7時間半後の酒気帯び、元教諭の懲戒免職取り消し
●酒気帯び運転したとして懲戒免職となった長野市の元中学校教諭の坪井香陽さん(43)が長野県を相手取り、処分の取り消しを求めた訴訟の判決が30日、長野地裁であった。山本剛史裁判長は「処分は著しく妥当性を欠き、裁量権を乱用したもので違法」として懲戒免職処分の取り消しを命じた。判決では〈1〉飲酒後に約6時間半の睡眠を取り、約7時間半後に運転した〈2〉事故は起こしていない〈3〉財布の紛失届のため自分で車を運転して交番に行った――などの行動から故意の酒気帯び運転ではないと判断。「極めて軽率な行為だが、相当の時間経過後に運転した場合に該当し、免職とするべき事情はない」と結論付けた。県側は、呼気1リットル当たり0・3ミリ・グラムと高い濃度のアルコールが検知されたことなどを理由に処分は妥当だったと主張していた。県教委の山口利幸教育長は「主張が認められず遺憾。判決文の内容を十分検討し、対応を検討する」とのコメントを出した。
YOMIURI ONLINE より引用した。出来ることなら、長野県と長野県教育委員会が「控訴」しないことを願う。確かに県の指針どうりに処分を検討すれば警察に摘発をされたのだから「懲戒免職」となるのだが、記事を読む限りにおいては2〜3ヵ月の停職がいいところだろう。処分をすぐには出さないで自宅待機などにして、裁判の結果を見守るというような対応は取れないものだろうか。
今日の一枚は、「今年の紅葉」です。