファミリー・ロッジ②

2017年07月11日 | アメリカ東海岸ターシャを訪ねて2017
 午後3時、ホテルのお部屋にチェックイン。

 私の部屋は本館2階。正面玄関真上の国旗がはためく角部屋でした。
 回廊のようになったバルコニーからの眺望が素晴らしく、とても感激しました♪

 室内はチロル風のトールペイントで縁どられ、優しい木彫り模様のアンティーク家具、トラップ一家のお写真、雰囲気のある灯り、バスルームは清潔で美しく、アメニティもおしゃれ。
 一人ではもったいないほど広く、一歩も出たくないと思えるくらい可愛らしいお部屋でした。

 翌朝、小鳥の声に目覚めると、東の空に美しい朝焼け。そして雲海。。
 刻々と変わる陽の光、幻想的な山並み。映画のワンシーンを見ているようでした♪
  
  
  
  
 チロル風のトールペイントが可愛らしいお部屋でした 
  
  
  

トラップ・ファミリー・ロッジ①

2017年07月10日 | アメリカ東海岸ターシャを訪ねて2017
 6月21日(水) バーモント州ストウにあるトラップ・ファミリー・ロッジへ

 ターシャゆかりの旅も5日目です。
 何故、トラップ・ファミリー・ロッジ?と思っていました。

 実は、食野先生はターシャと「いつか一緒にトラップ・ファミリー・ロッジに行きましょう」とお話していたそうなのです。その約束は叶わなかったけれど、是非ともツアーでご案内したかったとおっしゃっていました。

 ここは、映画「サウンド・オブ・ミュージック」のモデルとなった、マリア・フォン・トラップさんの10番目の息子ヨハネスさんが経営するロッジです。

 アメリカ亡命後、合唱団活動をしていたトラップ一家が、故郷オーストリアに似たこの美しい土地に魅せられて、ここで暮らし、次第に現在のような豪華なロッジに成長していったそうです。

 オーストリアの風景を彷彿とさせる大自然、チロルを思わせる空気、木のぬくもり。
「サウンド・オブ・ミュージック」の世界そのものです。本当に素敵なロッジでした。
 
  
  
  
 この写真の中央の子供がヨハネスさん ホテルのパンフレットにはトラップ大佐と妻マリアさん
  
  

ターシャ・ミュージアム

2017年07月09日 | アメリカ東海岸ターシャを訪ねて2017
 コーギコテージからバスでしばらく行くと、ターシャ・ミュージアムに到着。
 さっきお別れしたばかりのエイミーさんが、ショップのレジに立っていて、びっくり!!

 このターシャ・ミュージアムには、ターシャ・テューダーゆかりの品の展示室、ショップ、休憩コーナーなどがあり、ターシャの世界がコンパクトにまとまっている感じです。

 ショップは書籍が中心で、本、カード、カレンダー、マグカップなどが売られていました。

  
  
  

 ブラットルボローのホテルに二連泊。夕食は街のレストランでニューヨーク・ステーキでした。
 
 次の日はこのツアー、もう一つのお楽しみ♪
 映画「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ・ファミリーが最期に過ごしたトラップ・ファミリー・ロッジに行きました。。

ターシャのお家とお庭ツアー②

2017年07月08日 | アメリカ東海岸ターシャを訪ねて2017
 次は、セスにバトンタッチ。ターシャのお家の中を見学しました。

 セスは、日本語を独学で勉強していて、通訳なしで案内してくれます。
 時々、親父ギャグで笑わせてくれますよ。食野先生がおっしゃっていた通りでした。
 
 ターシャの家は1971年に着工、出来た瞬間から古びた家をというターシャの希望で、
 家具職人のセスが18世紀の工法を学び、たった一人で建てた家なのです。

 映像でも見ましたが、ターシャが日記代わりにしていた玄関脇の壁の落書き。
 セスさんは、これは好きじゃないと言います。

 バスルームの大きな鏡。
 おばあさんなのに、どうしてこんなに大きな鏡が必要なのかわからない、と言います。
 とても楽し気に・・・
 
 ターシャが座っていた椅子、ローストチキンを焼いた暖炉、絵の具が染みついたパレット、
 お花を飾った窓辺、アンティークのティーセット、手元を明るく照らしていた蜜蠟、
 全部、映像からの記憶と同じ。ターシャが生きていた時と何一つ変わっていません。

 セスが作ったターシャの温室、水汲みのための天秤棒が置かれた納屋、人形劇を披露した劇場、
 ターシャが子供たちと遊んだドールハウス、そのすべてがターシャの遺産。

 ターシャが最期の時を過ごした寝室に入ったとき、思わず涙がこぼれそうになりました。
 花はいつか散るもの。ターシャは死を静かに受け入れていたと言います。
 
 ただ、思う通りに歩んできたの、夢を実現するには忍耐も必要よ。

 2008年6月18日、偉大な絵本作家ターシャ・テューダーは92才で亡くなりました。
 ターシャが思い描いた夢は100冊以上の絵本となって、ずっと私たちの心に生き続けます。
 ありがとう、ターシャ。生きる喜びを教えてくれて!!
  
 
 青空の下で、エイミーさんたちが用意していれたターシャレシピのバッグランチを頂きました。 
  
 ショップに飾られたターシャの写真と手作りのお人形たち。
  
 ターシャ風のスカーフやエプロン、コーギーのぬいぐるみ、紅茶などが売られていました。
  

 セス、セスの奥さんマージョリー、ウィンズロー、エイミー、ウィンズローとエイミー夫妻の長女エリーちゃん。ターシャ・ファミリーに別れを告げて、ターシャが地上の楽園と呼んだコーギコテージを後にしました。ありがとう、ターシャ・ファミリー、いつまでもお幸せに・・・

ターシャのお家とお庭ツアー①

2017年07月07日 | アメリカ東海岸ターシャを訪ねて2017
 6月20日(火) ターシャのお家とお庭ツアー

 前日の雨も止んで、朝8時、いよいよターシャのお家とお庭ツアーに出発です。
 バーモント州の深い森のなか、、、としか知らされていないターシャの家。

 ツアーでこの敷地内に入れるバスは、年間6台だけ。

 森のなかをバスは進みます。
 ここはもうターシャの敷地です。と食野先生。

 バスを降りると、向こうの方から誰か歩いてきます。
 そう、セスです。ターシャの長男のセスが、私たちを迎えに来てくれたのです。

 セスと食野先生の後について、しばらく行くと、木造の家。
 ここは、ターシャの長女が住んでいた家で、今は改装して事務所兼ショップになっています。

 ターシャの孫のウィンズローのお嫁さん、エイミーが笑顔で迎えてくれました。
 ここで、ターシャ・ファミリーとお写真タイム。エイミーさん、可愛い!

 ターシャのお家とお庭は、版権の関係で撮影NG。なので、写真はありません。

 ここからグループに分かれ、ツアー開始です。
 私たちは、まずターシャの孫のウィンズローの案内でお庭見学。
 
 お庭に入っていくと 突然現れる、野の花の咲き乱れる草原。
 むらさき色のルピナス、可憐なデージー、風に揺れる無数の小さな花たち。
 映像のなかで、裸足で歩くターシャの姿が目に浮かびます。

 昨日の激しい雨で、お花が倒れちゃって・・・と残念そうなウィンズローさん。
 ターシャ亡き後、お庭の手入れを一手に任されているのです。
 ターシャとの思い出話を交えながら、丁寧にお庭を案内してくれました。
 
 お花で飾ったケーキを浮かべたあの小さな池、ターシャが腰かけてスケッチしていた石垣、
 時折聞こえてくるニワトリの声、ターシャがゆっくりゆっくり歩いていた花の小道。
 そして一番見たかった午後4時半にお茶を飲むことを日課としていたターシャのポーチ。

 コマドリの声、ローズマリーの香り、流れる雲、枯れ草だって目を楽しませてくれる。
 そんな小さなダイヤモンドの輝きに、気づかないでいるのはもったいないでしょ。
 だから、ゆっくりお茶を飲んで味わうの。生きているだけでもありがたいと思えるから。

 ターシャが目を輝かせながら座っていた、あのポーチ。

 そこに、ターシャがいないことが悲しかったです。
 ターシャが好きだった花柄のティーカップも赤いテーブルクロスも今はありません。

 梢を吹き抜ける風が、そっと通り過ぎていきました。

  
  

コンコード③ ウォルデン湖

2017年07月06日 | アメリカ東海岸ターシャを訪ねて2017
 ウォルデン湖はコンコードの南側のはずれにある大きな湖です。
 ここに、ソローの像とソローが建てた小屋(レプリカ)があります。
 
 ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(1817~1862)は、コンコード出身の思想家で、
 湖畔での2年間のストイックな体験を綴った「ウォルデン 森の生活」で知られています。

 ターシャの一番好きだった言葉が、ソローの言葉でした。
 夢に向かって自信を持って進み、思い描いたとおり生きようと努力すれば、思わぬ成功を手にするだろう 
 
 まさに、ターシャの生き方そのものでした。
 
 
 復元されたソローの小屋の内部は、極限までにシンプル。 
 
 ウォルデン湖は、水辺に憩う人たちで、にぎわっていました。

 ブラットルボローのホテルにチェックイン後、食野先生を囲んでターシャのお話をお聴きする時間がありました。ターシャと親しくされていた食野先生ならではの心温まる素敵なエピソードをたくさん話して下さいました。

 お夕食は、中華レストランへ行きました。
 そこで、隣のテーブルのアメリカの老紳士が、私たち6人の似顔絵を描いて下さいました。
 その絵のタイトルが、young women in the u.s.
  
 その方は、長く京都の大学で教えていた画家さんらしいのです。
 young women だなんて、みんなで大笑いしました。何とも楽しい出会いでした。
 その絵は、ツアーのメンバーのNさんがホテルに帰ってコピーして下さいました。

 夕方から激しい雨になりました。明日は、いよいよターシャのお家とお庭ツアーです。
 心配しながら眠りましたが、翌朝目覚めると、雨はすっかり止んでいました。

コンコード② オールド・ノースブリッジ

2017年07月05日 | アメリカ東海岸ターシャを訪ねて2017
 オールド・ノースブリッジは、独立戦争の火ぶたが切って落とされた場所です。

 1775年4月19日。
 植民地軍400人とイギリス軍90人がコンコード川を挟んで対峙。
 イギリス兵の発砲で戦闘が始まったと言われています。
 
  
 今はカヌーが浮かぶのどかな水辺ですが、橋の北側には、ミニットマン(民兵)の銅像。  
  
 コンコードの戦闘を記念して、英国兵士を悼む鎮魂碑やオベリスクが建てられています。
  
 前後しましたが、ランチはコンコードの町のレストランでチキンポットパイを頂きました。