道彦の散歩道

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04/21 鶯餅&べこもち

2014年04月21日 | スイ-ツ・お菓子

【鶯餅】

「鶯餅」は、餡を求肥などで包み、丸く包んだものを楕円形にし、左右引っ張り「うぐいす」の形にした和菓子。

一般的に「うぐいす粉(青大豆から出来たきな粉)」をまぶして仕上げることが多いが、最近では「よもぎ」を混ぜた生地で包んだり、仕上げに「きな粉」をまぶすものもある。餅菓子のため早めに消費しなければ硬くなる。早春の菓子である。

『由来』

天正年間の頃、大和郡山の郡山城の城主であった豊臣秀長が兄の豊臣秀吉を招いた茶会を開く際に「珍菓を造れ」と命じ、御用菓子司であった菊屋治兵衛が餅を作り献上した。
秀吉はその餅を大いに気に入り「以来この餅を鶯餅と名付けよ」と菓銘を下賜した。時代を経てこの餅はお城の口餅と通称がつけられるようになったが、これは菊屋が城の入り口近くに店を構えているためであり、現在も同じ場所に店が存在している。
現代では餅米から餅を作り、「うくいす粉」をまぶすのが一般的になっているが、菊屋では餅米から餅を即いて作り普通の色のきな粉をまぶしている。

『作り方』

1・白玉粉を水で茹で、砂糖、水飴などを加えて、求肥を作る。
2・求肥に漉し餡を包み、うぐいす形にする。
3・上からうぐいす粉を振りかけて完成。

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【べこもち】

「べこもち」は、北海道から東北地方の一部で、5月の端午の節句に食べられる和菓子。他の地方における「柏餅」のような位置づけの祝い菓子である。

『概要』

材料は、白玉粉もしくは上新粉と片栗粉、砂糖、黒砂糖、水である。
まず、砂糖と白玉粉による白色の生地と、黒砂糖と白玉粉による黒色の生地を作る。二色の生地を用い、白黒のツートンカラーの餅を作り、木の葉型に整える。

完成品が白黒まだらの牛(べこ)のようにみえるため、この名で呼ばれているとされる。

地方によっては、餡を餅生地に練り込んだものを素の生地に包み、色々な模様を中に作って、それを均等に切り分け、蒸す物もある。こちらの名前の由来は、切り分ける前の形が牛の背の形に見えるため。

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