「福島で採取の土」環境省職員が投棄
このニュースには唖然としましたね~
今月8日、環境省に福島から土が送りつけられたそうです。
「福島市の自宅で採取した土で環境省で保管・処分してほしい」などと添え書きがあり、
測定してみると、土の放射線量は最大で1時間あたり0.6マイクロシーベルト。
担当の官房総務課内で検討した結果、課の職員が自宅に持ち帰ることになり、
この職員の判断でその土は埼玉県の自宅近くの空き地に捨てられたということです。
ことが発覚してすぐに土は回収されたそうですが、
環境省のお役人の放射能に対する認識ってそんなもの???
私たちはひっくり返るほど驚いているけど、
福島の人たちは、もうイヤになるほどその現実を知らされた。
だから、自宅の土を送りつけたんだね…
今日は、福島のお米が出荷停止となったニュースも報道されました。
福島市大波地区産の玄米から、国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウム630ベクレルが検出されたそうです。
政府は同地区のコメを出荷停止にすると発表しました。
農家の方は落胆と怒りの表情でいっぱいでした。
八十八の手間をかけて作るから「米」と書くんだよ…と、小学校の時教わりました。
その手間をかけた作物が県の検査では合格となって、安全宣言が出され、
農家の皆さんは喜んでいただけに、怒りは県に向けられていました。
でも、米だけじゃない。
この実りの秋に、福島とその周辺では、とんでもない事態に直面しているのです。
最近の主なニュースだけを拾っても、こんなに…
福島のキウイとワサビで基準値超え
毎日新聞 11月15日(火)22時21分配信
栃木のナメコなど出荷停止
時事通信 11月14日(月)18時22分配信
栃木県内の出荷停止は、原木ナメコが那須塩原、日光両市。原木クリタケが足利、佐野、真岡、さくら、那須烏山の5市と、上三川、茂木、市貝、芳賀、高根沢の5町。これにより、同県産クリタケの出荷停止は計14市町に拡大した。
原木シイタケ 国から出荷制限指示 / 茨城
産経新聞 11月13日(日)7時55分配信
「あんぽ柿」セシウム検出、苦渋の廃棄…福島
読売新聞 11月12日(土)14時32分配信
伊達地方には約1030軒の生産農家がある。年間約15トンを出荷するという同県国見町の渋谷貞明さん(60)方では、数十本の柿の木にはしごをかけ、たわわに実った実を1個ずつ地面に落とすなどした。
本来なら10月中旬に収穫し、今頃は出荷作業に入っていたはずだった。だが、県が試験的に加工したあんぽ柿から最大で1キロ・グラムあたり713ベクレルの放射性セシウムが検出され、県は10月14日、伊達市など3市町に出荷自粛を要請。渋谷さんは今季の出荷を断念した。 あんぽ柿は、実を乾燥させる過程で水分が80%から30~40%に減り、加工後の放射性物質濃度が高くなる。同じく県特産の桃や梨などについては規制値を超えたことはなかった。それだけに「市場に出た後で暫定規制値を超えたことが判明したら、ブランドイメージが打撃を受ける」と、JA伊達みらい(伊達市)は農家に出荷自粛の徹底を求め、実の廃棄を指導。多くの農家が実の処分場所の確保にも困っている。
干しシイタケから規制値超セシウム/福島
毎日新聞 11月10日(木)12時39分配信
県内では既に17市町村で露地栽培のシイタケの出荷が制限されており、これ以外の地域についても、乾燥加工した場合は出荷前の検査を行っていくという。
また喜多方市の業者が製造した乾燥ドクダミ(茶葉)から規制値を超える620ベクレルのセシウムを検出したため、この業者に出荷自粛を要請した。【関雄輔】