負けてらんにぇ ! みんなでなんとかすっぺ !!

南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

邂逅(かいこう) ・・・ 一番たしかな幸福

2012-07-13 22:05:00 | 原発震災避難者


散歩



求めるもののないところに

邂逅 ・・・ ということは起こりえません。


これは人的な関係だけでなく

書物によっても 同じことが可能です。


生涯のある時期に ある書物に触れて

目を開かせられる場合があります。



私は こうした邂逅を

・・・ 一番たしかな幸福だ と思います。



  * 邂逅 : 思いがけなく出あうこと。










乱世 ・・・ 感覚麻痺

2012-07-13 20:14:18 | 原発震災避難者


散歩



現代は ・・・ 乱世です。


至るところに 奇々怪々な言動や風俗がみられますが ・・・

それを 化物として感ずるためには

つねに 新鮮な好奇心をもっていなければなりません。


「 驚く 」 ということが大切なのです。


驚くべきことが多いのにも拘らず 驚かないのは ・・・

我々の感覚が麻痺している証拠ではないでしょうか。










独楽(こま)のように ・・・ 3.沈黙の尊さ

2012-07-13 15:27:02 | 原発震災避難者


散歩



釈尊は 大河のように生きよ

そうした人は かならず世間も大事にする ・・・ と教えます。



大事業をなす人 ・・・

りっぱに子どもを育てる親 ・・・
 
そうした人たちは けっして一喜一憂したり

自分の仕事に焦立ちをもったりしません。


あれもしたい これもしたいという欲にふり回される 小川のような人は

・・・ 何か一つのことを達成することはできません。



もちろん 動き回り 働くことはよい。


しかし 独楽をみてください。

本当に 完全に活動しているときは

・・・ 「 静けさ 」 しかないではありませんか。


「 独楽 」 とは 独り楽しむと書きます。


うなりをたててまわっている独楽は

・・・ なまじ 身を動かさず 音もたてない。


優秀な自動車エンジンは ・・・ 静かです。

安物エンジンは ・・・ 轟音をたてる。


喧騒な人生には ・・・ 深みがない。



沈黙の尊さを忘れた私たちに

釈尊のことばは ・・・ 鋭い反省を求めているのですね。




( 再掲 )

底浅き小川は音を立てて流れ

満水の河はおのずから静かなり

                ( スッタニパータ )










独楽(こま)のように ・・・ 2.ケチな人生 ・ 静寂の人生

2012-07-13 12:19:06 | 原発震災避難者


散歩



ひとは不安だと たえず何かをつぶやき 語りかけてきます。

自分の気持ちが不安定だと 雑念が浮かび これを口に出したがります。



いまの社会がおしゃべりなのも 時代の不安を現しているのです。


この底の浅い小川のような人生を送っている人は

おそらく 自分の仕事に全身をうちこんで

充ちたりた 「 現在(いま) 」 に生き抜いていないはずです。


自分の河底を深くし 満々と流れる大河のように音も立てず

自信をもって自分の仕事を掘り下げている人は ・・・ 燃焼しきっています。



いったいどちらが ・・・ まことの人生なのでしょうか。


自分の衣食住(くらし)や 金や 名誉にかかわりあって

たえず水音をたてているケチな人生と ・・・

ひとり わが仕事に没頭する静寂の人生と ・・・

いずれを ・・・ 私たちはえらぶべきなのでしょうか。










独楽(こま)のように ・・・ 1.饒舌と沈黙

2012-07-13 07:55:47 | 原発震災避難者


散歩



底浅き小川は音を立てて流れ

満水の河はおのずから静かなり

                (スッタニパータ)



私たちのまわりには 自分の生活について

いつも ぶつぶつ文句ばかりいったり

不平不満を ことばや態度にあらわす人がいます。


その反対に 満ち足りた気分で生き抜いている人もいます。

そうした人は 他人をねたんだり

意味のない文句不平を 口に出したりしません。


この二つのタイプの人間 それを河にたとえ

「 底浅き小川の音 」 と 「 満水の河の静けさ 」 とに分けられたのです。



饒舌と沈黙 ・ 騒音と静けさ。

このちがいの中に 釈尊は

・・・ 人間の浅さと 深さとをよみとられたのですね。










むらなくやりとげる ・・・ 一途に 息長く

2012-07-13 04:45:31 | 原発震災避難者


散歩



初めも善(よ)く  中も善く  終わりも善し     (律大品)



たいていの人は 初めは善く  中はやや善く  終わりは悪し

・・・ となってゆくものです。



人間の心は ころころ転がって動くことから

・・・ 「 こころ 」 というのだそうです。


初心をつらぬき通せる人は 決して多くはありません。



図書館で本を借りてみるとわかります。

最初の部分は 手垢で黒く汚れていますが

・・・ 最後の方にくると 真白です。


マラソンでも スタートにダッシュした選手は

・・・ たいてい 落伍しています。



初めも  中も  終りも善くゆく ・・・ ためには

よほど 強い意志と無理のない節制

自分にたいするコントロールがなくてはなりません。



人生の青年期に いくら活躍しても

晩年になって 薄汚く老いこんでしまうのは

もっとも醜く ・・・ もったいないことです。



一生のプログラムをつくったなら ・・・

初心をつらぬき 首尾一貫

途中でへこたれず 左右に迷うことなく 一途に 息長く

むらなく ・・・ やりとげることですね。










生きかたの富 ・・・ 蓄積

2012-07-13 00:02:18 | 原発震災避難者


散歩



企業の生き残り戦術も

個々人の日常における生き方も

根本においては 同じはずです。


しかし 企業人から家庭人にかえってしまうと

おカネを蓄えることは心がけますが ・・・

その背面の 「 信用 」 を貯めることは 忘れがちです。


いわば モノの富を追求することはあっても

「 生きかた 」 の富を蓄積する発想はかえりみられません。


これでは 「 人生の舵とり 」 はうまくいかないのではないでしょうか。