しあわせ
数日前の「みんなのひろば」(長崎新聞の投稿欄)にこんな記事が掲載されていました。
17歳の少女の素直な文章と、そこに書かれている「思い」に感動しました。
恵まれた地に生まれて幸せ・・・
ほんとにそうだな~
莉奈さんのような目線に立って考えると、ここ佐世保に住む私たちはほんとに幸せ。
地震や津波による被害の心配もなく、
飢えや戦争の恐怖もなく、
工場や車の排気ガス、そして放射能による空気汚染の心配もない。
目の前の公園ではいつも子どもたちの遊ぶ元気な声が聞こえている。
そして自然に恵まれている。
海有り、山有り。
美味しい魚や野菜や果物が新鮮なまま食べられる。
でも、そんな恵まれた環境は、いつのまにか当たり前のこととして意識しなくなる。
そして人は絶えず不満のみを意識して暮らしやすい。
どんなに恵まれた環境にいても、不思議なことに不満は尽きない。
港とJR駅のそばに住む私は、
海から吹く湿った風で洗濯物の乾きが悪いとか、
電車の音がうるさくてTVの音が聞こえない…とか、思ってしまう。
でも、莉奈さんのように、自分の周りにある「幸せ」を数えてみると、
窓を開けるといつも海風が吹き抜ける心地よさ、
猛暑日の今日もエアコン無しで過ごせる幸せ、
発着する船の汽笛や電車の音がよく聞こえるほど港や駅に近い場所に住んでいるので、
どこに行くのもとっても便利。
車に乗れない私にはとても有難いこと。
子どもたちとは離れているけど、家族みんな元気で暮らしているし、
元気だから、毎日食べる食事もオヤツも美味しく感じるし、
元気だから、どこにでも行ける、好きなことができる。
好きなことをさせてくれる夫にも感謝。
身近な友だち、遠くの友だち、
共通の目的や趣味のもとに集まって、共に力を合わせることのできる仲間たち、
いろんな人との繋がりに恵まれている幸せ。
不幸せを数えることは簡単だけど、決して幸せにはならない。
幸せを数えてみると、楽しくなって、発見もあって、ますます幸せになるものですね。
莉奈さん、ありがとう。
あなたのおかげで、この日、幸せを感じた人が長崎県内にはきっとたくさんいたでしょう。
青い海、
青い空、
緑の山、
今日のとびきりの幸せです