決してシリアに味方するつもりはない。
政府軍だろうと、反政府軍だろうと、無差別に市民を殺傷する化学兵器を使ったことは許されない。
でも、その報復が空爆?
空爆も無辜の市民を巻き添えにするでしょ?
アメリカは、28日、アサド政権による化学兵器使用と断定。
会見でハーフ副報道官は軍事介入の根拠として、
「多数の市民を無差別に殺害したことは国際法違反に当たる」と強調した。
そこで、ロイター通信の記者が質問した。
「米国が核兵器を使用し、広島、長崎で大量の市民を無差別に殺害したことは、
あなたの言う国際法への違反だったのか」と。
ハーフ副報道官はコメントを避けたそうな。。
だよね。
答えられないよね。
化学兵器を使ったら空爆されて当然なら、アメリカも空爆されるべきだよね。
ベトナムに枯葉剤をたっぷりまき散らしたこと忘れてないよね?
イラクやアフガンで使った劣化ウラン弾。
あれは許されるの?
あれは核兵器で化学兵器ではないから?
核兵器は良くて、化学兵器は悪いの?
その根拠は何?
「多数の市民を無差別に殺害した罪」を言うなら、
イスラエルのパレスチナに対する罪にはどうして目をつぶるの?
イスラエルだけじゃない。
ロシアも中国もアメリカも・・
大国と呼ばれる国々はこれまでどれほど多くの市民を殺傷してきただろう…
かつて、私たちの国もそうだった。
20世紀前半、隣国の多くの市民を殺傷してきた。
そのことを本当に悔い改めたくて、私たちは憲法9条を手に入れた。
その、私たち日本国民の宝物を、いま安倍総理をはじめとする自民党政権は、
私たちの手から奪い取り、葬り去ろうとしている。
為政者は、なぜ戦争が好きなんだろう。
核兵器廃絶を唱えたオバマ大統領に感動し、はじめは期待したけれど、
だんだん彼もアメリカ大統領らしく変化していった。
大量破壊兵器を隠し持っていると断定してイラク戦争を始めたブッシュと、
いま同じことをやろうとしている。
為政者はなぜ、戦争をやりたくなるのだろう。