負けてらんにぇ ! みんなでなんとかすっぺ !!

南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

塾 ・・・ 受苦

2012-07-04 20:41:29 | 原発震災避難者


遠足



現代との比較においていうかぎりは

むかし( 戦前 )の母親たちは 5人なり8人の子たちを

「 無為自然 」 に育てたものです。

こまかいところにまで 手出し 口出しをする暇がなかったからですが

その無為のおかげで 子どもたちは スクスク ノビノビと

・・・ 自然に( ゆがめられないで )育つことができました。


かまわれすぎる子たちを ・・・ 私は 不幸だと思います。


「 塾 」を いちがいに悪いといえないでしょうが

親が 必要のない欲や心配から 子らを これに「 駆り立てる 」のは

・・・ 「 有意 」 がすぎるのでしょう。


拙宅の近所にも 幼稚園児を 算数の塾へ 小一の子を英語塾へ ・・・

というような 「 教育熱心 」 な母親たちがおわします。

ご尊顔を拝したてまつると

「 柔弱 」 な福相とは ・・・ お世辞にも申せないようです。



結果は どうなるでしょうか?

こと 志にそむいて

「 じゅうぶんに遊ばせないと 子どもは馬鹿になる 」

( 英国の俚諺 = 「 正言ハ反ノゴトシ 」 )

・・・ を 地でゆくことになりはしないでしょうか。


ある落語家いわく

「 塾通いの過ぎた子は 人間的には 半熟未熟に終わりやすい 」

・・・ なるほど ナルホド。


まして 子どもにとって 塾は ・・・ 受苦 にすぎません。










霊魂不滅といいますが ・・・ 仮りの世

2012-07-04 17:02:56 | 原発震災避難者


遠足



たしかに 「 人生は 一場の夢 」とは
 
実感として 抱きうる感慨ですが ・・・

夢では あまりに頼りない ・・・
 


霊魂不滅という その永遠なる霊の世界は あるかもしれません。

しかし あるとしても 確かめようのない話です。


それよりも ・・・ 生きている今が大事じゃないですか。

そう考えが地の上に戻ってきます。


とくに 日本人のばあい

現世を楽しむのが もともとのメンタリティーですから

・・・ どうしても そうならざるをえませんね。

無常感に甘え おぼれていたら ・・・ 働く気力もなくなります。


ヤマトダマシイが頭をもちあげる ・・・ というところでしょうか。



「 仮りの世を仮りの世じゃとてあだにすな

仮りの世こそはおのが世なれば 」


この世を 仮りの世というけれど

この世をのぞいて ・・・ どこに我が世があるというのか。

だから この世をいいかげんに生きてはならん

・・・ そう説いています。


下の句 ・・・ とくにいい と思いますね。










二度と死なぬぞ

2012-07-04 15:20:16 | 原発震災避難者


遠足



白隠禅師の歌に


「 若い衆(しゅ)や死ぬがいやなら今死にゃれ

いちど死んだら二度と死なぬぞ 」


「 死にたい 」 も 「 死にたくない 」 も

五尺のこの身を自分のものと思う ・・・ その我執から生じます。


その我執を いま放ってしまえ( 今死にゃれ )という。

小我を殺せ ・・・ というわけです。


いちどそれをやってしまえば 死は超越できます。


超越できたら ・・・ 生も 死もありません。

生もよし 死もまたよし ・・・ ということになります。


「 二度と死なぬぞ 」は ・・・ そういう意味でしょうね。










生きてゆくより シャーナイ

2012-07-04 12:46:20 | 原発震災避難者


遠足




「 自分まで こんな不思議な人間に

生まれてこようとは 当てにせなんだ 」



人類とは 人に生まれたという運命を共有する運命共同体である

・・・ と言えます。


どういう因縁によってか 自分もまた その一員である。

このへんのところに 思考の原点をおいて

ときには 深く自己存在について思いをいたせ

・・・ 歌は それを求めているのでしょうか。


「 自分まで 」 の 「 まで 」 に デリケートな味わいを感じます。



「 当てにせなんだ 」 けれど 生まれたものはしかたがない。

・・・ 生きてゆくより シャーナイ。


どうせ生きるなら シブシブでなく よろこんで生きたほうが得

・・・ ということになりますかね。



* 内部被ばく検査 ・・・ 終了しました。










ワビシイ歌 ・・・ 一服の良薬

2012-07-04 06:37:03 | 原発震災避難者


身辺



来しかたも行方(ゆくえ)も知らずひとりきて

ひとり消えゆくうたかたの夢


ずいぶんワビシイ歌で

いつもこんなことばかり思っていたら 気がめいってしまいそうです。


しかし こういう感じ方も 人間的な心情の一面であるし

この世知辛い俗世で ドサドサ バタバタ生きている身には

たまには こういう想いにひたってみることも 一服の良薬と ・・・

そう思って ・・・ とりあげてみました。



本日 新潟市で 「 内部被ばく検査 」 を受けます。