佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

安全を確認したら、再稼働

2013-03-02 | さよなら原発

安倍晋三首相が28日におこなった施政方針演説に、ギョッとしました。

原子力規制委員会の下で、新たな安全文化を創り上げ、

安全が確認された原発は再稼働する」と明言したのです。

 

原発が安全なんて・・・どうやって言えるのでしょう?

安倍さんは、地震がぜったいに起こらない日本列島にできるの?

隕石落下やテロ攻撃がぜったいに起きないと宣言できるの?

使用済み燃料の安全な処理方法が見つかったの?

 

そして、

その前に、

福島第一原発の後始末を一日も早く終わらせて、

町も大地も川も海も、早く放射能汚染を除去して、元に戻してくださいな。

福島県民に元の暮らしを返してあげてくださいな。

それができないうちに、再稼働なんて・・・どうして考えられるんだろう???

 

今日の河北新報にありました。

福島第1原発 汚染水「背水」の処理 タンク増設もう限界」と。

建屋内には事故直後に溶けた燃料を冷やした大量の水に加え、

1日約400トンの地下水が流れ込んでいるが、

放射性セシウム以外は除去できないので、貯蔵を強いられている。

貯蔵量は現時点で26万トンで、飽和量の約32万トンに迫っている。

62の放射性物質を除去する多核種除去設備(ALPS)は強度不足が判明し、

今も使えない。

東電はALPSの処理水を最終的に海へ放出する考えだが、

漁業関係者が反発し、最終処理の見通しは立っていない。

地下水の流入は止まらず、さまざまな濃度の汚染水に姿を変え続ける。

収束作業に当たる作業員は、高い放射線量や気象条件と闘いながら作業している。

「臭いも色もなく、慣れるとだんだん恐怖感がなくなってくる」

「人類の誰も経験したことのない作業に使命感を持ち、技術を駆使して挑んでいる。

何とか役に立ちたい思いで作業していることを分かってほしい」と涙ぐんで訴えた。

 

全く、何も解決していないではありませんか。

何も終わってないではありませんか。

それで再稼働?

安倍さん、頭大丈夫?

 

テレビでは、安倍総理の演説にかなりの高得点が寄せられていました。

信じられない…。

 

かなり落ち込んいたところへ、嬉しいメールが。

「冨田貴文トークをアップしました!」というお知らせ。

先日の「バイバイ原発」の集まりで聞かせていただいた冨田さんのお話です。

深イイお話でした。

皆さんも聴いてみませんか?

 

 

 

 

 

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