写真を中心に

毎日1枚の写真と1本の記事を掲載しています。

立派なNPO法人

2010-10-18 | ニュース 社会

<追跡・累犯>/5仕事も身寄りもなく遠い「人並み」 帰る場所さえあれば

●住み込みの仕事を失い、8カ月の路上生活を送った男性(65)がいる。昨年8月、3日間何も食べない空腹から、スーパーでおにぎりなどを万引きして逮捕された。宮澤さんは弁護士に依頼され、警察の留置場で男性と面会した。仮住まいを確保し、検察や裁判所に「帰住先あり」との支援計画を提出。判決は実刑ではなく、罰金刑に落ち着いた。男性は留置場で「釈放されてもまた捕まる」とやけ気味だった。だが、釈放後に提供された住まいには新しい布団があり、お湯も出た。「人並みの人間になれた」。そう思ったという。こうした活動は検察側に変化をもたらしている。さいたま地検の関係者は「帰住先があることで起訴猶予にした事件もいくつかあった」と明かす。ある検察幹部は指摘する。「万引きで実刑というのは刑罰のバランスとしてどうか、検事も悩む。刑事処分を決める上で選択肢が広がる動きはありがたい」

昨日と同じく毎日com. からの引用です。NPO法人の活躍で記事にあるように徐々にではあるがお年寄りや知的障害のある者が空腹から窃盗などの犯罪を犯しても刑務所には行かないですむような体制が確立されてきているようだ。「行き先がないから出所してすぐに食堂でビールを飲む。無銭飲食で刑務所に帰れるよ」という言葉が記事中にあるように、今までの国としての対応がおかしかったのだろう。もちろん、犯罪を犯す人間が一番悪いのは間違いのないことだが。たぶんお金の面から考えても、犯罪を繰り返す人を更生の道へ、独り立ちできる道へ導くほうが安く上がるのではないだろうか。

今日の一枚も、「秋の風景」です。

にほんブログ村 写真ブログへでは「デジタル一眼レフカメラ」欄に
にほんブログ村 その他日記ブログへでは「ひとりごと」欄に掲載されています