警察の介入で、大人は動く。

中学校、いじめ隠蔽？「単発的なけんか」と報告

●相模原市内の市立中学校で、３年生の少年（１５）が同級生の男子生徒（１５）に重傷を負わせたとして逮捕される事件があり、市教育委員会は１０日、中学校が男子生徒への継続的ないじめを隠蔽していた疑いがあるとみて調査に乗り出した。少年は１０月１７日の昼休み中、校内の廊下で男子生徒の顔をひざ蹴りし、鼻骨骨折の重傷を負わせた疑いで今月６日、神奈川県警に傷害容疑で逮捕された。男子生徒は県警に対し、「入学以来、１０人前後の同級生から暴行などのいじめを受けていた」と説明。今年９月には別の少年から腹を蹴られ、一時呼吸困難になって病院に運ばれたこともあったという。中学校はこれらの事案を把握しながら、「いずれも単発的なけんかなどで、いじめとは捉えていなかった」として市教委に報告していなかった。市教委は「いじめを校内で隠蔽しようとした疑いがある」として、指導主事２人を中学校に派遣。校長らから事情を聞いている。

YOMIURI ONLINE より引用した。今年はこんなにも「いじめ」が社会現象にまでなったというのに学校というところは少しも変わってないのだな、と感じさせる記事だ。単なる喧嘩と捉えるのと「いじめ」と捉えるのでは、のちのちの先生方のそれに関わる時間が違ってくる、有り体にいえば「いじめ」と考えると、その分忙しくなる、ということなのか。市の教育委員会は、滋賀県の大津市の例で懲りたのか、積極的に仕事をしようという雰囲気で、立派だ。ただ、この事件も警察の介入があったればこそだ。我が子が被害を受けたら、それが学校の中であれ外であれ、警察に届ける、そうすれば大人も動かざるを得なくなるということなのだろう。

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「地獄に落ちる」よ…。

難病支援装い募金活動 詐欺容疑でNPO理事ら5人逮捕

●実在する難病の女児（５）の支援を装って街頭で募金活動をし、現金をだまし取ったとして、大阪府警は１０日、ＮＰＯ法人理事の中村穣次（じょうじ）容疑者（３２）＝大阪市東成区＝ら男５人を詐欺容疑で９日に逮捕したと発表した。昨秋ごろから同様の虚偽の募金活動をしていたとされ、１日あたり数万円を集めていたとみられる。中村容疑者らはオレンジ色のＴシャツやオレンジと白の帽子をかぶり、南海・難波やＪＲ天王寺などの駅前でも同様の募金活動をしていた。女児側に募金で集めた金は渡っていないという。 法人登記簿によると、ＮＰＯ法人は、大阪市住吉区の「Ｗ．Ｓ．Ａ」で、難病患者や家族の支援などを目的とし、８月に設立された。

朝日新聞デジタルより引用した。確か、以前に緑の上着を着た同じような偽物の「募金集団」が話題になったことがあったような気がする。その事件ではアルバイトの子を募集して募金活動をさせていたように記憶しているが。今回はNPO法人か。私はそのへんの事情には疎いのだが「NPO法人」と聞けば、まさかその看板を隠れ蓑に悪事を働いていると考える人は少ないのではないだろうか。情けない話だが、悪い奴はどこにでもいるということか。それにしても人の善意を利用してお金儲けをするとは、昔風に言えば「そんなことをしていると地獄に落ちるよ…」というところだろう。

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果たして犯人は…

「ロト6当選番号教える」2700万円詐欺被害

●兵庫県警洲本署は７日、洲本市内の介護士の女性（６７）が、数字選択式宝くじ「ロト６」の当選番号を教えると持ちかけられ、約２７００万円をだまし取られたと発表した。同署は詐欺事件として捜査している。発表によると、女性の自宅に１０月５日、「当社の会員になれば、ロト６の当選番号の情報が得られる」などと男の声で電話があった。女性は１０月６日～１２月３日に計１７回、１０００円～４００万円を、会員登録料や情報提供料名目で指定された複数の口座に振り込んだという。女性は男から「当選番号」とされる番号を２回教えられたが「こちらがいいというサインを出すまで買ってはいけない」などと言われ、ロト６は一度も購入しなかったという。女性は、不審に思った知人からの指摘で同署に相談、６日に被害届を出した。

YOMIURI ONLINE　より引用した。先日「詐欺ほどいい商売はない？」というブログを書いたばかりだ。結論としては「おいしい話などない」と肝に銘じることだと思うのだが、またその種の事件の登場だ。騙された67歳の女性には同情するが、「お金持ちなんだなあ…」というのも正直な気持ちだ。果たして犯人は捕まるのだろうか。

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大きな気持ちで社会に送り出してやって欲しい。

ドラフト指名の高3、無免許・速度超過で赤切符

●今年のプロ野球ドラフト（新人選手選択）会議で指名された首都圏の高校３年男子生徒（１８）が、無免許運転で速度超過をしたとして交通切符（赤切符）を交付されていたことが７日わかった。高校は、６日付で無期限の謹慎処分にした。高校によると、生徒は３日、免許を持つ同級生（１８）の車に同乗して東京都内をドライブ。教習所で仮免許を取得しただけだったのに途中で運転を代わり、４日午前０時４０分頃、東京湾アクアラインで法定速度（時速８０キロ）を２９キロ超過したとして覆面パトカーに検挙された。高校は記者会見で、生徒の反省文を読み上げて謝罪。野球部監督は「社会人として立派に生きていけるように指導していたが、伝わらなかったようで悔しい。本人は十分反省している。許されるなら、指導をし、プロの道に進めるよう何とかしたい」と話した。

YOMIURI ONLINE より引用した。未成年の高校生がお酒を飲んだ、などと違って無免許運転は交通事故を起こす可能性があり、それによって他人を巻き込むなど、同じ違反でもちょっと悪質度が高い。しかし、ここは野球部の監督が「指導をし、プロの道に進めるよう何とかしたい」と言っているように、私もそれでいいのではないかと考える。彼を指名したとされるプロ野球球団もマスコミからはくだらない質問をされるかもしれなうが、ここは大きな気持ちで彼の将来を開いてやって欲しい。学校も球団もこのことで彼の将来を閉ざさないでやって欲しい。これから先に、同じことを繰り返すようなことがあれば、その時に社会からつまみ出せばいいのだから。

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詐欺ほどいい商売はない？

願望叶う腕輪・邪気払う石…詐欺容疑で7人逮捕

●架空の宗教団体をかたり、祈祷料名目で現金をだまし取ったとして、埼玉県警などは６日、東京都品川区大崎、会社役員籾山大輔（３０）、豊島区池袋本町、無職花輪光（２１）ら７容疑者を詐欺容疑で逮捕したと発表した。発表によると、７人は架空の宗教団体「大昌院」名義で「祈祷師が念を込め、願望が叶うブレスレットを期間限定で特別に無料提供する」と書いたダイレクトメールを送付。１０月１０～１９日、電話してきた鹿児島県の会社員男性（５７）から会員登録料３万円をだまし取り、さらに「邪気を払うために特別な石が必要。１個５０００万円するが、特別に５０万円で提供できる」とうそを言って５０万円を振り込ませた疑い。籾山、花輪両容疑者は１０月、フィリピンでのエビ養殖事業を装った「ワールドオーシャンファーム」（破産）の巨額詐欺事件の被害者へ損失補填(ほてん)を名目に、未公開株の購入を持ちかけて現金を詐取しようとしたとして、詐欺未遂容疑などで逮捕されていた。

YOMIURI ONLINE より引用した。詐欺罪は刑法246条で10年以下の懲役に処すると定められている。ただ「騙された」ことを立証するのがむつかしいようだ。騙した方の弁護士は手を変え品を変えて、「騙すつもりはなかった」「被告の方も騙されていた被害者だ」などと、反論してくるだろうから。だから、刑務所に入ったとしてもすぐに出てきて同じような事件を繰り返すのではないか。要は、身入りのいい「楽な商売」ということなのだろう。記事の詐欺も振込め詐欺でも同じだが、騙される被害者の方が「誰かに相談する」「被害者にならないし加害者にもならない」「おいしい話などない」ということを肝に銘じる意外、この種の犯罪を無くす方法はないのではないだろうか。

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「よくやった」北海道教育委員会

盗撮・児童ポルノ動画…不起訴2教諭を懲戒免職

●北海道教育委員会は５日、女性のスカート内を盗撮した稚内市立中学校の男性教諭（３７）と、インターネットで児童ポルノ動画を閲覧できる状態にした歌志内市立中学校の男性教諭（３６）をそれぞれ懲戒免職処分とした。道教委などによると、稚内の男性教諭は今年１０月、道迷惑防止条例違反（盗撮）の疑いで現行犯逮捕され、歌志内の男性教諭は同９月に児童買春・児童ポルノ禁止法違反（公然陳列）などの疑いで逮捕された。その後、いずれも不起訴となった。道教委は「不起訴の理由は嫌疑不十分ではなく、（道教委による）処分があることなどを受けたもの」としている。

YOMIURI ONLINE より引用した。先日、酒気帯び運転をしたとして懲戒免職になった教諭が裁判で懲戒免職の取消を勝ち取ったことに対し「長野県教育委員会は控訴をしないで」というブログを書いたが、今日の記事では北海道教育委員会に対して「よくやった」と言いたい。2人の教諭は裁判に訴えてくる可能性もあるが、こんな人間が教職についていること自体が異常なのだ。もちろん、犯罪を起こさない範囲でどんな趣味を持とうと、個人の自由ではあるが、その趣味が表に出るようでは、先生という仕事には向かない。そんな先生に教えられる生徒が哀れだ。

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この判決でいいのだろうか？

男と共謀、幼い娘2人に熱湯かけた母に有罪

●長女（当時６歳）と次女（同５歳）に熱湯をかけてやけどを負わせたとして、傷害罪に問われた静岡県藤枝市平島、無職中野祐佳被告（３０）に対し、静岡地裁（高橋孝治裁判官）は４日、懲役２年、執行猶予３年（求刑・懲役２年６月）の判決を言い渡した。中野被告は罪状認否で「覚えていない」と供述し、弁護側は男との共謀がないとして無罪を主張していた。高橋裁判官は、男が法廷で述べた「自分が先に、中野被告が続いて熱湯をかけた」との証言について、医師の証言と矛盾しないことなどから信用性が高いと判断した。その上で、高橋裁判官は「怒りにまかせ、抵抗できない幼子に過酷な暴行を加えた犯行は悪質」と指摘。男と縁を切り、再犯の恐れは少ないとして執行猶予を相当とした。

YOMIURI ONLINE より引用した.「男と縁を切ったので再犯の恐れはない」ので執行猶予3年という判決は安易すぎないか。無職のこの母親と2人の娘を一緒に生活させて大丈夫なのだろうか。それとも2人の娘は違う場所で生活をするのだろうか。願わくは、懲役2年ぐらいの判決で母親には刑務所内で仕事を身につけさせ、娘2人は児童養護施設などで生活をさせるほうがいいような気がするのだが。

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61歳でも仕事はある。

同居男になりすまし…保護費不正受給でもひl、男女逮捕

●生活保護費約２５０万円を不正受給したなどとして、大阪府警住吉署は３日、大阪市住吉区苅田２、無職緒方ちえ子（６１）、同、同荘(かざり)利雄（６１）両容疑者を詐欺の疑いで逮捕、送検したと発表した。発表では、緒方容疑者は同居の男性がいなくなり、受給中の保護費が減額されるのに、男性の不在を役所に申告せず、２００９年１０月頃までの約３年９か月間、保護費約２５０万円を詐取した疑い。さらに両容疑者は共謀、荘容疑者が男性になりすまし、０７年４月～０９年９月頃の間の医療費約９万円の支払いを免れた疑い。２人は容疑を認め、緒方容疑者は「少しでも多くもらいたかった。保護費はパチンコなどに使った」と話し、荘容疑者は「緒方容疑者から医療費が無料になると言われた」と供述。２人は同じマンションに住み、顔見知りだった。

YOMIURI ONLINE より引用した。先日、反貧困ネットワーク事務局長の湯浅氏が今度の選挙は弱者や若者の貧困を社会が抱え込んで解決していこうという陣営とそれらを自助努力に求める陣営のどちらを選ぶかの選挙である、という趣旨のことを新聞で述べていた。私も今の若者の貧困は彼らの怠惰にだけあるのではないということはよく理解できるのだが、新聞で連日のように繰り出される生活保護費の不正受給の記事を読まされては、すんなりとその意見には乗っていけない部分もある。もっとも今日引用した記事は若者の不正受給ではなく、私と同じ年の人間の犯行だが。それはそれで、情けない話だ。61歳だって必死に探せば仕事はあるものだ。

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市民団体の要求は、最もだ。

「橋下市長、選挙を優先」　市民団体、給与返還求める

●日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長が市の職務に従事せず、衆院選に向けた全国遊説を続けるのは不当だとして、市民グループ「見張り番」（松浦米子代表世話人）が３日、市監査委員に市長給与の返還や将来の給与の差し止めを勧告するよう請求した。請求書では、橋下氏が維新代表代行に就任した１１月１７日以降の１７日間のうち１３日が「公務なし」で、選挙活動を優先していると指摘。地方自治法のほか、橋下氏自身が７月に成立させた組織的な選挙活動への関与を禁じる条例の趣旨にも反するとし、１１月１７日以降に支給された市長給与は違法、不当な支出だと主張している。

朝日新聞デジタルより引用した。この市民団体の要求は、もっともだ。橋下市長もそうだが、松井大阪府知事も同様だろう。彼らが実施している「給与のカット」はまた別問題で「橋下さんは職務放棄をしているのに等しい」という言い分は的を得ている。選挙活動に専念したいのなら、辞表を出してからにして欲しいものだ。まさか、ぎりぎりで「自分が立候補をする」というようなパフォーマンスはしないとは思うが。

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控訴はしないで。

7時間半後の酒気帯び、元教諭の懲戒免職取り消し

●酒気帯び運転したとして懲戒免職となった長野市の元中学校教諭の坪井香陽さん（４３）が長野県を相手取り、処分の取り消しを求めた訴訟の判決が３０日、長野地裁であった。山本剛史裁判長は「処分は著しく妥当性を欠き、裁量権を乱用したもので違法」として懲戒免職処分の取り消しを命じた。判決では〈１〉飲酒後に約６時間半の睡眠を取り、約７時間半後に運転した〈２〉事故は起こしていない〈３〉財布の紛失届のため自分で車を運転して交番に行った――などの行動から故意の酒気帯び運転ではないと判断。「極めて軽率な行為だが、相当の時間経過後に運転した場合に該当し、免職とするべき事情はない」と結論付けた。県側は、呼気１リットル当たり０・３ミリ・グラムと高い濃度のアルコールが検知されたことなどを理由に処分は妥当だったと主張していた。県教委の山口利幸教育長は「主張が認められず遺憾。判決文の内容を十分検討し、対応を検討する」とのコメントを出した。

YOMIURI ONLINE より引用した。出来ることなら、長野県と長野県教育委員会が「控訴」しないことを願う。確かに県の指針どうりに処分を検討すれば警察に摘発をされたのだから「懲戒免職」となるのだが、記事を読む限りにおいては2〜3ヵ月の停職がいいところだろう。処分をすぐには出さないで自宅待機などにして、裁判の結果を見守るというような対応は取れないものだろうか。

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