少し前のこと。
6月3日、伊藤真さんの「憲法を考える講演会」に出かけました。
以前と変わらない、爽やかな雰囲気、わかりやすいお話でした。
私も憲法について、久しぶりに考えることができました。
いま話題の、集団的自衛権の話など聴けるかな・・と思っていたのですが、
それはほんの少しで、ほとんどの時間を
日本国憲法の神髄の部分について丁寧に、ていねいに語られました。
憲法とは、国家権力を制限して国民の権利・自由を守る法で、
あくまでも人権保障が目的。
法律が国民の自由を制限して社会の秩序を維持するためのものとは正反対。
それは知識としては覚えていたけれど、実感はあまりなく・・
あまりにも当たり前すぎて、そのありがたさが少しも分かっていなかった気がする。。
空気も水も有るのが当たり前と思っているように、
平和も人権も生まれた時からそばにあって、空気のような存在になっていたのかもしれない。
空気、それが無くては私たちは生きていけない・・
その空気が汚染されて徐々に濁って汚くなってきても慣らされてしまうように、
憲法が今、最大限に汚されようとしている時に、気づかないまま、
いえ、気づいているんだけど、大した事でもないような錯覚にとらわれている私たち。
そのことを突き付けられた気がしました。
いま手にしている自由や平和を失いたくなかったら、
危機に瀕した憲法を、私たち自身が守ろうと行動しなければ、誰も守ってはくれない。
その自由や平和はいとも簡単に奪われてしまうのかもしれない・・
そんな怖さを感じました。
でも、どう行動すればいいのだろう・・
伊藤さんは私たちに求められていることとして、
・憲法を学び使いこなして、主体的に生きること
・おかしいことには、おかしいと声をあげること
の2つを示されました。
そうですね~
憲法の本質を変えるような重大なことを閣議決定でやってのけようなんて、おかしい!
絶対おかしい!と声をあげよう。
身近なところでも、
命が何より大事だから、玄海原発の再稼働はしないで!
福島原発の事故処理も収束していないのに、再稼働なんておかしい!と言おう。
石木ダムは要らない!
もう佐世保の水は足りてるし、これから人口は減るのに水不足なんておかしい!と言おう。
あなたも、
ぜひ、おかしいことはおかしいと、声をあげませんか?