佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

基地の街 佐世保でも・・・

2014-07-01 | 平和

 

今日の臨時閣議で、ついに集団的自衛権の行使の容認が決定されてしまいました。

その前後、首都をはじめ日本各地で反対の声が大きく上がっていたのに・・・

ここ佐世保でも、アーケード街でチラシ配りと署名活動がおこなわれました。

 

たまたま通りかかると、通行人の多くの人がチラシを受け取り、

真剣な表情で読んでいます。

友人が署名を集めていたので少し離れて見ていたら、

一人の女性が署名を終えても、何やら訴えるような表情で話していました。

その女性が立ち去ってから近づくと、

「今の人、創価学会なんだって。今回のことはどうしても賛成できない。みんなそう言ってるって。

でも、公明党の中央の人たちはわかってくれないって嘆いてたよ」とのこと。

 

その後、メッセージボードに貼り付けるメッセージを書いていたら、

マスコミのカメラが何台も寄って来てビックリ!

ちょっと不思議な感じがしたのですが、夕方のニュースを見て納得。

 

NHK長崎の夕方のニュースの見出しは、「基地の街・佐世保でも抗議行動」でした。

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5035623881.html

 

そうか~、県内でも各地で反対運動は行われているけど、

自衛隊員の住む基地の街は、言わば当事者が多く存在する場所なので、特に注目していたんだ~

と、いまごろ納得。

 

私も聴きたい。

自衛隊員やその家族の本音を。

 

報道ステーションではその一部が垣間見えた。

自衛隊員の若い妻は「家族としては漠然とした不安を覚える。子どもも小さいですし…」と言い、

陸上自衛隊幹部は「解釈論で通したのは怖い。若い人の中には辞めたいと言う人も出てきた。

人が集まらなくなると、次に来るのは徴兵制ですね」と淡々と述べた。

 

徴兵制・・・この国では歴史の中の言葉だった。封建制度のように。

それが、いま蘇るかもしれない転換点に来ているようだ。

もうその一歩は踏み出してしまったけれど、まだ修正はできる。

そう信じて声をあげていきたい。  

 

 
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