キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

去年の今日、一昨年の今日

2016-07-28 16:58:54 | 季節
            

            やっと梅雨が明けました。色とりどりの朝顔が満開です。

            

            朝6時過ぎになっちゃんと散歩に出かけると、白丁花の咲く公園で、

            子どもたちが集まってラジオ体操をしていました。夏休みです

            

            

            去年の今日あたり、何をしてたんだっけと、PCの写真ファイルを

            覗いてみると、綺麗な写真がありました。どこかに旅行に行って

            撮った写真のようです。ブログのために日付入りで膨大な写真

            をストックしてあるので、こんな時役に立ちますが、惜しむらくは

            どこへ行ったのかタイトル付きで保存していない!美しい広い

            蓮池の辺りを散歩した記憶はあるのですが、いったいどこだっ

            たのか?近くに凌霄花もたくさん咲いていたような。記憶力の

            良い人だったら思い出せるのでしょうね。

            

            その前の年にも旅行に行っていたようで、こんな幻想的な写真

            がありました。悪天候でかえって水墨画のような印象的な写真

            になっています。これもいったいどこでしょうね?

            

            渓流の写真もありました。信州の何処か山の方でしょうか。

            それにしても、毎年結構あちこちフラフラ旅行しています。

            今年は諸事情であまり出かけていませんが、暑い夏が過

            ぎて、良い季節になったら出かけたいなと思います。地震

            や台風や、加齢や?!なんだかネガティブな気持ちになり

            がちな今日このごろではありますが。
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マンデビラ

2016-07-26 10:10:00 | 季節の花々
               

               

               

             梅雨はなかなか明けませんが、花の世界では着実に季節が進んでいます。

             クレマチスが終わって、今よく似たマンデビラが満開です。マンデビラって、

             あのハリー・ポッターなんかに出てくる、根茎が人の形で、引っこ抜く時悲鳴

             を上げるとか言うマンドラゴラと名前が似ていて、あまり良い響きではないの

             ですが、「サンパラソル」というステキな別名があります。いかにも熱帯の花

             らしく、大ぶりで開放的で明るい夏の花です。

               

             燃えるように赤いカンナも今盛りです。英名も学名もcannna、日本名もカンナ

             みんな同じ名前の花って珍しいですね。実家の周りに沢山咲いていたなつか

             しい花です。松島トモ子の「赤いカンナの花咲けば」なんていう歌がありまし

             たっけ。古い!!

               

             ゴーヤもどんどん実っています。ここのところ、ご近所からたくさん頂いて

             毎日ゴーヤチャンプルーを食べています。ものみな生い茂る夏到来です。

               

             空き家の庭のネコジャラシも茂り放題です。猫が百匹いても大丈夫なくらい。

                 

             玄関先のサルスベリもどんどん延びて花が咲きました。枝が全部隣のガレー

             ジの上に突き出して、車の上に花や実を落としています。隣家とのスペース

             がない町の家の宿命ですね。涙をのんで枝を切り、花の部分だけ花瓶に

             さしました。ごめんね、せっかく気持ちよく伸びていたのに。

              

             きれいな夕空が広がっていますが、またこのあと雨になりそうです。   
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オフィーリア―ラファエル前派ミレイの絵から

2016-07-23 17:06:14 | アート
             

          シェイクスピアのハムレット、狂気に陥り水死したオフィーリアを描いた

          ジョン・エヴァレット・ミレイの有名な絵です。ラファエル前派らしい濃密

          で美しい表現によって見る者はロマンチックな世界に引き込まれます。

          この絵を思い出したのは、先日の新聞に、朝日広告賞の最高賞を受

          賞したこの絵のパロディーが掲載されていたからです。

             

          「死ぬ時くらい好きにさせてよ」というコピーの下で、オフィーリアに扮

          した樹木希林さんが幸せそうな顔をして水に浮かんでいる写真です。

          「高齢化社会が進む日本社会に「いかに死ぬか」を問いかけるもの

          だそうです。スタジオで温水に浮かぶ樹木希林さんを撮影したのだ

          そうで、周りの木や草花なども本物の絵そっくりです。生きることば

          かり考えず、美しく、自分らしく死ぬことも考えてみてはと問いかけて

          いるのでしょう。それはわかるし、パロディーと言うものの性質も分っ

          ているつもりなんですが、原画のロマンチックな美しさが多少冒涜さ

          れているのような気がして、あまり気持ちよく見れなかったのですが。

          だけどね、こんなふうに印象の強い、よく知られている絵は様々に

          パロディー化されていることを知って、ああなるほど良い所に目を

          つけたなと思った次第です。

             

          だって、この絵などオフォーリアは人間でさえないのですから。
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水槽のぬし、今日も健在

2016-07-20 16:32:37 | ペット
            

           スーパーマーケットでドジョウが売られているのを見かけました。バケツの中で

           元気に泳いでいましたが、もちろん食用。ドジョウ鍋になる運命のやつらです。

            

           それに引き換え、うちの水槽の二匹のドジョウたち、なんて幸せなご身分でしょう。

           もともとはスーパーのドジョウと同じくらいの大きさだったのに、今ではその三倍

           ほどもあるでしょうか。ぼんやり見ていると山椒魚にも見紛う大きさです。大きな

           金魚たちがよその池に貰われていき、今は可愛い小さな金魚しかいないので、

           ドジョウたちの天下です。普通ドジョウって五年ほどしか生きないらしいのです

           が、こやつらはもう十年以上もここにいるでしょうか。よっぽど水があったのか。

           金魚もドジョウも呑気にお昼寝中。おめめが覚めたら、ご馳走をあげましょう。

            

           もう一匹呑気なやつがいました。机の下に頭を突っ込んで爆睡中のなっちゃん

           です。このところ、そう強くはないのですが、何回か地震があります。この平和

           な光景が少しでも長く続きますようにと願う気持ちです。
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明日から夏休み

2016-07-19 11:40:14 | 季節の花々
           

           梅雨が明けそうで明けない蒸し暑い日々です。近所の駐車場の横

           手で、鬼百合と芙蓉とルドベッキアが入り乱れ咲き乱れていました。

           

           濃いピンクの人の顔ほどもある大きな芙蓉が、なかなかの迫力です。

           

           色の派手さということでは、鬼百合も負けてはいませんが、大きさはね。

           数で勝負って言うところ。

           

           ルドベッキアも、その可愛い色と形で健闘しています。

           いつの間にか7月も下旬。海の日も過ぎて、明日から学校は夏休み。

           子どもたちの声と、セミの声、にぎやかになりそうです。

             みんみんの煽つてゐたる学期末    岡本紗矢句集「向日葵の午後」より
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オーパルひとりぼっち―Only Opal

2016-07-18 10:47:50 | 絵本
オーパルひとりぼっち
ジェイン ボルタン,バーバラ クーニー,Opal Whiteley,Jane Boulton,Barbara Cooney,八木田 宣子
ほるぷ出版

          友人に借りたこの絵本は、その静かでのどかなバーバラ・クーニーの絵と

          は裏腹に、なかなか衝撃的な絵本でした。オーパル・ウィットリーという原

          作者の女性は孤児で、彼女が五歳の時に近所の人がくれた封筒の裏に

          書いていた日記が絵本の元になっているというのです。たった五歳です

          よ。しかもその日記は継姉がずたずたに破ってしまっていたのを、九ヶ月

          かけて、ジグソーパズルを解くように復元したというのです。継母の厳し

          いしうちに耐えながら、動物や植物を友として生きていく森での生活の描

          写は、美しい詩のようです。       

Only Opal
Opal Whiteley,Jane Boulton
Puffin

          バーバラ・クーニーの絵があまりにも静かで美しく悲しく、最後のページまで

          笑顔をみせない幼い少女の表情が切なくて、思わずホロリとさせられます。

          副題がThe Diary of a Young Girlとあるように、字を覚えたての五歳の

          書いた文章なので、不規則変化動詞の過去形が分からずsaidをdid say

          とするなど、随所に稚拙さが感じられ、それによってまたほろっとさせら

          れるのですが、、、。
The Diary of Opal Whiteley
Nan Gurley
September Productions Inc

          大人になって久しく、汚れてしまった私の心に、疑いが湧いてくるのです。

          「これは、本当にこんな境遇にあった五歳の女の子が書いたものかしら?」

          お話の一部など、継子いじめのグリム童話そっくりです。ネットでググッて

          みると、どうも孤児ではなかったらしい、貧しく、しつけの厳しい一家では

          あったものの、その家の本当の子供だったようなのです。オーパルは空

          想癖、放浪癖のある子どもだったらしく、のちにはアスペルガー症候群の

          疑いも持たれています。
Opal: The Journal of an Understanding Heart
Opal Whiteley
Crown

          とはいえ、その幼い文章の詩のような美しさには、紛れも無く真実の響きが

          あり、バーバーラ・クーニーの絵とあいまって、心を動かされずにはいられま

          せん。事実かフィクションかなんて、ある意味どうでもいいことなんでしょうね。
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オオハンゴウソウとキキョウ

2016-07-17 10:09:23 | 季節の花々
             

            梅雨末期の大雨が不意に襲ってきて、あちこち被害が出ていますが、梅雨

            は何時終わるのでしょう。紫陽花は枯れ始め、夏の花さるすべりが満開です。

             

             

             なっちゃんは、真夏の猛暑の散歩も苦手ですが、蒸し暑さにも弱く、この

             写真は、一見笑っているように見えますが、ハーハーあえいでいるんで

             す。それは、散歩に付き合う私も同じ。この湿度の高さには閉口です。

             

             それに引き換え、夏の花は元気です。赤い金魚草、

             

             優雅な芙蓉、

             

             

             緑の風船かずらや竹の生け垣を見ると、多少涼しく感じてホッとします。

             

             今あちこちで一番咲いているのが、このオオハンゴウソウではないで

             しょうか。花壇でも、道端でも、園芸店でも見かけます。ルドベッキア

             という名のほうが知られているかも。可愛い花ですが、これは困り者。

             日本には明治期に入ってきて、どんどん繁殖、在来種を押しのけては

             びこる強い植物です。でもはびこりすぎて、駆除の対象のようです。そ

             うなるとまた可哀想な気もしますが。自分から日本に渡ってきたわけ

             でもないのに。

             

            その一方、日本に古来からいる桔梗は今や絶滅危惧種の仲間なんですって。

            植物界も、動物界も、人間界?も、弱肉強食、栄枯盛衰世の習いでしょうか。
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なっちゃん、雨の散歩を拒否する

2016-07-13 10:30:46 | 季節
                

               梅雨時は、なっちゃんの散歩が困りものです。おしっこがたまって

               いるだろうからと、連れ出そうとしますが、結局この時はレインコ

               ートを着たまま。座り込んで動かず、散歩を断念しました。

               

               

               以前は、レインコートを着せると、こんな風にフリーズしてしま

               いました。今はそれほどでもないのですが。

               

               

               

               レインコートを脱がせると、もう不貞寝です。

               今、コーラスで「六月のレインコート」という歌をうたっています。

                雨の降る日を待っている 雨の降る日を待っている

                新しいレインコート 空が、空が明るく晴れて

                燕が窓をかすめると 急に悲しくなるのです

                           作詞:東 逸平  作曲:川口 晃

            人間の女の子だったら、かわいいピンクのレインコート、喜ぶでしょうにね。
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希望は羽あるもの-私の好きなエミリ・ディキンスンの詩

2016-07-10 14:14:48 | 
              
              
私の好きなエミリ・ディキンスンの詩
新倉 俊一
金星堂

        「一輪のバラの花で人の心が買えるなら If I chould bribe them by a Rose」

        という暗示に満ちたエミリ・デキンスンの詩についてのエッセイから、上の魅力的

        な小エッセイ集は始まっています。この「一輪のバラ」とは彼女の詩そのものをさ

        すこと、詩を創造することが、彼女の生きた十九世紀のアメリカの家父長的で、抑

        圧的宗教性の中でどれほどの困難を伴うことであったか、またその中で創造され

        た彼女の詩がどれほどに素晴らしく意味深いものであるかを解き明かすエッセイ

        に思えます。それにしても、多少外国語をかじった私などには、外国語の,特に詩

        を邦訳する難しさをこの最初の短い一行ですでに思わずにはいられません。bribe

        themは「人の心が買えるなら」と訳されていますが、bribeは「わいろを贈って何か

        を得る、買収する」という意味です。このニュアンスを伝えるのは至難の業です。

        

        この本はエミリ・ディキンスンの様々な詩についての二十数編のエッセイから

        構成されています。どれも彼女の代表的な詩についての考察ですが、時々浅

        くデキンスンの詩に触れる程度の読み手であるアマチュアの私には、ちょっと

        専門的に過ぎるものが多いようですが、ある意味専門書であるこういう本の

        性質上、仕方のないことかもしれません。でも、その中でも五番目の「希望は

        羽あるもの"Hope" is the thing with feathers-」が気に入りました。一番読み

        やすく、具体的だからかもしれません。書き手の若いころ、また高校教師時代

        の印象深い経験と絡めて、読み物として最も面白くまとまっていると感じました。

        とまあ、ぐだぐだ書きましたが、この中のエッセイはどれも、なかなかに手ごわ

        く、難解なエミリ・ディキンスンの詩のとてもよい入門書になっていると思います。

エミリー
バーバラ クーニー,Michael Bedard,Barbara Cooney,掛川 恭子
ほるぷ出版

エミリ・ディキンスン家のネズミ
クレア・A・ニヴォラ,長田 弘
みすず書房

         上のエッセイ集でもなお手に余るけれど、ディキンスンの詩を味わってみたい人

         には、こんな絵本や児童書も手掛かりになると思います。「エミリー」はお向か

         いの家に住んでいた少女の目から描いたエミリ・ディキンソンの姿、「エミリ・

         ディキンスン家のネズミ」はディキンスン家に住み着いているネズミの視点で

         描かれたエミリ・ディキンスン家、どちらももちろんフィクションですが、彼女の

         詩がふんだんに入っていて、何よりもバーバラ・クーニー、とクレア・ニヴォラ

         の絵がたまらなくチャーミングで、読み終わると、エミリ・ディキンスンの親友に

         なったような気持ちになります。

まぶしい庭へ
ターシャ・テューダー
KADOKAWA/メディアファクトリー

      ターシャ・テューダーがイラストを描いた、こんな美しいディキンスンの詩集も出ています。  
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七夕

2016-07-08 21:40:04 | 季節
              

              昨日は七夕さまでした。近所の小さな子のいるお家の軒場には、

              短冊を吊るした笹がサラサラ揺れていました。

              

              毎年近所の交番の前にも笹飾りが立てられます。近所の幼稚園の

              園児たちが飾るようです。

              

              毎年7月7日は梅雨のさなかで、雨や曇りのことが多く、おり姫様と
 
              彦星さまは逢えないね、いやいや雲の上は晴れているから、こっそ

              り逢っているよ、なんて子供が小さい頃には我が家も笹飾りを作っ

              たものですが、それも、今は昔のお話になってしまいました。でも、

              昨日は珍しく良いお天気、猛暑の一日でした。夕日が美しい。一

              年ぶりのreuniteはどんなにか幸せでしょう。この頃都会ではあま

              り星も見えませんが、

              

              

              地上には美しい季節の小花が咲いています。
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