初場所の後に泪す野人かな竜のごとく勢いのある青年がモンゴルから日本にやってきて、
相撲界の湖の中で、あれよあれよと言う間に平成の大横綱に
までなり、大活躍を続けました。しかし今初場所で優勝のお祝いを
したまでは良かったのですが、泥酔の上での暴行事件が発覚し
しかも、今までの度重なる品性の問題、嘘の発覚などで厳重注意や
処罰も受けたりの横綱に値しないと批判も多かった人でした。
先日「責任を自覚して引退」したということですが、勿論理事会から
促されてのことでした。泪を見せた引退の会見では、土俵の上でのあの
独特の鋭い闘志の野人とは違い、感情はやはり普通の人の子でも
あるのだなと思いました。若くしてその道の頂点に出世すると、
どうしてもファンや取り巻きに持ち上げられ、栄光と財を同時に得て
しまうので、このような傍若無人なことになりかねませんね、
大きな落とし穴に嵌りやすいものです。「勝って兜の緒を締めよ」とは
子供の時から聞かされた言葉ですが、彼が出世する度に注意して
指導する人が何故いなかったのでしょうか？残念で、惜しい人です。
彼のお陰で、お相撲に興味の無かったミコちゃんも「お相撲って
面白いんだな」と目が向くようになったのです。
同じくモンゴル人、横綱白鵬は「自分を引っ張ってくれる人」と
泪ながらに彼のことを惜しみました。その姿をテレビで見て、
白鵬の人柄が現れていると思えました。それにしても日本人の
竜は何処にいるのでしょう、湖の中でしょうか、外でしょうか？
そろそろ梅がほころび始めたようですね。画像は街で見た梅の生け花です。
下は通りの居酒屋さんのオープンで飾られたお花です。目を引きますね！
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