5.10さが
ストップ!プルサーマル 人文字フェスタ
真夏のような太陽の下で、ゲストスピーカーの話に耳を傾ける人々。
会場の「どんどんどんの森」は、名前とはうらはらに、木が少ない・・・
多くの人が端っこにある木々の下のわずかな木陰で聴いていました。
理学博士の藤田祐幸さん、「グリーンアクション」のアイリーン・スミスさんに続いて、「六ヶ所村ラプソディー」の鎌仲ひとみ監督登場。
いつものように歯切れよく、わかりやすく、また和やかな口調で、いまの六ヶ所村再処理工場のことを語って下さいました。
再処理工場には、高レベルの核廃液がたくさん溜まっていて、それをガラスと混ぜて固めようとしているんです。
ところが、混ぜ込んでいたら、詰まっちゃった。
そこで、棒をつっこんでかき混ぜていたら、棒がひん曲がっちゃった。
なにしろ高濃度の放射能が充満しているところなので、誰も入れないし近寄れません。
だから離れたところから遠隔操作しています。
その棒が建屋の天井を傷つけたらしく警報が14回も鳴ったのに、誤報か?と無視しました。
また、配管から廃液が漏れているのが見つかり、それも遠隔操作で処理しましたが、
漏れた量は150リットルで、回収できたのは20リットル、残り130リットルは建屋に充満しています。
そして、監視カメラは止まりました。
建屋の中の溶融炉の寿命は5年ですが、もう3年半が経過してます。
どうすることもできず、再処理工場は立ち往生しています。
このままスクラップになるでしょう。
これを造るのに2兆8500億円が使われました。
後始末に19兆円かかるだろうと言われてましたが、このぶんではもっとかかりそうです。
なのに、プルサーマルをやって、第2の再処理工場を建てようとしています。
それでいいんですか?
・・・・・よくないよ。
大枚はたいて大きなリスクをしょって・・・そんなこと誰が、どうして、望むんだろう?
リレートークの後、いよいよ人文字づくりの始まりです。
受付時に渡された文字の場所に移動します。
私は「MOX」の「O」でした。
その場所に行ったら、たまたまお隣にいた方の衣装?が素敵だったので、了解を得て写真を撮らせていただきました。
本物の蓑に菅笠スタイル。
「いらん プルサーマル」と書かれた幟はゴザでした。
若い女性のファッションも素敵です。
なんてキュートな腰巻!
皆さん、楽しんで意思表示をやってますね~。いいですね~。
3時前には、上空にたくさんのヘリが旋回。
マスコミが撮影してくれてます。
セスナ機もやってきました。
みんなで手を振りました。
うまく字がかけたでしょうか。翌日の新聞を見るのが楽しみです。
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1261734.article.html
さて、最後はデモ行進。県庁へ向け出発です。
明るく盛り上がる若者たち。
そして、若いパパやママ。未来のことを一番心配している人たちなのかもしれません。
愛するこどものために、プルサーマルはぜったい止めたい!と・・・
以前、東京の映画館で「六ヶ所村ラプソディー」観ました。いいドキュ映画です。その時は衝撃を受けたことを覚えていますが、再処理工場は今もそこにある。現在進行形なんですよね。
オバマ大統領の核廃絶宣言に見られるように、核のない世界を目指して私たちは動き出さないといけないのに。日本はまだまだ遅れていますね。
それによると多くの地方メディアが報道していますが、5大メディア・新聞はどうなんでしょう?
cosmosさんのブログで見ると、若いお父さんお母さんたちが参加していますね!きっと愛する子供のために行動しているのでしょうね。素敵です。
あのアメリカ「でさえ」出来ないプルサーマルを、日本が簡単にやれてしまう情けなさ。。。
でもこのニュースに、命を粗末にするようなことに対して次の世代と一緒に行動できる希望を見出しました。
水力はこれ以上不可能、火力は温暖化に影響。原子力は放射線漏れの危険性
ヨーロッパの用に、太陽光発電を国全体が支援してくれる制度があればいいんですが、台風や降雨による損傷の可能性も考えると…
最大の核被害を受けた国として、この分野では安全・無事故を心がけて貰いたいものです…
周りの国が核兵器を持っているというのも、かなり心配な事ですがね
ブログのコメント欄を公開してるのに削除するのは武力行使と同じじゃないですか。
ブログ主さんは対話で平和とか言ってるのは嘘だと認めてるんですか?
一方的に意見を黙殺するくらいならコメント欄は非公開にするべきじゃないですか?
mocciさん
アメリカでさえと言われてますがアメリカ引き合いに出すのは不適切です。
反対意見としてコメントしたのに削除されたのでもう一度書きます。
アメリカ合衆国は核燃料サイクルを一時中止していたが、2005年6月からカトーバ1号機でMOX燃料の試験運転が開始され、同年10月にはエネルギー省所有のサバンナリバーサイトで解体核用のMOX燃料加工工場の建設が開始された。また、同年11月にはこれとは別に使用済燃料再処理・MOX加工・廃液ガラス固化・中間貯蔵を目的とした複合リサイクル施設建設の予算が議会を通過、承認された。こちらは2007年までに建設場所を選定し、2010年までに着工する予定となっている。
2006年にはアメリカが国際原子力パートナーシップを発表し、日本を含む国際協力による高速炉を用いた核燃料サイクルの実施計画が開始された。
Wikipediaより
Wikipediaの情報、ありがとうございました。
私はアメリカの原発事情は全く知りません。人文字フェスタでたまたま聞いた鎌仲監督のお話を紹介しただけです。
Wikipediaの情報が間違っているとも思いませんし、「ヒバクシャ」や「六ヶ所村ラプソディー」の監督鎌仲氏がそのような情報をご存じないとも考えられませんし、この二つの情報の誤差をどう解釈したらいいのか、正直なところ今の私はわかりません。
こういう問題に詳しい方に問い合わせ中です。何かわかりましたら後日お返事いたします。
コメントを削除したことについてお答いたします。
私は何かの専門家ではありませんので、すべての情報に熟知しているわけでもなく、また、どの専門家の理論が正しいのか判断する知識もありません。
ただ、私が見聞きしたことが私にとってはとても大切なものに感じられた時、他の人にも伝えたいという気持ちになり、ブログで紹介させてもらっています。
それを読まれた方が、感想やご意見を書かれることは嬉しいです。反対の立場の情報やご意見でもありがたいと思います。
ただ、それを書かれるときに相手の人格を傷つけるような表現をされると冷静なやりとりができなくなりますし、このブログを読んでくださる他の読者の方々へも不快感を与えますので削除させて頂きました。
前回書かれましたように「所詮この程度なんですね。貴方の理想には平和も自由も無い事がよくわかりました。」と貴方がお感じになったのでしたら、この程度の私にコメントをいただくのは時間の無駄ですのでご遠慮ください。
アメリカのプルサーマルに関して、私なりに調べてみた結果をご報告します。
グリコさんが示されたWikipediaの情報では、「2005年6月からカトーバ1号機でMOX燃料の試験運転が開始され」「同年10月には解体核用のMOX燃料加工工場の建設が開始された」「同年11月にはこれとは別に使用済燃料再処理・MOX加工・廃液ガラス固化・中間貯蔵を目的とした複合リサイクル施設建設の予算が議会を通過、承認され」「2007年までに建設場所を選定し、2010年までに着工する予定」となっていましたね。
ということは、MOX燃料の試験運転が開始されたけど本格運転ではないし、リサイクル施設は2010年までに着工の「予定」となっています。
しかし四国電力HPを見ると、
「また、アメリカにおいても、2005年6月からプルサーマルが再開されています。」と書かれていて、まるで今現在プルサーマル運転をやって発電しているような印象を与えます。http://www.yonden.co.jp/energy/atom/pulthermal/page_03d.html
これは九州電力など他の電力会社のHPでも同様な説明になっています。
ところが、2009年4月22日の毎日新聞東京夕刊には、
「米エネルギー省は21日、ブッシュ前政権の核燃料サイクル技術開発構想で策定されていた使用済み核燃料再処理施設と、再処理によって得られるプルトニウムを燃やす高速炉の建設計画を中止したことを明らかにした。米国は核拡散を懸念して1977年以降、商業用の核燃料再処理を凍結しており、核不拡散を重視するオバマ政権が再処理凍結路線を堅持した。」と書かれています。
http://mainichi.jp/select/world/news/20090422dde007020008000c.html
この記事を読むと、1977年以降いわゆるプルサーマルによる発電は行っていないように感じます。
また、知人からの情報によると、
「核弾頭の処分にあたって、それを解体するとプルトニウムが残り、核拡散問題に触れる事になる。なので、原発で燃やして、核兵器にならないプルトニウム入り燃料に変える。エネルギーとは全く関係なく、勿論商業炉でもない。政府が行う実験炉の原発、という種類のものが、アメリカに幾つか出来たらしい」ということもききました。
いずれの情報も私自身が確認・判断することは不可能ですので、この件に関しては未確認ということでブログから削除いたしました。
今後も注目していこうと思っています。
グリコさんのご指摘に感謝します。
ただ偏った情報で印象操作とも受け取れる卑怯なやり方をする一部の反対派が許せないだけ。
真実を知った時の反動や反発を考えないと解決なんてないからな。
あとアメリカの計画は凍結と言ってただけで順調に推進されてるよ。
動いていればそれが商業炉だの実験炉だのは関係ない。同じ物なんだから。
その論法なら使わないし打たないけど威嚇や防衛の為に核兵器を持ってもOKって事になる。まぁ飛躍した考え方だけどな。
とにかく賛成反対関係なしに偏った情報で印象操作したり煽動するようなやり方は許せない。
貴方がやってるって言ってるんじゃないよ。
貴方はアメリカでさえと教えられ俺に指摘されて初めてアメリカ計画の一端を認識したんだろ?
つまり反対派は不都合な情報を隠していたわけだ。
反対って気持ちは変わらなくても何かちょっとした不信感や違和感を感じなかったか?
まぁダラダラ書いたがどんな偉い人や専門家が言っても中立の立場にいない人(反対派か賛成派に振れているってことな)
の言う事は鵜呑みにせずに自分で調べる事を忘れるなって言いたいんだよ。
ただ、すべてを調べることは不可能です。時間的にも能力的にも。
でも、少なくとも「何かちょっとした不信感や違和感を感じ」たときは調べるべきですね。そのことは肝に銘じておきましょう。
「賛成反対関係なしに偏った情報で印象操作したり煽動するようなやり方は許せない」というグリコさんの思いはよくわかります。同感です。
そんなグリコさんにお願いです。不都合な情報は隠し不確実な情報を強調している推進派の方々にも(特に電力会社など)、大いに抗議の声をあげてください。
グリコさんの知識や情報を活かす場所は、こんなちっぽけなブログではなく、もっと大きな影響力を持っているところに向けられるべきと思います。
ありがとうございました。
姫に巡り合えた好運に感謝しています。
私はスローモーで、ブログもボチボチしか書けませんが、またお立ちよりくださいね。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。