世に隠れ棲む気持ち
令和元年7月3日
昨夕は、久し振りの薄日が
射す。
今朝は日の光が眩しい!
薄雲の出入りは激しいので、
しばらくの陽光だろう。
洗濯物が一気に乾き、取り敢えず
解消!
さあ、大経寺の本堂へ。
日々の暮らしの諸々の御礼を述べ、
家族、親族の健康と安寧、孫達の
健やかな成長を祈願。最後にこの旅の
無事を!
当寺の参拝も近辺の方のお蔭。
入り口が分からず、お店の駐車場に
車を置かせて貰い、徒歩で行く。
すぐに、ゴミ出しをしておられ
る年配の方に尋ねると、寺は2つ
あると教えて下さる。
取り敢えずグーグルの案内を頼りに
進むと、「酒匂神社」に出る。
家の前の道を掃除しておられる
同年代の主婦に話すと、門前まで
案内してくださる。
やっとの思いでという始末。
有難し!!有難し!!!
芭蕉の句碑は、本堂左手前の
墓所の前。
芭蕉の句は、
「人も見ぬ 春や鏡の
うらの梅」
である。
鏡の裏面には、花鳥等の模様が
鋳付けてある。
その梅を、人も見ぬ春ともいう
べきかと言って、芭蕉自身の、
世に隠れ住む気持ちを寓する
意。
気持ちは大いに理解。
鏡の裏面に鋳付けられた梅を
人も見ぬ梅 と捉え、それを
また肯定する芭蕉のよさを
また感じる句である。