今日の臨時閣議で、ついに集団的自衛権の行使の容認が決定されてしまいました。
その前後、首都をはじめ日本各地で反対の声が大きく上がっていたのに・・・
ここ佐世保でも、アーケード街でチラシ配りと署名活動がおこなわれました。
たまたま通りかかると、通行人の多くの人がチラシを受け取り、
真剣な表情で読んでいます。
友人が署名を集めていたので少し離れて見ていたら、
一人の女性が署名を終えても、何やら訴えるような表情で話していました。
その女性が立ち去ってから近づくと、
「今の人、創価学会なんだって。今回のことはどうしても賛成できない。みんなそう言ってるって。
でも、公明党の中央の人たちはわかってくれないって嘆いてたよ」とのこと。
その後、メッセージボードに貼り付けるメッセージを書いていたら、
マスコミのカメラが何台も寄って来てビックリ!
ちょっと不思議な感じがしたのですが、夕方のニュースを見て納得。
NHK長崎の夕方のニュースの見出しは、「基地の街・佐世保でも抗議行動」でした。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5035623881.html
そうか~、県内でも各地で反対運動は行われているけど、
自衛隊員の住む基地の街は、言わば当事者が多く存在する場所なので、特に注目していたんだ~
と、いまごろ納得。
私も聴きたい。
自衛隊員やその家族の本音を。
報道ステーションではその一部が垣間見えた。
自衛隊員の若い妻は「家族としては漠然とした不安を覚える。子どもも小さいですし…」と言い、
陸上自衛隊幹部は「解釈論で通したのは怖い。若い人の中には辞めたいと言う人も出てきた。
人が集まらなくなると、次に来るのは徴兵制ですね」と淡々と述べた。
徴兵制・・・この国では歴史の中の言葉だった。封建制度のように。
それが、いま蘇るかもしれない転換点に来ているようだ。
もうその一歩は踏み出してしまったけれど、まだ修正はできる。
そう信じて声をあげていきたい。