聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

CSI:NY 2ND SEASON

2010-06-15 14:02:12 | 洋画クライムサスペンス・ミステリー
当たり前と言えば当たり前だけど、
いくら1話完結型で、
人物像を描いていないからと言っても、
"背景を知って"見るのと、"知らない"で見るのは
大違い


こ~んなに面白いドラマだったんだねっ



CSI:NY 2ND SEASON


全24話あっという間に見終え、
すっかりマックとステラの正義感、格好よさに釘付けです

そしてこのシーズンでは
ラボを去ったエイデン・バーン捜査官(ヴァネッサ・フェルリト)が
思わぬ形で登場します



人種の"サラダボウル"と呼ばれる
人口800万都市のニューヨークでは
不可解であり、都市ならではの事件が日々起きています。


その事件を最新の科学を駆使して
解決していくのはCSI=(科学捜査班)

主任はマック・テイラーゲイリー・シニーズ

9・11同時多発テロで奥さんを亡くし、
いまだその悲しみを乗り越えていません。
これだけの理由ではないけれど、
悪人は絶対捕まえるという気迫が見て取れます。


彼の右腕がステラ・ボナセーラ(メリーナ・カルカレデス)
自己主張が強いけど、
被害者に同情するなど優しさも持ち合わせたアネゴ肌。


彼女に負けないくらい気が強いのは
リンジー・モンロー(アンナ・ベルナップ)
治安の悪いモンタナ育ちで、キャリアアップの為にやって来ました

証拠をねつ造しそうになり、クビになった
エイデン・バーンの代わりに。


そんな彼女がチームに入ってきた初日、
「マックには"さん"を付けなきゃ駄目だよ」
な~んて緊張している彼女をからかったりして
ちょっと子供っぽい部分もあるイケメン
ダニー・メッサー(カーマイン・ジョヴィナッツォ)


また今まで検死官だったシェルドン・ホークス(ヒル・ハーパー)が
メンバーとして現場に加わり、
代わりに天才肌で眼鏡がトレードマークの
シド・ハマーバック(ロバート・ジョイ)が赴任。


ニューヨーク市警(=NYPD)のエリート刑事
ドン・フラック(エディ・ケイヒル)も加わり
1人、また1人と犯人を追いつめます


大都会ニューヨークの華やかな街を舞台に、
驚くべき捜査力で次々と事件が解決されてゆく
基本1話完結型のクライムサスペンスです








日本のドラマにだって
たくさんのミステリー、サスペンス、犯罪ものがある。
なのに、私たちアメリカンドラマ好きは
"お金を払って""手間を掛けて"まで、見る。


何故か



それは偏に
「予想外の結末が待っているから」でしょう


とても残念なものになると
1時間ドラマなのに、もう15分位で
犯人が判る



それなら"刑事コロンボ"
日本でいうなら"古畑任三郎"の様に
最初に犯人が判って
理由が明らかになっていく方が、ずっと楽しめる。


その点、このドラマは
42、3分(CMがないので)で終わる中、
35分くらいまで犯人が判らない


でもいきなり、とんでもない人が登場するのではなく、
最初の方でちゃんと出演しているのです


だからこそ私たち視聴者は
ひょえ~っとなる訳で、充実感がある


このドラマに関してだけ言えば、
終わり方もイイ

実際、現実社会で事件が解決しても
結局、誰も救われない。

不可解な事件の真相が判る度、
"何故、たったそれだけで人を殺さなければならなかったのか"
やはり不可解でやるせなくなる



それを見事に表現しているのです


#12「幻惑」なんてとても切なかった。
先天性の血液の病気で、必ず死ぬと言われた人がいたんですね。
どのお医者さんに見せても、治せないと。
なのに治せると希望を持たされ、
全財産をつぎ込んだら・・・




終わり方が良いと言えば#4「企業戦士」
チェスが出てくるのですが、
真実を暴かれた犯人が、
ゲームで降参の意味を表す
キングを倒して、エピソードが終了。
おっされ~
(注:私のこのコメントは決しておしゃれではありません)


テロが題材になっている最終話「守るべきもの」では
ニューヨークならではの都会が舞台で
映画以上の迫力感が味わえ、
しかも映画とは違って長く見ている分、
マックたちに思い入れもあるから、それはそれは見応えがありました



その他都会ならではの事件と言えば、
自分を癒すために見ず知らずの人と抱き合う
ガドル・パーティーが舞台になったり、
整形外科医の腕に保険金が掛けられて
犯罪になったり(#2「過ちのグランド・セントラル」)と
江別在住の田舎もんには
それこそ不可解な事件が目白押し



このシーズンから登場したリンジーも
可愛いのに、迫力があってイイ味出してる

#5「ダンス&フィッシュ」では
通常、"あざ"は赤から数日経つと青紫色になり、
その後緑から黄色がかった茶色になるのに、
"黒すぎる"と追いつめたのは超格好よかった

その他、致命傷となったぶつかった場所の文字が
頭皮の1枚、中に写し出されていたりと、
最新科学に度肝を抜かされる事ばかり


ニューヨーク市警をなめんなよっ