ナース・ジャッキー シーズン6

久しぶりに前シーズンから間髪を入れずにエントリしたなぁ。
だってそれほど面白かったんですもん

個人的にはシリーズの中で、今までで最高傑作
ずっと嘘を上手く重ねてきましたがもう限界。
バレている事に自分だけが気付かないところまできてしまい
右往左往する姿にヤキモキさせられっぱなしでした

　　　

ナースジャッキー 6TH SEASON

日本ではそれほど問題視されていないのか、
それとも本当にそんなにいないのかは判りませんが
アルコール中毒も含め中毒患者ってあまり周りにいませんよね。

でも本当だったらこんな感じなのでしょうか
この世界を知らない私にも
そんな風に感じさせるほどリアルに訴えかけてくるこのシーズンは
2014年にShowtimeで全12話OAされました

ドラッグを止めてからちょうど1年が経った日。
再び手を出してしまった看護士ジャッキー・ペイトン（イーディ・ファルコ）

すっかりぶり返してしまった彼女は
スポーツジムのタオル係までから薬を買うように

そんな彼女だからなのか、はたまた関係ないのか…
気が付けば、娘のグレース（ルビー・ジャーインス）までも手を出し、
元旦那ケヴィン（ドミニク・フムザ）には婚約者が

依存症の会は嫌いだけど
同時にこのままではいけないとも思っているジャッキーは
会で出会った女性にアドバイザーになってもらうのですが

一方、彼女が勤めるオールセインツ病院では
謹慎中の研修医キャリー・ローマン（ベティ・ギルピン）が復帰します。

セクハラで訴えられそうになった
クープことフィッチ・クーパー（ピーター・ファシネリ）は
距離を置こうとするのですが
何かとちょっかい掛けてきて

主任のアイク・プレンティス（モリス・チェスナット）と
ゾーイ・バーコウ（メリット・ウィヴァー）は
お互いを想って上手くいっているはずだったのですが

型破りなナースの日常を描いたブラックコメディ第6弾は
ついに行くところまで行ってしまいましたよ


もう最終章が始まっているので
結論を書いてしまいますが、
今シーズンのラストではジャッキーが逮捕されてしまいます

そう、「ラストに」なのですが
よくここまで捕まらなかったよね、
と言うのが正直な感想でしょうか。
それほど危ない、際どい橋をずっと渡っていました。

そもそも彼氏が警官って
しかもその警官も逮捕しないでまんまと言いくるめられるのね

まあ最終的にはドラッグの為に多くの人を切り捨てていく彼女に
付いていけなくなったと言うか、
切り捨てられたと言うのか
親身になっていたフランク・ヴェレーリ（アダム・フェラーラ）も別れる事に。

この間の裏切りも酷かったな～。

元気づける為に彼にダンスに連れて行ってもらったんですね。
こんな楽しい場所は初めてだと感動していたくせに
他の人とトイレでドラッグをやってそのまま情事…

アドバイザーになってもらった女性
アントワネット（ジュリー・ホワイト）もまた依存症で
何度も止めては飲んでの繰り返し。
でも飲酒運転で旦那を亡くした事をきっかけに
10年間お酒を絶っていたんです。

それなのに薬を手に入れる為には邪魔だと思った途端、
彼女を騙し、お酒を飲ませて施設に。

うわ～。
えげつない。

たぶんリアルな社会では一度も口にした事がないと思いますが
こういう時にはぴったり。

本当、えげつなかった。

だからきっとこのシーズンで途中参戦したら二度と見なかったな。
それほどジャッキーが嫌な人間に思えました。

でも今まで見てきたから思うんです。
それが"依存症"なのだと。
清原元選手じゃなけど
1度目は、多くの人が立ち直る為に手を差し伸べた。
その人達さえ裏切ってしまうのがドラッグやお酒なんでしょうね…

まあ酒好きの私も偉そうな事言える立場ではないのですが
大事なものや人の為に
それを止めずに居られなくなる、判断がつかなくなるのこそ中毒で
「病気」と診断される理由なんでしょう。

う～ん。
いよいよ来シーズンはフィナーレ。
ジャッキーにしっかりとリハビリを受けて回復して欲しいと思うのと同時に
ドラマながらのえげつない結末もちょっとだけ期待しています

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