「戦後70年間、血を一滴も流さなかった日本型平和ブランド主義のどこが悪い」
と訴えた人がいます。
なんと、自民党国会議員で、元行革担当大臣の村上誠一郎氏です。
毎日新聞の記事によると、
彼は1日の自民党総務会で、集団的自衛権の閣議決定案について、
「憲法改正が筋だ。解釈変更は認められない」と反対しました。
他にも、「本来は憲法改正が筋だ」という声も複数出たようです。
しかし、野田聖子総務会長は「賛成が圧倒的多数だ」として、了承を取り付けてしまいました。
しかも、その後の記者会見では「反対の声は無く、全会一致とみなした」と語っています。
そこで、村上氏も記者会見し、「総務会長に判断権限があると押し切られた」と説明。
その上で「地球の裏側まで命を懸けて自衛隊員に行ってもらうことになると、隊員は集まらない。
国民や政治家は徴兵制度を覚悟しているのか。
戦後70年間、血を一滴も流さなかった日本型平和ブランド主義のどこが悪い」と訴えたとのこと。
村上氏を見直しました。
一見、時代劇の悪代官風のイメージがありますが、見かけで判断してはいけませんね~
一方聖女のイメージさえある野田聖子氏にはがっかりです。
彼女は5月8日発売の月刊誌「世界」(岩波書店)のインタビューで、
「閣議決定は党内手続きなしにはできない。全会一致が原則の総務会を通ることはできないだろう」
と述べ、集団的自衛権の行使容認を解釈変更で目指す手法に関し
「違う政権になった時にまた解釈を変えることが可能になる。政策の安定性がなくなるのではないか」
とも指摘。安倍さんの暴走に待ったをかけてくれる存在か?と期待していたのですが・・・
この心変わりのわけは・・・
村上議員が総務委員会で反対することは報道されていたので、全会一致が原則だから、一波乱あるのではと期待していました。
でも、まだあきらめない。
関連法の改正をさせないように、働きかけなければなりませんね。
三重県の松坂市長は国を提訴することを考えているって!
集団的自衛権の行使を認めた1日の閣議決定は、憲法が保障する国民の平和的生存権を侵すとして、違憲確認と損害賠償を求める国家賠償訴訟を起こしたいそうです。
応援したいですね~