キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

おいしい野菜になあれ

2014-06-29 11:34:33 | 季節
                        

            夏野菜の美味しい季節がやってきます。川崎のこの辺り、恐ろしい勢いで宅地

            化が進んでいますが、まだまだがんばって農業を続けている農家もあります。

            ジャガイモの花が咲き始めました。白い花が咲くのは男爵、ピンクがかった花

            はメイクイーンだそうです。これはメイクイーンの花でしょうね。

                 

            ナスの花も咲いています。うすむらさきのきれいな花です。

            

            これはキュウリの花、優しい黄色い花です。

            

            これはかぼちゃの花、同じウリ科だけにキュウリの花と似ています。

            

            これはオクラの花。小さいけれど、よく見るとなかなか優美な花です。

                 

            ガレージ横に1本だけ植えたゴーヤに実がつきました。まだまだ小さいけれど

            そのブツブツ加減にゴーヤの存在感があります。早く大きくなーれ。チャン

            プルーにしましょうか。他の夏野菜と一緒にカレーもいいですね。
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10までかぞえられるこやぎ--北欧の魅力的な児童文学

2014-06-27 22:10:57 | 絵本
10(とお)までかぞえられるこやぎ (日本傑作絵本シリーズ)
林 明子,山内 清子
福音館書店

           数ってなんでしょう?「数える」ということの意味を考えさせる絵本です。

           10まで数えられるコヤギがいました。ウシやウマやブタや、周りにいる動物を

           どんどん数えます。数えられた動物たちは、なんだか侮辱されたような気がし

           て、コヤギを追いかけます。数えるということの意味が分からないからです。

           だけど、結局コヤギが数を数えられたお陰で、みんなが助かります。定員10人

           の船に10人以上乗っていないのがわかり、無事に向こう岸に着けたからです。

           コヤギは船の乗客の数を数えるかかりになりました。

           

           一芸は身を助くでしょうか。ある意味バカバカしいようなでもとても楽しい

           北欧の広々としたのや山野を背景に動物たちが生き生き描かれた絵が

           秀逸な絵本です。それもそのはず、書いたのは「スプーンおばさん」でお

           なじみのノルウエーの人気児童作家アルフ・プリョイセンです。のどかな

           ちょっととぼけた雰囲気が良い味わいです。

小さなスプーンおばさん (新しい世界の童話シリーズ)
大塚 勇三,ビョールン・ベルイ
学習研究社
星のひとみ (こどものための世界童話の森)
箕田 美子,渡部 翠
集英社
こんにちは、長くつ下のピッピ
イングリッド・ニイマン,いしいとしこ
徳間書店

          昔から、北欧の子供向けのお話が何故か好きでした。スプーンおばさんはノルウエー、

          星のひとみを書いたトペリウスはフィンランド、長くつ下のピッピはスエーデンのアスト

          リリッド・リンドグレーンの作ったお話です。どれも北欧の澄んだ空気と、素朴なやさし

          い心根が感じられて、悲しい時や、苛立っている時、心を和ませてくれる鎮静剤のよ

          うな絵本たちです。
北欧神話 (岩波少年文庫)
ウィリー・ポガニー,Padraic Colum,尾崎 義
岩波書店

          北欧というとバイキングの国々で、勇猛果敢で荒々しいイメージがあるのですが、

          神話からして、ギリシャの神話と比べると、なんだか神様たちがほのぼのして

          人間味に溢れ、親しみが持てます。なぜかはわかりませんが、今私の中に北欧

          ブームが来ています。
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梅雨の晴れ間の公園で

2014-06-26 15:40:39 | 季節の花々
            

          家の近くの団地横に、通称三角公園というのがありました。その名の通り

          三角形の小さな公園でしたが、ちょっとした遊具や砂場があって、子ども

          たちはとてもお世話になりました。公園を出るとすぐ道路で、息子が飛び

          出して、走ってきた車に体当りしたことがありました。幸い怪我ひとつな

          かったのですが、車を運転していた男の人が真っ青になっていたのを、今

          でも覚えています。もう30年も前のこと。息子の子供がもうその時の息子

          の年になりました。なつかしいような、さびしいような。

                 

          今でもその公園はありますが、もう三角じゃなくて真四角です。子ども

          たちがボールを蹴って遊んでいます。この季節になると、毎年砂場の

          横にピンクの立葵が並んできれいな花をつけます。

            

          その横には薄紫のアガパンサスも咲いています。和名を紫君子蘭なんていう

          素敵な名前の花です。

            

            向かい側には赤いキョウチクトウと

            

          白いキョウチクトウの木があります。キョウチクトウは赤いイメージが強い

          ですが、白い花も清楚できれいです。

                

          甘い匂いがすると思ったら、キョウチクトウの下にはクチナシの茂みがあり

          一面に、これまた純白の花を開いています。英名はガーデニア。こっちの方

          がクチナシより良いですね。実も生薬や黄色の着色料になる役に立つ花です。
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今年も紫陽花を見に行きました

2014-06-22 13:42:04 | 季節の花々
              

              昔の武州橘郡、今は川崎市多摩区にある長尾山妙楽寺は、9世紀建立と言わ

              れる古刹です。別名あじさい寺、家の近くなので毎年紫陽花を見に行きます。

              

              梅雨時の花だから仕方ありませんが、今年は土砂降りでした。そのせいで、

              人はまばらでしたが。

              

              ツツジの合間に植えてみたのが、いつのまにやら1000株にもなったそうです。

              

              「年々歳々花相似たり」今年も美しい大輪の花々が咲き乱れています。

              

              でも、何時もはもっと青系の花が多いような気がするのですが、今年はピン

              クや、淡い色が多いような。訪れた時期が少し遅かったからかもしれません。

              

              この時期はどこでも紫陽花は見られますが、これだけ勢揃いすると圧巻です。

             

             

             花の形が変わったのや、ガクアジサイもありました。

                淡くかなしきもののふる
                紫陽花色のもののふる道
                母よ、私は知ってゐる
                この道は遠く遠くはてしない道      三好達治「乳母車」より
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なっちゃんは柴犬?

2014-06-20 14:50:17 | 季節
             

            柴犬は色が枯れ柴に似ているから、あるいは柴藪をくぐりりぬけて猟をするからな

            ど名前の由来があります。なっちゃんはまさに柴色。でも、白柴も黒柴もいますが。

             

            特性は温暖湿潤気候に強く、主人に忠実、賢く勇敢で警戒心も強く番犬向き。

            本来は小動物の狩猟犬。独立心が強く、時に攻撃的。無駄吠えはしない。

             

            このうちいくつなっちゃんに当てはまるでしょうか。まず、温暖湿潤気候にめちゃ

            くちゃ弱い。賢く勇敢とは言いがたく、かなり不器用で臆病。雷がなるとお風呂

            場でブルブル震えています。狩猟犬だったにしては、運動神経も良くなさそう。

            独立心が強いというより、孤独を愛するよう。写真のように机の下で気配を消し

            ているのが好きなようです。まあ、寡黙なことは確かです。玄関のチャイムが鳴

            った時だけは別です。ものすごい勢いで、宅急便の人やなんかに突進します。

            人懐っこいかというと、そうでもありません。触られるのを嫌がります。夜寝るとき

            だけ側によってきます。まあ、かなり変わった柴犬でしょうね。ねえ、なっちゃん?

             

            「えっ、私のことですか?ごく普通だと思いますけど。」
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百合の季節

2014-06-18 09:23:22 | 季節の花々
            良いお天気が続いていましたが、今日は梅雨空が戻ってきました。

            

            この時期、紫陽花もにぎやかに咲いていますが、百合の季節でもあります。

            近所のお庭に色とりどりの百合の花が咲いているのを見つけました。白、

            

                  ピンク、

            

                  ちょっと違うピンク、

            

                  黄色、

            

                  赤、

                

                その横には、アマリリスも。これはヒガンバナ科の花で百合の仲間では

                ありませんが、似ていますね。ベラドンナリリーなんていう呼び方もある

                ようです。大ぶりで、色も激しく、強い感じを与える花です。花言葉も強

                気で、「すばらしく美しい」、とか「虚栄心」とか。でも、昔小学校で習った

                「アマリリス」という歌の優しいイメージからか、割合と好きな花です。

                「ラリラリラリラ、調べはアマリリス」

                   アマリリス小鳥の会話聴いてをり         安倍明美

                なんていう可愛い句もあります。 
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なっちゃん、食欲不振

2014-06-11 16:53:46 | ペット
                

                お天気のせいもあるのでしょうか、なっちゃんは絶不調です。2、3日ほとんどご飯

                を食べませんでした。今日はちょっと食欲が戻ってきたかな。でも、あらら、きれ

                いに通っていた鼻筋に黒味が出てきました。こすっても取れません。

                

              美貌に多少の陰りが?体調がすぐれないせいでしょうか?なんだか、やきもきします。

                

                それにしても梅雨入りしてからよく降りますね。梅雨の花紫陽花は絶好調。

                

                

                

                あちこちで色とりどりの大輪の花を咲かせて、目を楽しませてくれますが。
                
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グランデ--ペケーニョ

2014-06-07 10:19:21 | グルメ
           

           武蔵新城にメサ・グランデという感じの良いコミュニティ・カフェがあります。

           地元の野菜を売り、またそれを使ったランチなども出しています。いろんな

           集まりや、ちょっとした講習会なんかにも利用できるお店です。

           

           メサ・グランデというのは、スペイン語で大きなテーブルという意味だそうです。

           

           その名前のように、大きなテーブルが3卓ほど置かれていて、少人数の集まり

           ちょうどいい感じです。

           

           地域の人々の触れ合いの場にというNPO法人の経営です。

           

           そんなお店で、娘が夜だけカフェ・シェフにチャレンジさせてもらうことになりました。

           

           名前はメサ・グランデで夜ちょこっとだけということで、「カフェ・ペケーニョ」

           スペイン語で「小さなカフェ」にしました。どうぞいらして下さい。

              

           その小さなカフェで、昨夜こんな小さなコンサートがありました。

           すてきなご夫婦デュオです。奥様が真っ赤なかわいいチェンバロ

           を弾き、ご主人が世界中の様々な笛を吹いてくれました。素朴な

           音色から深い美しい音色まで、葦笛から、竹の笛、金属の笛、ア

           イリッシュの音色のもの、曲目も映画音楽から童謡から、ダンス

           音楽からさまざま。チェンバロって言うとバロック音楽を連想しま

           すが、こんな風にも楽しめるんですね。厨房で注文された料理を

           作りながらでしたが、心地よく豊かなひとときを過ごしました。
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三陸の海は

2014-06-05 08:55:26 | 天災
            

            青森、岩手、宮城と続く美しいリアス式海岸「陸中海岸国立公園」は日本で

            ただ一つの本格的な海岸公園でした。ここはその名所の一つ、風光明媚な

            岩手県の宮古の近くの「熊の鼻」です。

            

            陸中海岸国立公園は、今では「三陸復興国立公園」という名前に変わってい

            ます。今は穏やかな海も、あの津波で所により壊滅的な被害を受けました。

            

            堤防は崩れたままで、

            

            宮古の田老地区にある「たろう観光ホテル」は、今も震災当時のままの姿で

            残されています。遺構をそのまま保存する工事が行われるようです。2011年

            の震災前の元気な姿のホテルのホームページがそのままネット上に残って

            いるのが、不思議な、でも痛々しい感じです。

            

            今では浜にかもめが群れ、

            

            ハマナスが咲いて、平和な風景が広がっていますが。
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リラの季節 - 岩手

2014-06-03 10:03:24 | 季節
              

              「リラの季節」というのはフランスで初夏の一番快適な季節を言うようです。

              

              夫が旅した5月末の東北は、まさにリラの季節だったようで、盛岡の盛岡城

              跡公園の紫色のリラつまりライラックが満開。ライラックは北海道が有名な

              ように、この川崎あたりは暑すぎるのか、あまり見られない花だけに、余計

              ロマンチックな感じのする香りの良い花です。「リラ冷えの街」という渡辺

              淳一の小説がありました。もっと薄い紫や白いライラックもきれいですね。

              

              この花が咲いていたのは、盛岡城跡公園。正式名称は岩手公園ですが、

              ニックネームのほうが幅を利かせているようです。もっとも盛岡城跡であ

              ることは確かなので。

                   

              南部氏の居城であった盛岡城には建物はほとんど残っていませんが、

              土塁の多い東北地方では珍しく立派な花崗岩の石垣が残っています。

              

              庭園も美しいですね。盛岡の古名である不来方(こずかた)を用いて、不来

              方城とも呼ばれます。石川啄木の

                不来方のお城の草に寝ころびて空に吸はれし十五の心

              という歌碑が立っているそうです。
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