大晦日に紅白歌合戦を見なくなってどのくらい経つだろう…?
昨年末も見なかった。
ネット上でサザンの歌が話題になっていて、
見ておけばよかったーと残念に思いつつ、その話題の曲を検索してみました。
作詞作曲ともに桑田佳祐 の作品で、題名は「ピースとハイライト」
一瞬タバコの歌?と思っちゃいますよね~
ピースはもちろんpeace。
こんな歌詞です。
何気なく観たニュースで
お隣の人が怒ってた
今までどんなに対話(はな)しても
それぞれの主張は変わらない
教科書は現代史を
やる前に時間切れ
そこが一番知りたいのに
何でそうなっちゃうの?
歴史を照らし合わせて
助け合えたらいいじゃない
硬い拳を振り上げても
心開かない
都合のいい大義名分(かいしゃく)で
争いを仕掛けて
裸の王様が牛耳る世は…狂気(Insare)
20世紀で懲りたはずでしょう?
煉る火種が燃え上がるだけ
色んな事情があるけどさ
知ろうよ互いのイイところ!!
希望の苗を植えてこうよ
地上に愛を育てようよ
この素晴らしい地球(ふるさと)に生まれ
悲しい過去も愚かな行為も
人間(ひと)は何故に忘れてしまう?
愛することを躊躇(ためら)わないで
意味深な歌です。
お隣の人はどんなニュースを見て怒っていたのか、
照らし合わせる歴史とはどことどこの歴史のことか、
都合のいい「かいしゃく」で争いを仕掛けている裸の王様は誰なのか、
誰もが「はは~ん!」と感じるでしょう。
そんな歌を作った桑田クンに拍手!
それを紅白で歌ったサザンに拍手!
それを許したNHKに拍手!(久々にNHKを見直しました)
この放送から数時間後に、同じような趣旨(過去の歴史を正しく学ぶことの大切さ)を語った人がいます。
それは、天皇陛下。
新年に当たっての感想文の中で、このように書かれています。
本年は終戦から七十年という節目の年に当たります。
多くの人々が亡くなった戦争でした。
各戦場で亡くなった人々、広島、長崎の原爆、東京を始めとする各都市の爆撃などにより
亡くなった人々の数は誠に多いものでした。
この機会に、満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、
今、極めて大切なことだと思っています。
これはどう見ても、満州事変や盧溝橋事件から何も学ぼうとせずに、
集団的自衛権の行使容認を閣議決定してしまった安倍首相への忠告に思えます。
元首であったとしても象徴にすぎない天皇が、
実質的トップである首相を非難するのは、とても勇気の要ることでしょう。
天皇陛下にも拍手!!