リリの小さな冒険

リリは家の中で飼っていた。
ある日脱走して、外の世界の楽しさをあじわってしまった。
それからというものドアのあく音がすると走り寄ってくる。
足にまっわり鳴いて外に出してとせがみます。
あまりにも上手に上目づかいにねだるので「１日１回よ」と出してあげることにした。
庭を端から端と飛び回っている。
リリと呼ぶとかならず姿を現わします。
ある日のリリ。

　　「mima、お庭で何しているの」
　　

　　「リリもお庭にでてあそびたいなぁ」
　　

　　「わぁうれしい、ありがとう」
　　

　　「あれ、なんだろう？」
　　

　　

　　「飛んじゃった」
　　

　　

　　「わたしも空を飛びたいなぁ」
　　

　　

　　

　　

　　

　　「たくさん遊んだので喉が渇いたなぁ」
　　

　　「ああ、楽しかった」
　　

　　　　
　　　　　
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