令和5年12月20日(水)
三重県伊賀市より
滋賀県甲賀市に入る。
甲賀市: 大 岡(だいこう)寺
<山門より>
水口宿は、
田園風景と野洲川の川沿いの
国道一号と県道の道間にある。
ゆったりとし、
昔日の思いに誘われる処である。
古く、この寺は
古く、この寺は
「龍王山観音院」と号し、
俗に「岡観音」の名で知られている。
<本堂>
寺伝によれば、
僧行基が諸国行脚に際し、
大(おお)岡(おか)山(やま)に
一宇を建て、
自彫の千手観音の木像を安置
したのが創まり。
白鳳14年(686)6月18日
であったと伝う。
<本寺由緒>
その後、寺勢は盛大を極め、
十六箇院を建立。
当山の所在が要害の地で、
交通も至便であったので、
武将の布陣となり、
源義綱、鴨長明(この寺で発心)、
源光行、それに一条兼良等が
宿ったという。
元禄の頃には、
元禄の頃には、
俳人芭蕉も当山を訪れ、
「命二ツ
中に活たる
櫻かな」
という句を詠む。
<芭蕉句碑>
ここにある桜は、
現在水口八景の一つ
に数えられている。
門人服部土芳と
門人服部土芳と
20年ぶりに再会。
命あって再会を得た喜び、
その喜ぶ二人の中に、
桜が生々花盛りである。
「活きたる」は
命二つと桜の咲き乱れるとの両様
を利かせる。