2020/10/21
カーテンの隙間から射しこむ薄い陽光で目覚める。
布団の中かの温もりからなかなか抜け出せないでいる。
ルナがさかんにわたしの枕元をいったりきたりしている。
そのうち遠慮がちな、小さな声で鳴きだす。
さすがに可哀想になって起き上がると、ルナは一目散にキッチンに駆けこむ。
ルナは肥りやすいので「ROYAL CANIN」を計って与えている。
計っているあいだわたしの手にさかんにすりスリしている。
「ルナちゃんいつもすりスリしてくれるといいのだけどね」
ルナはあまり甘えることをしない。
九か月ちかくペットショップのケージで過ごして、人に甘えることをしらないのかしら。
ペットショップに行くと、ルナと同じように八か月過ぎてしまっている猫ちゃんがいる。
可哀想でみていられない。
何とかならないものなのか。
猫ちゃん達に会いたいけど、可愛そうで会いに行けない。
ルナがわが家にきて一年八か月になる。
あまり遊んであげられないが「ルナ幸せ」?
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