佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

旬彩魚酒の店 K

2015-02-15 | 佐世保・長崎

今日は新鮮なお刺身を堪能!

魚が美味しいことで評判の旬菜魚酒の店K。

いつも夫がお世話になっているAさん御夫妻を案内する予定でしたが、

Aさんの体調不良で急遽キャンセル…ではなく、夫と二人だけで行ってきました。

今日も期待を裏切らない美味しさ!

刺身の盛り合わせ、天ぷら、茶碗蒸し、小鉢3種(イカの酢味噌和え、トマト、すり身揚げ)、

ご飯、鰤アラの味噌汁、香の物3種、デザート(コーヒーゼリー)…の「地魚御膳」がなんと、

1620円!

なんといっても、お刺身が絶品でした。

 

タイもハマチもアジも…みんなコリッコリの食感。身が引き締まってるから超美味しい!

アラの味噌汁もいいダシ出てる!

などと感激を口にしながら食べているのに、目の前のご主人?ニコリともしない・・

予約を入れた時すでに個室は空きがなく、私たちはカウンター席で食べていたのです。

目の前では店のご主人(or板前さん)らしき方が黙々と刺身の盛り合わせを作っていました。

以前来た時もカウンター席でしたが、

その時の板さんorご主人は、魚やお酒の話など気さくになさってたのにな~

 

カウンターの左端に立てかけられていた数冊の本を待っている間、パラパラとめくってみると、

なかなか面白い本ばかりでした。

魚の本がほとんどだったので、お店のご主人の趣味かも・・と思って、

「面白い本ですね」と声をかけると、

ちらっとこちらを見て、「ああ、お客さんの本ですよ」とボソリ。

お客さんの所持品という意味なのか、お客さんが書いた本という意味なのか、理解できず、

聞いてみようかなと思ったけれど、止めました。

本にも、客との会話にも全く関心がなさそうだったので。

 

その本というのがこちら。

タイトルは「大村湾再発見」

大村湾誕生ー推定年齢9000歳>そんな目次に惹かれて少しだけ読んでみました。

特に「チョー!超閉鎖性内湾」というコラムが印象的でした。

湾口から湾奥までの距離(奥行)÷湾口の距離(幅)が4以上だと閉鎖性海域と呼ぶそうで、

例えば東京湾は5で、博多湾は4で、有明海は19でというふうに・・

で、大村湾がどうかというと…なんと130もの倍率!

だから、超閉鎖性を超えて、チョー!超閉鎖性という表現になるわけですねー

 

そして、このようなことも書かれてました。

閉鎖的過ぎる大村湾は海水交換が乏しいので、いったん水質が悪化すると、

その改善には長い時間がかかる・・と。

 

でしょうね。

それは素人でも想像できます。

大村湾の海の幸を守るには、大村湾の水質を悪化させないことが大事。

私たちの生活排水や工場用水がそのまま流れ込まないよう、

また、これ以上ダムを造って川の水を堰止めたりしないよう、

みんなが意識してチョー超閉鎖的な大村湾の環境を守っていきたいな~

などと思いながら、魚の旨さを噛み締め・・・完食!

 

「ご馳走様でした」と立ち上がると、

「ありがとうございましたー!」と、目の前の方の初めて元気な明るい声が返ってきて・・

「また来ますねー」と、心の中で呟きました。

                      

 

 

 

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