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佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

司法は生きていた!大飯原発差し止め

2014-05-22 | さよなら原発

大飯原発3、4号機を運転してはならない

という画期的な判決が、昨日、福井地方裁判所にてくだされました

ここに、判決要旨の全文があります。http://www.news-pj.net/diary/1001

素晴らしい内容です。是非多くの人に読んで頂きたいと思います。

 

一部抜粋させて頂くと・・・

 

個人の生命、身体、精神及び生活に関する利益は、各人の人格に本質的なものであって、

その総体が人格権である…人格権は憲法上の権利であり(13条、25条)、

また人の生命を基礎とするものであるがゆえに…これを超える価値を他に見出すことはできない

 

原子力発電技術の危険性の本質及びそのもたらす被害の大きさは、

福島原発事故を通じて十分に明らかになったといえる。

福島原発事故の後において、この判断を避けることは、

判所に課された最も重要な責務を放棄するに等しいものと考えられる。

 

日本列島は太平洋プレート、オホーツクプレート、ユーラシアプレート及びフィリピンプレート

4つのプレートの境目に位置しており、全世界の地震の1割が狭い我が国の国土で発生する

この地震大国日本において、基準地震動を超える地震が大飯原発に到来しないというのは

根拠のない楽観的見通しにしかすぎない。

 

本件原発に係る安全技術及び設備は万全ではないのではないかという疑いが残るというにとどまらず、

むしろ、確たる根拠のない楽観的な見通しのもとに初めて成り立ち得る脆弱なものであると認めざるを得ない。

 

被告は本件原発の稼動が電力供給の安定性、コストの低減につながると主張するが、当裁判所は、

極めて多数の人の生存そのものに関わる権利と電気代の高い低いの問題等とを並べて論じるような議論に加わったり、その議論の当否を判断すること自体、法的には許されないことであると考えている。

 

コストの問題に関連して国富の流出や喪失の議論があるが、

たとえ本件原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても、

これを国富の流出や喪失というべきではなく、

豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、

これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失であると当裁判所は考えている。

 

被告は、原子力発電所の稼動がCO2排出削減に資するもので環境面で優れている旨主張するが、

原子力発電所でひとたび深刻事故が起こった場合の環境汚染はすさまじいものであって、

福島原発事故は我が国始まって以来最大の公害、環境汚染であることに照らすと、

環境問題を原子力発電所の運転継続の根拠とすることは甚だしい筋違いである。

 

 

読みながら、そこに示された曇りのない思考と言葉に胸を打たれていました。

この意義を私たちもしっかり受け止め、玄海原発訴訟にも影響をもたらすよう声をあげていきたい。

そして、各地で同様の判決が続出することを心から祈ります。

 

しかし、早速、菅官房長官は「再稼働を進める政府方針に変わりはない」と言い、

関西電力は「判決文の詳細を確認の上、速やかに控訴の手続きを行う」とコメントし、

原子力規制委員会の田中委員長は「大飯についてはわれわれの考え方で審査をしていく」と述べました。

 

そんなことってあり?行政は司法の判断を尊重する義務があるんじゃないの?

と一瞬思ったけど、ありなんですよね~

地裁で勝訴しても控訴され、判決が確定するまでの間にどんどん既成事実がつくられていくケースは

ダム問題で十分学ばされました…

 

そのような現実はあるにせよ、やはり、昨日の判決は歴史的な素晴らしいものだったと思います。

テレビに映っていた「司法は生きていた」との垂れ幕にあらためて感動です。

この司法がさらに生き生きと輝くよう、私たち国民もしっかり支えていかなければ・・・

 


鼻血論争 風評被害?

2014-05-14 | さよなら原発

ここ数日、「美味しんぼ」への攻撃と、それに対する反論がどんどんエスカレートしていますね。

 

私は科学的なことはよくわからないけど、

「許しがたい風評被害」として小学館に抗議文を送ったり、「鼻血なんていうのは、しょっちゅう起こるわけで、福島原発事故との関係はありません」と言い切る医学者の発言などが、騒ぎを大きくしていて、福島県民を困らせているように感じます。

少し冷静に考えてみたいと思い、いくつかのメールを読み返していたら、こんな記事が転載されていました。

福島県双葉町とその住民を取材したドキュメンタリー『フタバから遠く離れて』(2012年)を撮影した映画監督の舩橋淳さんのご意見で、私はそれにとても共感しましたので、ご紹介します。

 

騒ぎだけがヒステリックに大きくなっているので、まず事実関係をちゃんと把握する必要があると思い、「美味しんぼ」の第604話や、単行本第110巻「福島の真実」を読んだ。感想としては、地に足の着いた直接取材に基づく、一次情報としての現実描写であるということ。その冷徹で忠実な客観性は、殆どドキュメンタリーのそれである。

福島の農家がいかに安全基準をちゃんとクリアすることに苦心し、おいしい農産物を売ろうとしているかを活写している。さらに第110巻では、業者の買い控えにより財政的な苦境に陥っている農家を描き、その真の原因は、福島第一原発から今も漏れ続けている放射性物質であると、山岡士郎・海原雄山らキャラクターの弁を借り、痛烈な批判をしている。
「福島の真実」全編を読むと、福島の豊かな食文化に対する畏敬の念と愛情、それを育んで来た土壌・自然が失われてしまったことへの嘆きが痛切に描かれている。そして、そんな状況を引き起こした東京電力と何も有効な策を打ち出せずにいる行政に対する原作者・雁屋氏の憤りがひしと伝わってくる。

福島の人々を貶めようとする意図など全くないのは一目瞭然。むしろ、その逆であり、全編が福島への愛情で貫かれていることを、この件について意見する人間はまず自分の目で確かめて欲しい。

その後、双葉町役場と話してみた。
ここ数日、役場に電話が殺到したそう。本当に「鼻血の事実があるのか」「そんな話はきいたことないのに、勝手に広めていないのか」などの苦情が多かったそうだ。だから、町としてもちゃんと対応していることを示すため態度を表明した=小学館に抗議文を送った、そうだ。

町としては健康福祉課で調査したところ、鼻血の症状が顕著にでている例はなく、被ばくとの直接関係は(漫画のとおり)立証されていないそう。だから、井戸川前双葉町長の鼻血の例をとって、福島県の多くの人が鼻血を流している、ととられる表現は、事実に反するのではないか、というのが双葉町役場の立場だった。

僕自身は映画「フタバから遠く離れて」「放射能 Radioactive」の撮影を通し、鼻血が止まらない経験を実際した方は井戸川さん以外あったことがない。しかし、双葉町の仮設住宅で喉がひりひりするという方、頭髪、体毛が抜けたという方には数人会ったことがあり、身体に斑点が出たという話は数度聞いている。噂を増幅させるのは福島の為にはならないので、それよりも映像そのもので見せるしかない、と僕は思っている。
鼻血に関しては多くの症例が確認できていないだけに、「今のところ」は双葉町役場の言い分も間違ってはいない、しかし継続的に裏付けをとる必要があり、鼻血の事実が確証できればそれは、すぐさま健康障害として認知するべき、というのが僕の見方だ。

実際、放射線治療の専門医・西尾正道北海道がんセンター名誉院長は、「鼻血は低い線量でも広範な粘膜が被ばくした場合は出ても不思議ではありません。」といっている。
(引用元:http://nimosaku.blog.so-net.ne.jp/2014-05-07

昨日ご自身のFBページで写真もアップしていた井戸川さんの鼻血が、放射線被ばくによるものなのかどうか、それは検査を進めなければ立証できない。さらに、同様な症状を訴える福島県の人が出てきてもおかしくない。

今は何も分からないだけなのだ。

では、ここで重要なことは何なのだろう?

子供の甲状腺がんの異常発症など、被ばくの影響がはっきりと出ているケースは現在進行形として存在し、僕たちは噂を広めることなく、事実だけを見つめ、それを抑圧・黙殺するのではなく、"予防原則"で対策を講じてゆくことが大事なのではないだろうか。
 山岡士郎の鼻血イメージばかりをネットで拡散することこそ、状況を悪化させ、福島を貶めることに繋がる。それこそ風評被害であり、僕らは何が実害で、何が風評被害なのか、現実だけを直視する目を磨かなければいけない。

そして、敵を見誤ってはいけない

批判されるべきは、漫画の原作者でも、事故の被害者である双葉町でもない。
ストロンチウムを含む全ての核種を検査することなく食物を市場に流し、国際基準よりもよっぽど高い20mSvの被ばく限度を敷いて人々に低線量被ばくを強いている行政こそ、僕らが糾弾し、被ばく回避のための対策を直ぐさま講じるよう求めなければいけない。

現実だけを直視し、根本原因を作った加害者の責任を問い、改善策を求めるのが、僕たちにできることだ。

 

ほんとうにその通りだと思う。

現実に目を背けることは、問題解決の時を先延ばしにするばかり。

 


罪滅ぼしの脱原発

2014-03-13 | さよなら原発

神奈川に住む友人は、NHKの籾井会長問題以前から、全くテレビとは無縁の生活をしていました。

テレビだけではなく新聞も、読売、朝日など大手には強い抵抗を示していました。

たぶん、たくさん取材された経験から植え付けられた実感なのでしょう。

遠回りでも、口コミで伝えていくことの大切さをよく語っていました。

 

その友人が、珍しく新聞の取材を受け、その記事について知らせてくれましたので、貼付します。

「内容は恥ずかしいものですが、もう、恥ずかしがってひっこんでいる余裕がないほど、

日本の原発事故への対応はおかしな状況に陥っています」と書かれていました。

そして、

この記事を書いた若い男性記者は幼い子を持つそうで、態度は真剣そのものでした」とも。。。

 

 

罪滅ぼしの脱原発 

福島第一原発に携わった元技術者が訴え/横浜

カナロコ by 神奈川新聞 3月9日(日)7時0分配信

 原子力発電を推進する側に長く身を置き、東京電力福島第1原発にも携わった元技術者が、脱原発社会を目指し講演を続けている。根底にあるのは、贖罪(しょくざい)の念。原発の安全性に限界を感じていたものの、国策を前に見て見ぬふりを続けてきた。原発事故から3年を迎える今、「原発の安全性は理論ではなく信仰だった」と言い切る。講演会で各地を回り、国内すべての原子炉廃炉の必要性を、ためらわずに訴えている。

 「この国で原発は駄目なんだと、もっと広く伝えるべきだった」。3年前。放射性物質が拡散し、住民が避難を余儀なくされた福島第1原発事故を目の当たりにした小倉志郎さん(72)=横浜市=は、自責の念に駆られていた。

 旧日本原子力事業や東芝に勤務し、原子炉の冷却水ポンプの設計などに携わってきた。1960年代後半から福島第1原発1~6号機のポンプや熱交換機を担当した。

 当時の設計思想は、電源などのシステムが1系統しか使用不能にならないとする「単一故障原理」。今回のようなすべての外部電源が失われる事態は想定外だった。「だがそれは、理論ではなく信仰」と小倉さん。なぜか。

 「そう信じ込まないと、膨大な対策が必要になる。そんな対策は経済的に成り立たないと今なら言えるが、当時は疑いもしなかった」。国策として原発は推進されている。家族を養わなければならない。長く勤めるうちに原子力産業の問題点も見えてきたが、「見て見ぬふり」をするのが精いっぱいだった。

 2002年に定年退職を迎えた。技術を買われ電力会社などから「若い技術者の教育担当に」と再就職の誘いがあったが、すべて断った。「もう関わりたくない」との思いからだった。

 安息を得た一方、押しとどめていた原発への懸念や不信感が頭をもたげた。07年、編集者だった友人の勧めで、論文を執筆。電源設備など機器の多くが屋外にほぼむき出しで設置されており、武力攻撃などで冷却機能を失う原発のもろさを指摘した。論文を機に、原発の危険性を伝える講演活動も始めた。

 震災後、講演の依頼は急増した。「たくさんの人に伝えたい」と断らずに応じている。原発の内情だけでなく、除染の難しさや内部被ばくのリスクについても紹介している。

 だが、目の前の現実は自身の思いから逆行を続ける。原発再稼働の手続きは全国で進み、政府の新たなエネルギー基本計画案は原発を「重要なベースロード電源」と位置付ける。

 「同じ考えでいる仲間うちで脱原発を叫んでいるだけでは、手遅れになる」。現状の脱原発運動に危機感を強める小倉さんは、「運動の輪の外にある『日常』を生きる人々と、どうやって自然に思いをつないでいけるか。身近なところから話し合う努力を地道に続けていくしかない」と話す。

 そうやって脱原発社会を手繰り寄せていく-。「それが福島に報いることではないか」。小倉さんは、そう考えている。

 

 


ひずんだ家族

2014-03-08 | さよなら原発

つい先日高校を卒業したばかりの福島県のはるかさん。

彼女の「ひずんだ家族」の現実を、私たちは知るべきだと思ったので、

今日の朝日新聞の記事を転載させてもらいます。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11017754.html?_requesturl=articles/DA3S11017754.html&iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11017754

 

きっと福島には、何人ものはるかさんがいることでしょう。。。

 

 

 あれから家族はふつうではなくなり、私はそれに慣れてしまった。

 両親の間の溝が決定的に深まったのは、震災の年の夏。暑い日だった。

 4カ所目の避難先だった福島県郡山市のアパートで、泣き叫ぶ母(49)が父(51)をなじった。

 「大丈夫って言ったのに、大丈夫じゃなかったじゃない」

 父は言い返さなかった。

 何でこんなことになったんだろう。高校1年だった矢代悠(はるか)さん(18)はトイレにこもり、声が漏れないように泣いた。

 父は東京電力社員。自宅は福島第一原発の20キロ圏内、福島県楢葉町にあった。一家は原発事故で、震災の翌日から避難を迫られた。車で寝泊まりもした。

 父は事故の収束作業に呼び戻された。避難先の家に戻るのは月8日程度。細い体がさらに痩せ、ほおがこけた。母は知り合いから口々に「どう責任を取るの」「被害者面して」と言われ、携帯電話の電話帳から約30人の名前を消した。

 福島県いわき市に避難した祖母までが「おめえの旦那が東電のせいで、どれだけ世間体を悪くしてるか」と言った。母は泣いた。若いころ、東電の子会社に勤め、「安定している東電の人と結婚しなさい」という祖母の言葉通りの選択をしたのに。

 両親は会話を交わさなくなった。父からメールを受け取り、内容を母に伝える役割を悠さんが担った。

    *

 テレビニュースが「脱原発デモ」を映し出す。

 東京の電気をつくる原発がどこにあるかも知らなかったくせに。お父さんが頑張っていることは、誰も知ろうとしないのに。無責任じゃない?

 悠さんは父が責められているように感じて、腹が立った。でも、「父のことを話せば、軽蔑した目で見られるかも」と心配する自分もいた。高校でも父のことを深くは話せなかった。

 高2の夏。被災地の高校生300人を招くNPOや企業の企画で、米国に短期留学した。他の高校生や米国の学生とディスカッションを重ねるうち、度胸がついてくるのがわかった。

 帰国後、被災地の高校生が東北の課題を話し合う東京の集まりにも参加した。母を津波で失った宮城県の高校生の体験を聞き、決心した。「自分も言わなきゃ」。緊張で体が震えたけれど、みな泣きながら聞いてくれた。

 被災したからこそ得た機会が自分を強くしていた。

 「震災で減った観光客を呼び戻そう」。留学仲間の高校生が企画したいわき市を案内するバスツアーにも、スタッフとして加わった。悠さんは高2の春からいわき市に移り住んでいた。

 旅行会社の協力で昨年5月に始まったツアーは、第3弾まで実現した。悠さんは首都圏からの客に父が東電社員として収束作業に当たっていることを話した。そして、「私たちが楢葉町に住んでいたことを忘れないでください」と伝えた。

 抱きしめてくれる人、「お父さんたちは英雄だ」と言ってくれる人がいた。震災後はめったに笑わず、口数も減った父。その父が口に出せないことを、代わりに少しだけ言えた気がした。

    *

 母は今も祖母を許すことができない。「心穏やかになる日はない。私に実家はない」と言う。父は福島第一原発4号機の核燃料取り出しに当たり、週末だけ帰宅する生活が続く。父母がそろっても、視線が交わることはない。

 悠さんは今月1日、高校を卒業した。4月から県内の大学で建築を学ぶ。「昔のように、家族でリビングに集まって仲良く話したい。でもどうすればいいのか、わからない」

 ただ、一つ考えていることがある。

 おばあちゃんに会いに行って話を聴こう。なぜお母さんにあんなことを言ったか、どんな気持ちなのか。家族の関係が変わるきっかけになるかもしれないから。今の私なら、向き合える自信がある。

 (根岸拓朗)


希望の牧場

2014-02-23 | さよなら原発

 

「希望の牧場・ふくしま」のことを知ったのはちょうど2年前。

「ふくちゃん」という骨折した被ばく牛の新聞記事を見たのがきっかけ。

その時はじめて、警戒区域の中で、被ばくした牛たちを飼育し続ける牧場があることを知りました。

http://blog.goo.ne.jp/michie39/d/20120216

その後も、時々、「希望の牧場・ふくしま」のHPを覗いていましたが、

ふくちゃんが死んでしまってからは、だんだん遠ざかり、

最近はほとんど開いていなかった…

 

その「希望の牧場」の吉沢正巳さんが長崎にやってくる!お話が聴ける!

と知って、昨日聴きに行きました。

 

・3月11日、地震直後の浪江町の状況

・12日~15日すべての原発が爆発する様子

・17日、東京電力と国へ一人抗議に向かった経緯

・「牛より人間だろう!」と言われ、レスキュー計画実現せず

・戻った吉沢さんに社長は言った「牛を生かそう!」

・立ち入り禁止区域のバリケードをかいくぐって、餌を運ぶ日々

・5月、国は警戒区域内の家畜の殺処分を決めるが、吉沢さんたちは拒否

・高邑前衆院議員の計らいで立ち入り許可証を取得、本格的救助開始

・「希望の牧場・ふくしま」プロジェクト発足

 

そして現状について、よどみなく、力強く、

ときにはユーモアを交えて語ってくださいました。

 

なぜ被ばくした牛を助けるのか?

売り物にならないとわかっている牛をなぜ飼育し続けるのか?

それは、この牛たちが原発事故の生き証人だから。

放射能被害の貴重な科学的データを集積できる、

体内被曝の調査、生殖器官への影響など様々な研究の役に立つから。

 

そうおっしゃっていましたが、それ以前に、

きっと、理屈ではなく、ただそこにいる牛たちを助けたかった。

牛の命を見捨てられなかった。ベコ屋として。

それが本音ではないか・・・

 この写真を示された時、そう思いました。

これは、牛舎につながれたまま死んでいった牛たちの写真です。

自分の子どものような牛たちを、こんな姿にだけはしたくなかった、

できなかったのではないか。

 

いま、事故の風化が始まっている。

風化させてはならない。

被曝牛を生かし続けることによって、忘れさせない。

国の罪を問い続け、闘い続けたいと吉沢さんは言います。

 

「希望の牧場」のサイトアドレスはこちらです。
http://fukushima-farmsanctuary.blogzine.jp/

 


第2回「さよなら原発」愛宕山登山

2014-02-22 | さよなら原発

今日は「さよなら原発」と「てくてくウォーキング」の仲間による愛宕山登山!

昨年に続いて2度目です。

http://blog.goo.ne.jp/michie39/d/20130223

 

昨年同様青空の下、昨年と同じ(川渡りなどもある)楽しいコースを

今年は16人で歩きました。

 

低いけれど、かなり急な坂道もあり、息切れすることも…

参加者の様子を見ながら、休み休み案内してくれるYさんのおかげで、

途中でリタイアを考えてた人も完歩。

頂上で至福のひと時を味わっていました。

 

私は山頂からの美しい景色に疲れも吹き飛び、山に感謝。

ふと、放射能まみれになった福島の山のことを思い、心が痛みました。

 

でも、それを他人事と感じる人たちがたくさんいて、

いま玄海原発の再稼働に向けて着々と準備しています。

(19日、原子力規制委員会は再稼働への安全審査を先行させる原発の

 絞り込みをすることを発表しましたが、報道によると、

 玄海原発は大飯原発と共にかなり有力視されているらしい)

 

福一では、また高濃度の汚染水が大量に漏れたというのに!

再稼働検査のために使う労力があるなら、

一刻も早く福一の事故の収束と廃炉作業に取りくむべき!

再稼働なんて愚かな動きをどうか止めて下さい!

と、山頂の愛宕神社の神様に、しっかり神頼みしてきました。

 

下りはみんな余裕しゃくしゃく、

行きかう人に「がんばって~もう少しですよ~」とか、

小さな子には「偉いねー、頑張ってるねー」とか声をかけながら下山。

 

声をかけられた人の中には、「ありがとうございまーす」の後、

私たちの胸に下がったプラカードを見て、

「あ、さよなら原発ですね、頑張ってください」と笑顔を返す人も。

 

私の前を歩いていた仲間の胸には、こんなプラカードがありました。 

 

それを見た女性が、すれ違う時、このアルファベットの読みを尋ねました。

「ヌークスって読むんですよ」

「ヌークスって何?」

「核兵器をさす場合もあるし、原発をさす場合もあるし…

 今は脱原発、さよなら原発の意味で使っていますが、

 私たちはどちらも無くしたいと思っています」

と説明すると、

「ちょっと待ってください。メモするから」と言って、

手帳とボールペンを取り出され、びっくり! 

70代と思しき女性でしたが、体力知力共に若々しい、素敵な方でした。

 

来年もまた、愛宕山に登るぞ~!! 

 


寒かった!さよなら原発させぼの集い

2014-02-15 | さよなら原発

昨日はとても寒かった…

冷たい雨も少し降る中、なるべく屋根のあるアーケードの方へ立って、

私たちは脱原発を呼びかけました。

 

通行人のほとんどは、足早に通り過ぎるだけ。

だあれも聞いちゃいない。

 

アーケード街を通る人々の向こうの島瀬公園の、

そのまた向こうの国道の向かい側に立つビルだけが、

見守ってくれているようでした。

 

わたしは、

福島県南相馬市の桜井市長が細川さんへの応援演説の中で訴えていたことを

伝えました。

 

あの震災直後、635人が命を落とし、111名がまだ見つかっていないこと。

福島第一原発事故により、71500人の南相馬市民のうち、6万人以上が故郷を

離れなければならなかったこと。

今現在も2万5千人を超える市民が避難をさせられていること。

南相馬市の予算は1千2百億円で、その内の半分以上が除染に使われていること。

そしてそのお金は、東京にもっていかれること。

その東京はオリンピックで盛り上がり、

ゼネコンは被災地の建設現場から東京へどんどん引き揚げているってこと。

もちろん復興住宅建設などよりずっと儲かるから。

 

桜井市長のあの力強い演説、

当事者として説得力のある演説、

それを聞いても、都民が選択したのは脱原発候補ではなかったのだから…

と虚しい気持ちもあったけど、それでも伝えたかった。

たった一人の人でもいいから「そうだったのか…」と思ってくれれば。

 

来月で丸3年。

あの恐怖、安全神話を押し付けてきた国や電力会社への怒り、

そんな空気が急速に薄れていっている気がします。

戦争への恐怖、平和への希求が薄れていくのと同様に。。

 

誰かも言ってたけど、やはりこの国は破滅に向かっているのでしょうか?

いえいえ、諦めてはいけませんよね。

絶望の隣は希望なのだから…!

 

いま、その希望の花が1つ開きました。

 

「今まで、復興の役に立てるのかと無力感を感じていた。

五輪の金メダリストになり、これからがスタート。

何か出来ることがあると思う」

 

若き王者の言葉が、希望そのもの

羽生結弦選手、おめでとう!

そして、ありがとう…

 


都知事選を終えて

2014-02-11 | さよなら原発

マスコミの予想通り、自公推薦の舛添氏が圧勝。

9日夜は、悪夢であってほしいと願い、

翌10日は紛れもない現実にガックリし、

脱原発を手にするまたとないチャンスを無駄にした都民に怒ったりしたけれど、

今日は早くもそのショックから立ち直り、

日本人なんて所詮こんなもんさ~、

おバカさんは東京都民だけじゃないし…と居直り気分。

こんなふうに、すぐに自分たちを許してしまう国民性だから、

日本はいつまでたっても変われないのだろうか。。

 

都民ではない国民がこれほど多く注目した都知事選挙は初めてのことかも。

脱原発を願う、あるいは一刻も早い再稼働を願う日本中の人々が見つめていました。

でも、投票率は46.15%。

大雪の影響もあったでしょうが、前回の62.60%を16.45ポイントも下回り、

過去3番目に低い投票率となったようです。

WHY?

そんなに都民にとってはどうでもいいこと?

知事が誰になろうと、関心ない?

 

脱原発を願う私は細川さんの立候補とそれを応援する小泉さんの出現に、

やったー!これでチャンスあり!と単純に喜んでいましたが、

もう一人の脱原発候補と一本化できず、

日に日に両者の距離は開いていき、

協力するどころか対立の雰囲気に…

 

残念です。実に残念です。

あちら側(原発容認派)の人は勝つためなら見栄や外聞など気にしない、

かつて除名処分にした人物を応援する自民党も自民党だし、

自分が見限って離党した政党の応援を頼みにする舛添氏も舛添氏だし、

どちらもかつての主義主張などどこ吹く風。

 

一方こちら側(原発反対派)の人たちは、勝つことよりも、

理念の違いばかりを重視して、歩み寄ろうとはしなかった。

まったく現実を見ようとしない人たちのように見える。

そして彼らを取り巻く人たちが、それを助長していたように思う。

おバカな応援団が、最悪の結果を作りだしてくれた。

あちら側の賢い人たちは、さぞ喜んでいることでしょう。

 

とにもかくにも、

舛添要一氏は211万票を獲得し、

2位の宇都宮健児氏の98万票と3位の細川護熙氏の95万票を合わせても及ばなかったわけで…

これが首都東京都民の意思ということ。

悲しいけれどこれが現実。

せっかく止まっている原発が次々に再稼働されていくことでしょう。

日本国民の多数が脱原発を望んでいるのに、

それとは逆行する道を都民は選択したわけです。

 

でも、都民だけを非難はできない。

もし長崎で同様の選挙が行われたらどうか?

違う結果がでたか?

やはり同じかもしれない。

「長崎を世界一の街にしたい。

福祉、防災、経済、そしてなにより6年後のオリンピックを成功させたい」

「出産や雇用、年金などあらゆる面に力を入れていきたい。特に待機児童は4年間でゼロにしたい」と述べる候補に1票をいれる人は多いだろう。

未来を守ることより、今の経済、自分の利益に繋がることを考える人は多いだろう。

 

かつて日本人はエコノミックアニマルと評された。

状況は違うけど、経済的な豊かさを求め、お金に頼る国民性は変わらない。。。

 


南相馬市桜井市長の言葉

2014-02-07 | さよなら原発

 

 

桜井南相市長の演説(2月2日、有楽町)がユーチューブにアップされていました。
命への思い、原発をなくしたいという思い、
当事者だからこその強い思いを語っていました。

まだ聴いていない方は、どうぞ聴いてみてください。
内容の一部をここに抜粋します。 

 

あの震災直後、21メートルの津波が南相馬市を襲いました。

635人が命を落としました。

111名がまだ見つかっておりません。

その時3月12日に福島原発第一原発が爆発。

家族の捜索ができないまま、避難させられたんです。

 

71500人いた南相馬市民のうち、

6万人以上が故郷を離れなければならなかった。

なぜ強制的に、自分の場所を離れさせられなければならないのか。

今現在も2万5千人を超える市民が避難をさせられているんです。

 

私は市民の命を守るために、私の独自の判断で市民を避難させました。

3月16日に、新潟県泉田知事から、

新潟県は南相馬市民全員を受け入れると言っていただきました。

私は、天から、神からの声の様に嬉しかった。

 

東京にオリンピック、いいですよ。

でも、現場でどういう事が起きているか知っていますか?

建築現場は東京に引き揚げられてるんですよ。

大手ゼネコンは東京の方が儲かるんです。

南相馬市の予算は1千2百億です。

その内の半分以上が除染に使われます。

東京のゼネコンが福島に原発を起こして、福島に金を起こして、

また福島から金を奪っていく。

そんな事が許されますか。

東京を変えなければいけないんです。



国が20キロ、30キロ線引きをしたとき

物が一切入らなくなったときに、

細川佳代子さんは私のところにガソリンを運び、物資も運んできました。

いま命の防潮堤の先頭に立っているのが、細川護煕さんです。

 

今、この争点は「脱原発」とかいう甘い言葉じゃない。

命を守るかどうかなんです。

 

彼は命を掛けているんです。

私も命を掛けて戦っているんです。

東京電力と戦い、国のわけのわからない官僚と戦っているんです。

それは、見捨てられようとする市民の命を守る事なんです。



                       


100,000年後の安全

2014-01-30 | さよなら原発

この映画、あなたはもう観ましたか?

 

まだなら、是非観てほしい。

小泉さんの原発に対する考えを180度変えてしまった「オンカロ」。

オンカロとは、フィンランドの核廃棄物最終処理施設のこと。

その施設の全貌を紹介し、原発から生まれる高レベル放射性廃棄物の処理に

ついて問いかけるドキュメンタリー映画「100,000年後の安全」が、今、

ネット上で無料で観れます。

2月10日正午までの限定です。お早目に~

アップリンクさんの太っ腹な提供です。

(渋谷にある小さな小さな映画館ですが、その発信力はとても大きい)

さすが!やはり知事選への思いが為せる技でしょうか。。

 

本作の映画監督マイケル・マドセンは、こう言っています。

オンカロの取材をしたとき、学者たちに

高レベル放射線廃棄物処理場が作れない国がある としたらどこか」

という質問をしました。

その答えは日本でした。

現在の科学では放射性廃棄物の処理は地層処理しかないと言われていますが、

地層処 理場ができないのに原子力を持っている国である日本は、

火山があり地震があり、常に地層が安定していません。

 

処理場が作れない日本が原発を続けるなんて、バカげていますよね。

今有る保管場所は必ずいつかは満杯になります。

(もうすでに満杯に近づいている原発もあります)

満杯になれば、仕方なく原発は止めるでしょう。

どうせいつかは止めるのなら少しでも早い方がいい。

早ければ早いほど、ゴミは少なく抑えられる。

10万年間も保管しなきゃいけない危険なゴミの数を減らせるのだから。

これ以上、未来にツケを残すのはマジ止めようよー!