佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

土・米・キノコ・キウイ・ワサビ・柿・・・汚染の秋

2011-11-17 | さよなら原発

「福島で採取の土」環境省職員が投棄

このニュースには唖然としましたね~

今月8日、環境省に福島から土が送りつけられたそうです。

「福島市の自宅で採取した土で環境省で保管・処分してほしい」などと添え書きがあり、

測定してみると、土の放射線量は最大で1時間あたり0.6マイクロシーベルト。

担当の官房総務課内で検討した結果、課の職員が自宅に持ち帰ることになり、

この職員の判断でその土は埼玉県の自宅近くの空き地に捨てられたということです。

 

ことが発覚してすぐに土は回収されたそうですが、

環境省のお役人の放射能に対する認識ってそんなもの???

 

私たちはひっくり返るほど驚いているけど、

福島の人たちは、もうイヤになるほどその現実を知らされた。

だから、自宅の土を送りつけたんだね…

 

今日は、福島のお米が出荷停止となったニュースも報道されました。

福島市大波地区産の玄米から、国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウム630ベクレルが検出されたそうです。

政府は同地区のコメを出荷停止にすると発表しました。

農家の方は落胆と怒りの表情でいっぱいでした。

八十八の手間をかけて作るから「米」と書くんだよ…と、小学校の時教わりました。

その手間をかけた作物が県の検査では合格となって、安全宣言が出され、

農家の皆さんは喜んでいただけに、怒りは県に向けられていました。

 

でも、米だけじゃない。

この実りの秋に、福島とその周辺では、とんでもない事態に直面しているのです。

最近の主なニュースだけを拾っても、こんなに…

 

 

福島のキウイとワサビで基準値超え

毎日新聞 11月15日(火)22時21分配信

 福島県は15日、南相馬市のキウイフルーツと伊達市の畑ワサビの根から国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムを検出したと発表。同県産のキウイフルーツと畑ワサビが規制値を超えるのは初めて。県は両市と生産団体に出荷自粛を要請した。キウイフルーツ2点から580、1120ベクレル。畑ワサビ3点から540~1060ベクレルを検出。出荷前で市場には流通していないという。

 
  

栃木のナメコなど出荷停止

時事通信 11月14日(月)18時22分配信

 政府は14日、福島県川俣町の屋内施設で栽培された原木シイタケと、栃木県の一部地域で露地栽培された原木ナメコと原木クリタケについて、食品衛生法の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を上回る放射性セシウムが検出されたとして、両県知事に出荷停止を指示した。福島県では、別の2市町で屋内栽培された原木シイタケが出荷停止となっている。
 栃木県内の出荷停止は、原木ナメコが那須塩原、日光両市。原木クリタケが足利、佐野、真岡、さくら、那須烏山の5市と、上三川、茂木、市貝、芳賀、高根沢の5町。これにより、同県産クリタケの出荷停止は計14市町に拡大した。 

  

原木シイタケ 国から出荷制限指示 / 茨城

産経新聞 11月13日(日)7時55分配信

 国の原子力災害対策本部は茨城町(露地、ハウス栽培)や阿見町(露地栽培)の原木シイタケについて、出荷制限を指示した。暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたため。県内の原木シイタケの出荷停止は鉾田、土浦、小美玉、行方の各市を含め6市町になった。(県林政課、生活衛生課発表)

 
  

「あんぽ柿」セシウム検出、苦渋の廃棄…福島

読売新聞 11月12日(土)14時32分配信

 東京電力福島第一原発事故の影響で、福島県伊達地方特産の干し柿「あんぽ柿」から国の暫定規制値(1キロ・グラムあたり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたのを受けて、地元農家は一斉に干し柿の加工をやめ、今月から柿の実の廃棄を始めた

 伊達地方には約1030軒の生産農家がある。年間約15トンを出荷するという同県国見町の渋谷貞明さん(60)方では、数十本の柿の木にはしごをかけ、たわわに実った実を1個ずつ地面に落とすなどした。

 本来なら10月中旬に収穫し、今頃は出荷作業に入っていたはずだった。だが、県が試験的に加工したあんぽ柿から最大で1キロ・グラムあたり713ベクレルの放射性セシウムが検出され、県は10月14日、伊達市など3市町に出荷自粛を要請。渋谷さんは今季の出荷を断念した。 あんぽ柿は、実を乾燥させる過程で水分が80%から30~40%に減り、加工後の放射性物質濃度が高くなる。同じく県特産の桃や梨などについては規制値を超えたことはなかった。それだけに「市場に出た後で暫定規制値を超えたことが判明したら、ブランドイメージが打撃を受ける」と、JA伊達みらい(伊達市)は農家に出荷自粛の徹底を求め、実の廃棄を指導。多くの農家が実の処分場所の確保にも困っている
 
  
 
 

干しシイタケから規制値超セシウム/福島

毎日新聞 11月10日(木)12時39分配信

 県は9日、須賀川、鏡石、天栄の3市町村で製造した干しシイタケから国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムを検出したと発表した。露地栽培の原木シイタケを加工したもので、須賀川市570ベクレル▽鏡石町630ベクレル▽天栄村1540ベクレル。県は各市町村と生産団体に出荷自粛を要請した。
 県内では既に17市町村で露地栽培のシイタケの出荷が制限されており、これ以外の地域についても、乾燥加工した場合は出荷前の検査を行っていくという。
 また喜多方市の業者が製造した乾燥ドクダミ(茶葉)から規制値を超える620ベクレルのセシウムを検出したため、この業者に出荷自粛を要請した。【関雄輔】
 
 
 
ここ佐世保にいると、まるで実感がわきません。
 
それが怖いと思うのです。
 
コメント
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