佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

平和をあきらめない

2015-08-01 | 平和

 

シールズの芝田万奈さんは、二日前にこう言って、多くの国民の共感を集めました。

「私は帰ったらご飯をつくって待ってくれているお母さんがいて、仕送りしてくれたおじいちゃん、おばあちゃんに『ありがとう』って電話して、好きな人に教えてもらった曲を聴きながら帰る。この日常を平和と呼びたい。それが私が産む子どもに残したい未来です。でも今、こんな状況の国で子どもを育てられるとは思えない。平和の名で人殺しをさせる法案を絶対に許すことができない。安倍さん、あなたに私の不安を拭えますか。これ以上、あなたに私の未来を託すことは出来ません。ここにいる私たち一人一人で、未来を勝ち取っていきましょう。2015年7月24日、私は安倍政権に退陣を求めます」

 

シールズの呼びかけに応えて、多くの学生、若者、大学の先生たちや知識人も戦争反対の声をあげ始めました。

とても嬉しいです。

そして、私たち大人も頑張らねば・・・

 

この前の日曜日(7月26日)、島瀬公園で開かれた集会に参加しました。

「『戦争する国づくり』に反対する市民の会」による初めての集会です。

「9条&99条の会」が呼び掛けて実現した無党派の集会。

社民党の議員もいます。共産党の議員もいます。

「佐世保空襲を語り継ぐ会」の方もいます。「19日佐世保市民の会」の方もいます。

リムピースの方も、年金者組合の方も、学童クラブの指導者も、フリースペースの経営者も

学校の先生も、保育士さんも…みんなでリレートーク。

私も指名されたので、「石木川まもり隊」代表としてスピーチしました。

「ダムも原発も戦争も同じ。再生可能な社会を阻むもの。まっぴらごめんです!」と。

 

スピーチの合間に、「かちがらす」の演奏。

3曲歌ってくれました。

どれも良かったけど、特にこの歌が深く心に残りました。

 

「平和と平等を諦めない」

・・・(途中から抜粋)・・・

メディアは危機感を煽り立て 歪んだナショナリズムが増殖する

戦争と差別の時代が迫り来る 

崩され遠ざかってゆく平和と平等に 僕は追いすがりたい

欺瞞の渦に 軍靴の響き 聞き分ける耳を持ちたい

不穏な空気 今を感じて 未来を見抜く 目を持ちたい

・・・・・・・・・・・・・・

さりげなくファシズムは 姿現す 

戦争は平和を装い忍び寄る

情報の海に作意は満ちて ひるむことなき心持ちたい

崩され遠ざかってゆく平和と平等に 僕は追いすがりたい

平和と平等を 僕は諦めない

平和と平等を 僕は諦めない

 

つい最近の曲かと思い尋ねたら、そうではなかった。

いつということはわからなかったけど、作詞が川内洋司さんだと知ったから。

彼が亡くなって、もうすぐ5年になる・・・

 

不穏な空気 今を感じて 未来を見抜く 目を持ちたい

全盲なのに岩屋権現の急な石段を登っていた彼を、目の見える人と同じだと思っていたけれど、

未来を見抜く目は、間違いなく、目の見える人以上に見えていたと思う。

 

もっと長生きして、もっと歌を創ってほしかった。

いま川内さんがいたら、シールズの登場をどんなに喜んだことだろう。。。

 

 

 

コメント
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