キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

ひなげし

2011-03-08 10:40:02 | 季節の花々
             

              花が上を向いて咲いている
              私は上を向いてねている
              あたりまえのことだけど
              神様の深い愛を感じる
                        『ひなげし』星野富広 詩画集「四季抄 風の旅」より


      東京国際フォーラムにある相田みつを美術館へ、星野富広の絵画展を見に行きました。

      やさしいんです、絵も詩も。愛に満ち溢れているとはこういうもののことを言うんですね。

      事故で肩から下が麻痺して、口で絵を描くようになったという、想像を絶する努力が根

      底にあるからでしょうか、凛とした強さがあるのに、花の絵も愛犬の絵も風景もどれも、

      いとおしく、やさしい。

             

      絵画展の開かれている国際フォーラムは、星野さんの住む群馬県の小村とは対極に

      あるような近代的な人工的な場所です。塵一つ落ちていない清潔で無機質な空間。

      それはまたそれで美しいと感じます。それにこういう所で見たので余計に、星野さん

      の描く自然が生き生きと豊かに想像できる気がしました。人の感覚って面白いもの

      だと思います。

                
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする