さよなら原発!福岡1万人集会動画
昨日は「さよなら原発!福岡1万人集会」の日。
でも、私は行けなかった。
佐世保での「うたごえ喫茶」開催の日であり、その主催者の一人だったから。
「ふるさと」や「上を向いて歩こう」など歌いながら、心は福島の今、原発のこと。
歌の前後にそのことに触れながら、会場の皆さんにも少しだけ思いを共有してもらった。
帰宅して、ネットで福岡の集会の成功を知った。
予想通り、1万人を超えていた。5割増し?
私は行けなかったけど、この成功を心から喜びたい。
そして、私のようにその場にいなかったけど同じ想いの人たちがたくさんいることを信じたい。
一昨日の長崎でのシンポジウムで出会った歌野礼さん。
彼女は新上五島町議で、シンポジウムが終わるとすぐに福岡へ向かった。
ご両親と共に、このデモに参加するために。
まだ30代の、この若い女性町議の通信「かもて」が素晴らしかった。
10号の記事から、少し抜粋させて頂く。
「一介の町議がなぜ脱原発の立場を取るか」との小見出しの下に、
フクシマの自治体や住民の現在の姿は、高レベル廃棄物処分場誘致後の私たちの島の姿に重なります。
と書かれている。
(2005年、高レベル放射性廃棄物の最終処分場を新上五島町に誘致する動きがあったことを、当時埼玉県に住んでいた私は全く知らなかった)
電力が不足しようがどうしようが、日本の原発は、まず止めるしかないところまできています。
原発が止まっても電気はゼロにはなりませんが、原発でたった一度「想定外」が起きたら、過疎化に抗する日々のまちづくり、子どもたちの平穏な日々、未来への努力、土と海、すべてが無になるのです。
福島原発周辺の自治体で歯を食いしばってきた人々の無念、いかばかりかと思います。
この危険な可能性を残してまちづくりなど有り得ない。だから、まず脱原発なのです。
迷いのない明快な意思の表明で、とても説得力がある。
こんなに若くて賢い町議さんのいる新上五島町の未来は明るいと思う。
佐世保市にも賢い議員さんはいるけれど、まだまだ少ない。
あなたの町も?
ならば、私たち自身が賢くなりましょう。
たった一度の「想定外」が起きたらすべてが無になる危険性を背負い続けて生きたいのか、
処分場も処分する手立てもない原発を稼働し続けて、核のゴミ=危険を増やし続けていいのか、
私たち一人ひとりが考え、声をあげていったら、きっと原発を止められる…かも?