ゆめと私の台湾日記

2010年から本格的始めた不妊治療の末、妊娠、昨年11月に出産しました。只今、3人での生活満喫中です。

不妊治療について

2012-04-20 | 日記
先日、ブログにコメントをいただいた方から質問をいただいていたので
コメント欄だけでは書ききれなさそうなのでこちらでお答えさせていただきたいと思います。

私は台安医院で多嚢胞卵巣症候群と診断され
運動と食事の改善+アクトスで体質改善を行い体外受精へと踏み切りました。
質問をいただいたみかこさんがおっしゃるとおり
多嚢胞卵巣症候群と診断された人には必ず勧められる台安の治療法です。
その結果として男性ホルモン値および血糖値がどのくらい変わったかは
再検査をした記憶がないのでわかりませんが
先に進むかどうかはどうやら基礎体温を見て判断されているようでした。

ただ、台安でどうして運動、食事改善、アクトスを勧めるのかというのは
どうやら魏医師が提唱されている考え方にあるのだと思います。
私達が聞いた説明の範囲ですが
台安で徹底的に体質改善を勧めるのはその後どのような治療を行うにしても着床しなくては意味がない、
着床は女性の本来もっている力に頼るしかないので
着床力を高めるために徹底的に体質改善を行うべきだ、ということでした。
確かに、多嚢胞卵巣症候群は授精するけれども
男性ホルモン値が高いために着床しづらいということがあるようです。

ではどうしてきなり私達が体外受精に望んだかというと
私達が台安へ行く前に長庚で4回の人工授精に望んでいて結果がでていなかったことがありました。
長庚でも台安でも言われましたが、
人工授精は5回目を境にその成功率が格段に落ちるとのことで
ステップアップすることを決めました。
恐らく、初めて治療を行う方であればタイミングや人工授精という選択肢もあったのだと思います。

台安も長庚も台湾では不妊治療では有名ですが
長庚の成功率は検査が終わればすぐに積極的な治療を行い
失敗してもすぐに次の治療へ…という数をこなすことで確保されており
台安では患者に対して徹底的に体質改善を行い、
患者を選ぶことによって成功率が確保されているのではないでしょうか。

どちらがいいかと言われれば困るのですが
台湾人の中には病院に対して早い段階での結果を求める人も少なくないので
そのような人にとっては台安の治療方法には不満があると思います。
ただ、体質改善については台安が大々的に推し進めている治療方法なので
すべての患者さんに勧められているんじゃないかな…。
ただ私にとって台安と長庚、どちらがよかったかと言われると
治療の過程がほとんどカウンセラーにしか見てもらえない長庚よりも
生殖医学中心の医師がチームで診てくれる台安のほうが安心だったと思います。

長い回答になりましたが
もしまだ質問があればいつでもコメントくださいね




最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます (みかこ)
2012-04-25 21:23:20
大変詳しくお答え頂きありがとうございます。
折角男性ホルモンの治療もするのですから、改善結果がわかるように数値で患者に伝えれば、もっと治療効果がはっきりするので、患者もなっとくし易いのではないでしょうか??
女性にとって男性ホルモンは卵子を作るのに非常に重要な役割をしていることだけは間違いないようです。多すぎても少なすぎても妊娠しずらいらしいですね。
人工授精の5回というのは、正常な男女が排卵日に仲良くして妊娠する確率20%前後から割り出された数値と一致していますね。
以前書かれていたとおり、交通の便やお医者さんとの相性もあるでしょうから、一概にどこの病院が良いとも言えないでしょうが、私の大学時代の友人は林口に住んでいるので、長庚が便利なのだと思いますが、長庚で不妊治療をして双子の赤ちゃんを授かりました。
今回のお答えからも多嚢胞卵巣症候群の治療というのは、自然妊娠も可能な症状から体外受精が必要な症状まであるので、十分な経験のあるお医者さんの判断と治療が必要であろうことはよくわかりました。また、わからないことがあったら質問させて下さい。
返信する
Unknown (みき)
2012-04-28 18:45:51
そうですね。
台湾の人は「名医」というだけですべてを医師に任せる人が少なくないので「名医」という言葉に惑わされるのではなく、きちんと治療方法を相談できる医師を探すことが大切なのだと思います。ま、それが難しいんですけどね…。
もし、何か質問があればいつでも聞いてくださいね。
それでは弟様ご夫婦の治療が成功しますように。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。