当山に凝縮!
平成31年1月30日(水)
長かった正月ももう晦日。
今朝は、小松市へ。
初回訪問は、此の山に最高の感銘を
受けた。
那谷寺再度の参拝!
藤の花が出迎えてくれる。
一の鳥居。
奥の細道では、
「山中の温泉(いでゆ)に行ほど、
白根が嶽跡にみなしてあゆむ。
左の山際に観音堂あり。
花山の法皇、三十三所の順礼
とげさせ給ひて後、大慈大悲の
像を安置し給ひて 、那谷と名付
給ふと也。
那智・谷組の二字をわかち
侍しとぞ。
奇石さまざまに古松植ならべて、
萱ぶきの小堂、岩の上に造りかけて、
殊勝の土地也。」
と著し、
「石山の 石より白し 秋の風」
という句を添える。
山門・神門か。
詳細は寺伝。
それによれば、養老元年(717)、
泰澄法師が、越前国江沼郡に
千手観音を安置したのが始まり
とされる。
その後寛和2年(986年)花山
法皇が行幸の折り岩窟で輝く
観音三十三身の姿を感じ、求る
観音霊場三十三カ所はすべて
この山に凝縮されるとし、
西国三十三観音の一番「那智」と
三十三番「谷汲」の山号から
一字ずつを取り、
「自主山厳屋寺」から「那谷寺」へ
と改名。
この広さ!
つづく。