今日は絶好のカキ日和。
カキとは牡蠣のこと。
この時期、九十九島パールシーリゾートでは「九十九島かき食うカキ祭り・冬の陣」を開催中。
会場はこのように大賑わい!
生カキ1kg 700円、木炭1kg200円、軍手・カキ開けナイフセット250円とお手頃価格。
美味しかったです!
2人でカキ2kgに、ウチワエビ、鶏肉、しいたけ、とうもろこし、焼き芋、おにぎりなどなど・・
お腹いっぱい食べました~
食べ終わると、ゴミは分別して捨てます。
飲み物の缶はこっち、割り箸や串はあっち、ビニール袋はそっち…なんて具合に。
不思議に思ったのは、貝殻の箱が2つあって、牡蠣殻と他の貝殻とに分かれていること。
理由を聞いてみました。
普通の貝殻は砕いて肥料にするそうです。
では、牡蠣殻は?
牡蠣殻は、ギョショウにするそうです。
魚醤ではなく漁礁です。
もう一度海に戻して、良い漁場作りに役立てるわけですね~
調べてみると、牡蠣殻の効果はすごい!
水質浄化、底質改善、アマモの成長促進、そして生物多様性(多種類の魚が集まる)等々。
それなら、特別扱いされるのももっともですね。
さてさて、おなかもいっぱいになり、でも、久しぶりの青い空を見ていると、
このまま帰るのはもったいない…で、弓張岳に登ってみました。
登ると言っても、車で行くだけですが・・
展望台から左手を見下ろすと
佐世保港と駅周辺の市街地、遠くには西海市や川棚方面も見えます。
反対の右手の方を見下ろすと、
南九十九島や、高島、黒島、遠くには平戸まで見えました。
中程に見える赤茶色の広い敷地は、陸上自衛隊相浦駐屯地です。
さてさて、真下を見下ろすと・・
米海軍佐世保基地です。
佐世保湾の水域の約83%は米軍の使用を優先する制限水域となっているのですから、
残念ながら自慢できる景色ではありません・・
軍隊と言えば、この展望台のすぐ近くの公園には、砲台跡があります。
第二次大戦中に造られたもので、佐世保空襲のとき300発ほど撃ったけれど全然命中しなかったという…
いつ行っても人気のない静かな公園ですが、今日は立ち入り禁止になっていました。
ガードマンらしき人に尋ねると、
「すみません。いま工事中なので公園は閉鎖してるんです」と言われ、
しかたなく車に戻って発車しようとした時、
その男性が近づいてきて教えてくれました。
さっきね、この上を鶴が飛んでいったんですよ。
鹿児島から来たヤツだと思います。
え!?マナヅルの北帰行?
何羽くらい飛んでましたか?
150くらいかな~
カギのような形で飛んで行きましたよ。
わー、見たかったな~
夫も私も思わずそう言うと、
この前、そろそろここを通る頃だとたくさんの人が見に来てましたけどね、
結局その日は来ませんでしたよ。
今日は、すぐそばを飛んで行きましたよ。
と、とても誇らしげに話してくれました。
きっと、みんなが見たがっている鶴の編隊を見た嬉しさと感動を、誰でもいいから伝えたい。
伝えて、びっくりさせたい、そして、自分の幸運を確認したい・・
そんな心境だったのでしょうか。。
でも、ほんとに羨ましかったな~
今日の青空に白い鶴の編隊は、きっと、きっと、間違いなく感動的なシーンだったことでしょう。
いつか私も出会いたい・・