佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

熱中症と座り込み

2010-07-23 | 石木ダム

梅雨明け以来、全国的に猛暑が続いていますね。

皆さん、お元気ですか?

くれぐれも体調には気をつけてくださいね。

 

昨日一日で9人もの人が熱中症で亡くなったそうです。

一昨日はたしか6人と報道されてましたね。

そして、その多くは、お年寄りです。

ニュースを聞くたびに、ずっと気になっていました。

「こうばる」のおばあちゃんたちのことが・・。

 

私自身は、まだ座り込み参加を再開できないでいます。

先週の土曜日、ほんの1時間ほど参加してみたのですが、

仲間たちの厳しく親身な忠告を受け、今週いっぱい自粛することにしたのです。

ドクターや赤十字の方も、

検査の結果異常はみられないなくても完治するまでは行動に留意するように言われ、

家族も心配していたので、受け入れざるを得ませんでした。

 

でも、炎天下の路上で、テントがあるとは言え、おばあちゃんたちが座っている光景を思い出すと、

休んでいるのが申し訳なくて・・・なんとなく落ち着かない毎日でした。

 

ところが、昨日、「朗報よ!」と仲間からの電話。

なんと、今日から一時的に工事がお休みになったというのです。

ある方(差し障りがあるといけないので、X氏としておきましょう。りっぱな企業経営者です)が、

中村知事に忠告をして下さったのだそうです。

 

この炎天下に座り込みを続けるお年寄りに万一のことがあったら、

熱中症で亡くなったりしたら、

知事、あなたも、「全く責任がない」では済まされませんよ

と。

 

その言葉を受け入れて、中村知事は、

この猛暑の期間は工事を一時中断する

という英断を下したのです。

 

中村知事、ありがとうございます。

忠告して下さったX氏、ありがとうございます。

本当にホッとしました。

例え一時的なことにせよ、このような人としての心が通い合うことで、

対立している者同士にも話し合いの糸口が生まれます。

相手を理解する切っ掛けが生まれます。

 

こうばるのおばあちゃんたち、

その子どもであり嫁である団塊世代の頑張り屋さんたち、

彼らを支援する川棚と佐世保の仲間たち、

皆さん、本当にお疲れ様でした。

やっと夏休みがやってきましたね。

今日からしばらく(?どのくらいかなぁ)は、どうぞ体を休めて、

溜まった疲労の回復に努めてくださいね。

 

このまま永遠に工事が再開されなければいいのですが…

それは今のところ夢に近い状況なので、

座り込みの再開に備えて、

よく食べ、よく眠り、よく飲み、英気を養っておきましょう

 

ところで、熱中症による死者数ですが、

最近の10年間では年平均で400人近いとのこと、

30年前に比べ6倍になっているそうです。

http://www.asahi.com/national/update/0722/TKY201007220356.html

35度以上の猛暑日が増加していることと、

冷暖房機器への依存により気温の変化に対応する機能の衰えも原因しているとか…。

 

対策としては、

▽炎天下や高温多湿の室内で、長時間の作業やスポーツは避ける

▽小まめに水分をとる

ことくらいですが、

水分といっても水や麦茶などより、スポーツドリンクや食塩水がいいそうですよ。

汗として塩分も排出されるから…ですね。

 

それから、アルコールは逆に脱水症状を引き起こす可能性があってお薦めじゃないって、

ご存知でしたか?

ノンベエさんたち、「水分補給に今夜もビール!」は言いわけにならないようですよ。

 

もし熱中症にかかった場合は、

すぐに風通しの良い日陰など涼しい場所で休み、

首の横脇の下足の付け根などを冷やすことが大事だそうです。

これは覚えておきたいですね。

 

では、皆さん、お互いに、無理をせずに、この酷暑を乗り切りましょう! 

 

コメント (7)
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