貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

加賀市:山中温泉

2017-04-25 10:13:20 | 日記
加賀市:山中温泉

平成27年11月1日 8時~9時15分

 有馬温泉に次ぐ効能があるといわれる山中

温泉に到着。

 泉屋の主人の久米之助に魅了された芭蕉は、

ここでひとつの試練にみまわれる?

 「山中や 菊はたをらぬ 湯の匂」

という句を詠む。

 曾良はおなかを壊したので、、知り合いの

いる伊勢の国長島へ先に出発するという。

「行く行きて たふれ伏すとも 萩の原」

と書き残して去る。

 これからの旅は一人旅になるということに

なった地でもある。

 芭蕉と曾良と美少年の関係は、いろいろ

取りざたされているが、やはり絆がほどけ

た要因のひとつであることにちがいない。

 俳聖と弟子の関係は、そういつまでも続く

ことはない。変容と変貌、力関係にひびは

つきものだ。

 いろいろ思いを巡らすうち風呂に入りそ

こねた。

鶴 仙 渓

こおろぎ橋より黒谷橋の往復、自然遊歩

道を水と奇岩と紅葉を楽しみながら散策。

鶴 仙 渓 と呼ばれているところと歩

いていて分かった。

 湯の名残 今宵は肌の 寒からむ 
               芭蕉

 往復の道は、予期していなかったので、

ちょっと迷ったが、散策を本日は大事にした。

 釣り場があったりして、山中温泉で成立し

てきた町という印象も強く感じた。

 石段を上がると、ゆかしい神社があったり、

もっとゆったり歩くといろいろな発見もあっ

ただろう。

こおろぎ橋石碑



こおろぎ橋付近





朝靄も



こおろぎ橋





芭蕉堂近く



芭蕉堂





芭蕉句碑



鶴仙渓川床表示



石階段を登りきると・・・



東山神社