ゆめと私の台湾日記

2010年から本格的始めた不妊治療の末、妊娠、昨年11月に出産しました。只今、3人での生活満喫中です。

隔代教育

2011-07-14 | 日記
隔代教育…親が子供のめんどうをみるのは当然ですが
親がなんらかの理由で子供の面倒をみられないので
自分の親に教育を託すこと、
つまりは孫を祖父母が育てることを意味する言葉です。
日本でも共働きの親に代わって
祖父母が昼間、孫の面倒を見ているおうちは時々あると思うのですが。
台湾の場合、日本のそれとは違っていて
経済的に問題があって親が都会へ共働きへ行ってしまったり
親が全く育児放棄してしまったりと理由はいろいろあるようですが
複雑な家庭状況が影響していることが多いようです。
どんな理由があるにせよ
面倒をみている祖父母世代の年齢や経済状況から
子供が十分な教育が受けられなかったり
複雑な家庭環境から将来的に影響がでたりと社会問題になっているとのこと。

なぜ突然こんなまじめな社会面のような話になったかというと…
昨日、夕食時にテレビを見ていると
お義母さんが突然、
「3番目のおばさんの息子が離婚したんだって
なぜそんな話を思い出したのかは不明ですが…
この息子さんは今、上海の台湾系ITメーカーで働いており
3年ほど前に結婚、去年には子供もできて円満なはず…
「それが、出産したら離婚する話になってたんだって
じゃあ、子供は…?
「今、おばさんが面倒みてるらしいよ」

話を簡単に整理すると
どうやら妊娠が発覚したときにはすでに関係が冷え切っていて
出産したら離婚することで合意していたとのこと
関係が冷え切っていたのに子供ができたことにも驚くけれど
離婚を前提で出産って…
そんなことならいっそのこと、あきらめたほうが子供のためにも
みんなのためにもよかったんじゃないか…?と思うのは私だけ…?
奥さんも息子も出産後、中国へ戻り
残された赤ちゃんはおばさんが一人で面倒をみているんですって。

おばさんは北投の近くで理髪店をされていたのだけど
子供の面倒で店を開けられず
今は開店休業状態。
お義母さんも心配なようなのですが
おばさんは元々神経質な人で体面をとても気にする人なので
どうやって声をかけたらよいかわからない様子。

それにしても無責任な話…。
病院には欲しくても子供に恵まれない家庭は山ほどいるのに…
二人とも子供への愛情とか愛着は全くなかったのかな…
考えたら腹立たしいより先に悲しくなります。
どういう理由でこんな選択肢になったのかはわかりませんが
罪のない赤ちゃんがごくごく普通に育ってくれることを祈るばかりです。