失なわれゆく風景

多摩地区周辺の失われた風景。定点撮影。愚問愚答。

宮ヶ瀬ダム下流 石小屋・愛川大橋

2007年09月10日 | 失われた風景

<<石小屋ダム(宮ヶ瀬ダムの副ダム)から下流方向を撮影。撮影日2007年9月2日>>

<<ダム完成以前に石小屋付近(中津川右岸)を通る道。これは既に工事用道路だったかもしれない? 撮影日1991年8月18日>>

<<愛川大橋から上流方向を撮影。この付近はダムの下流であるため水没していない。撮影日2007年9月2日>>
 
 以前にベアトの幕末写真を取りあげ宮ヶ瀬ダムによる水没前の神奈川県清川村の風景をほんのちょっと載せました。今回は、ダム堰堤下流側の愛川町の愛川大橋と石小屋を取りあげます。
 ダム完成前にビデオを撮りにいったのが1991年8月でした。その10年後くらいにダムが完成してどう変わったかを見に行きました。そのとき愛川大橋から見た中津川の水がずいぶん濁っていて、「やはりダムの影響か」と思いました。ただこの時は冬だったため、夏の写真で比較しないといかんなと思っておりました。
 というわけで今回の比較です。8月のタイムスタンプはとりそこねましたが9月2日撮影ということで夏の写真といたします。撮影ポイントはご覧のとおり正確に同じではありません。
 
 
<<愛川大橋上流から上流方向(上の2枚)と下流方向(下の2枚)を撮影>>


 結論としては、川の水は澄んでおりました。水質データや川の生物相の変化など詳しいことはわかりませんが、見た目の透明感は合格点ではないかと思いました。


<<愛川大橋上流1991年8月>>

 1991年8月の時点で「石小屋を通って清川村方面に向う道路は」工事のため通行止めになっておりました。ただ現在の県立あいかわ公園のあたりには行くことができ、ダム堰堤の予定地ではないかと見当をつけた方向を撮影しました。この撮影地点がどこだったか正確にプロットできていませんが、現在のダム堰堤の写真と並べてみます。
  

<<左:石小屋付近の中津川左岸斜面の中腹から上流方向を撮影したもの
 右:現在の宮が瀬ダム堰堤。手前の水面は石小屋ダムの水
   写っている山は同じかどうかまだ確かめていません>>
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