メルヘン街道は、グリム兄弟ゆかりの町をつなぐ街道です。
偉大なグリム兄弟の足跡を辿って・・・
1785~86 役人の父のもとに、6人兄弟の長男としてヤーコブが、
翌年、次男ヴィルヘルムが、ハーナウに生まれる
1791 父の転勤で、家族はシュタイナウに移り住む
1798 2年前に父が亡くなり、兄弟はカッセルに住む母の姉に引き取られる
ギムナージウムに通学し、大学進学を目指す
1802~03 兄弟はマールブルク大学で法律を学ぶ、恩師サヴィニー教授と出会う
大学を終えると、その間に母と弟妹が引っ越していたカッセルに戻る
1809 ゲーテと交遊を深める
1812 「子供と家庭の童話集」出版 86話
1815 続いて70話を第2巻として出版
この第1巻と第2巻が「グリム童話」の初版本となる
1816 「ドイツ伝説集」出版
1819 ヤーコブ「ドイツ語文法」(第1部)出版 高く評価される
1825 ヴィルヘルム結婚
1830 兄弟はゲッティンゲンの大学で教授となる
1837~38 ヤーコブはカッセルに戻る、翌年ヴィルヘルムも戻る
「ドイツ語辞典」の編さんに着手する
1841 兄弟はベルリン大学の教授となり、「ドイツ語辞典」の編さんを続ける
1859 ヴィルヘルム、73歳で生涯を閉じる
1863 ヤーコブ、78歳で生涯を閉じる 兄弟はベルリンのマテーイ教会墓地に眠る
グリム兄弟は童話の編さん者として、その偉業は知られていますが、
二人とも著名な言語学者であり、ドイツ文学者でもあったのです。
「ドイツ語辞典」は、その後、多くの学者に引き継がれ、1961年に完成しました。
フランクフルトの写真はほとんどありませんので、旅のアルバムはこれで終わりです。
ツアーでご一緒だった皆様、途中で病気になり、大変お世話になりました。
本当に、本当に、ありがとうございました。
グリム兄弟生誕の地ハーナウに建つ銅像 ハーナウで一家が暮らした家
グリム兄弟記念室があるシュタイナウ城 シュタイナウ城の入り口のレリーフ
童話をモチーフにした噴水がシュタイナウの中心 グリム兄弟の家は博物館になっています
ゲーテ作「若きウェルテルの悩み」の舞台ヴェツラーのロッテの家 壁面に描かれた小説のシーン
兄弟が通った大学があるマールブルク、木組みの家が美しい 兄弟が下宿していた家
マールブルク大学の恩師サヴィニー教授の家 兄弟が通ったサヴィニー教授の家への道
マールブルク城からの眺め エリザベート教会の正面のレリーフ
カッセルは兄弟が一番長く住んだ町 カッセルのグリム博物館は、2015年9月オープン
この5冊が、グリム童話の初版本だそうです 童話の語り部フィーメンニンは農家の女性
カッセルにあるヴィルヘルムスヘーエ庭園、山頂のヘラクレス像から流れ出た水が大噴水になるそう