貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

小松市:日吉神社と建聖寺

2017-04-22 16:01:33 | 日記
小松市:日吉神社

平成27年9月20日 12:50~

 芭蕉が奥の細道の旅の途中、元禄2年(1689)

7月24日(陽暦9月7日)小松に入り近江屋

という旅宿に泊まった。

 翌25日出立せんとしたが小松の人々に引留

められ、小松山王宮神主藤村伊豆守章重(俳号)

鼓蟾(こせん)の館に一泊した。

 同夜 芭蕉はじめ曾良、北枝、歓生(かんせい)、

塵生(じんせい)ら十人が催した山王句会は

有名である。

曾良の日記に前書と吟句が書き留められて

いる。

 また、境内には、撫でると子宝に恵まれると

いう「子授け石」がある。

日吉神社街角から見える鳥居



日吉神社入口



芭蕉翁留め杖の地碑





子授け石あり



<建聖寺> 9月20日 13:15~

 元禄2年(1689)7月24日(陽暦9月7日)

 小松に到着した芭蕉一行は句会を催し、

芭蕉の句は、発句などを含めて4句が残され

ている。

小松での滞在地の一つであった建聖寺に

蕉門十哲の一人であった立花北枝による座像の

芭蕉木造が残されている。

 座高18㎝、横幅17㎝、厚さ9.6㎝。

木像裏面には「元禄みのとし北枝謹で作之」と

あり、師の像を永遠に残すために丹精をこめて

製作したことが伺える。

 境内には、翁塚と句碑がある。

建聖寺山門



小松市文化財説明板



 道の駅「 倶利伽羅源平の郷」にて夕食。

 翌21日帰路につく。

 帰り上信越を通り、449㎞を走破。

 7時過ぎ帰宅。

 終点への灯も見えてきた感あり。