キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

なっちゃん、お散歩を待ちかねる

2018-01-29 17:03:17 | 季節
          

          まだ大寒半ばの今日も寒いのですが、なっちゃんは、朝から散歩に

          連れて行ってとうろうろ、無言の催促をしてきます。でもね、日陰

          はまだこの通り、解け残った雪が凍っています。

          

          家近くのステーキハウス「カナディアン99」の白馬の像も、まだそ

          のまま残っている屋根の雪を背景に、いいカナダ感を出しています。

          

          でも、日当たりの良い所では、「えっ、雪なんか降った?」という感

          じで、乾ききって、お日まさぽかぽか。日向と日陰じゃ大違いです。

          

         去年から咲いている山茶花はまだ、可愛い花をいっぱいつけていますが、

          

          あらっ、ミモザがもう黄色くなり始めていて、ほんのちっちゃな春を

          感じます。今週末はもう節分。1月が走り去っていきます。

          

          この頃夕方のお散歩ついでに、スーパーへ買い物に行くことが多い

          のですが、なっちゃんはその間お店の前につながれて待っています。
       
          それが臆病ななっちゃんには、ちょっと辛いようで、しっぽが下が

          りきっています。

          昨日は卵が安く、大喜びで買ってきました。そういえば「寒卵」と

          いう冬の季語があります。卵は一年中ありますが、冬が一番の産卵

          期で、その上、栄養豊富だそうです。
          
           寒卵扉を開けるまで一人   岡本紗矢句集「向日葵の午後」より
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なっちゃん、雪の中をお散歩する

2018-01-23 15:43:04 | 季節
              

           降るぞ、降るぞと予報されていたけれど、これだけ降るとやっぱり

           大パニックです。

            

            

            

            花が咲きかけていた雪柳にも、本物の雪の花が咲きました。

            

            今日は車を出すのは無理だけれど、少し雪かきをしなくっちゃ。

            考えてみたら、毎年一度ぐらいは経験しているので、ショベル

            もソリも準備しています。

            

            雪が降ると、いつも嬉しそうにお散歩するなっちゃんですが、

            年ですかねえ、「えっ、何、この白いの?お散歩行くの?」

            とちょっと戸惑いの表情。

            

            「じゃあ、まあ、行きますか」

            

            

            

            それでもさすが柴犬。雪が似合います。真っ白な雪の中ズブズブ

            と進みます。         
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ムーミン谷はどこ?

2018-01-21 16:30:50 | 絵本
         

         2018年のロイヤルコペンハーゲン・イヤープレートは、たぶんデン

         マークのコペンハーゲンかどこかの町の広場で、クリスマスツリー

         を選んでいる図柄です。雪の積もった広場、北欧らしいがっしりし

         た建物の屋根にも雪があります。このメーカーのイヤープレートは

         毎年ほとんど北欧の冬の風景がモチーフです。デンマークはアンデ

         ルセンの祖国。人魚姫のデザインの年もありました。このブログの

         テンプレートも、アンデルセンの童話「雪の女王」のようですね。

         

         今、ムーミンが世間をにぎわしていますね。センター試験で、ムーミン

         は北欧のどこの国にいますかという問題が出て、答えはフィンランドで

         したが、「いや別にどこということもない、架空の場所だ」とか、「そ

         もそも作者のトーベ・ヤンソンは物語をスエーデン語で書いている」等。

         目くじらを立てるほどのこともないような話ですが、それで試験の点数

         がつくとすれば、受験生には大問題ですものね。ムーミングッズはわが

         家でも人気で、このカップなどもう十数年愛用しています。昔テレビで

         やっていたアニメの主題歌「ねえ、ムーミン」は今でも全部歌えます。

          
小さなバイキングビッケ (評論社の児童図書館・文学の部屋)
エーヴェット カールソン,Runer Jonsson,Ewert Karlsson,石渡 利康
評論社

長くつ下のピッピ (岩波少年文庫 (014))
桜井 誠,大塚 勇三
岩波書店

        そもそも北欧って児童文学の宝庫なんです。ルーネル・ヨンソンの

        ビッケやリンドグレンのピッピや「やかまし村の子どもたち」「小

        さなロッタちゃん」など、きっとみんな、小さい時どこかで読んで

        いると思います。お話に出てくる子どもたちが、本当に愛らしくて

        しかも自由で、子どものころ、こんな国に生まれたかったと憧れて

        いたのを思い出します。

        
星のひとみ (昭和40年) (岩波おはなしの本)
丸木 俊,万沢 まき
岩波書店

        そんな北欧の童話のうちで、私が小さいころから愛してやまないのは、ザ
        
        クリス・トペリウスの童話、特に「星のひとみ」です。フィンランドのア

        ンデルセンともいわれるトペリウスは、フィンランド大学総長だった偉い

        学者さんですが、珠玉のような数々の童話を書きました。お話の舞台は、

        ほとんどがスカンジナビア半島北部、ノルウエー、フィンランド、スエー

        デンにまたがる、そうサンタクロースが住んでいるといわれる地域ラップ

        ランドです。実際には少数民族のサーミ人が住んでいて、かつてはかなり

        差別された歴史があるようです。 そのサーミ人の男の子のお話「サンポ

        ー・ラッペリル」も私の大好きな小さなお話です。トペリウスはフィンラ

        ンド人ですが、この人もスエーデン語で書いています。してみると、今の

        地図区分、国の境界にこだわることは、あまり意味がないような気がしま

        す。それがどこの国なんていう無粋な問題は、子どもたちみんなの宝物で

        ある童話を貶めるものだというのは言い過ぎでしょうか?
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雉始雊

2018-01-17 15:13:59 | 地球
                
         

         蝋梅がきれいに咲いています。まるで蝋の作り物のような、つるんと

         した黄色い花が殺風景な季節に色どりを添えてくれます。1月15日ごろ

         を七十二候で雉始雊というそうです。キジがケーン・ケーンと求愛の

         鳴き声を立て始めるころだそうです。日本の四季はうつくしい言葉で

         彩られていますね。もっとも雉の鳴き声など今ではよっぽど田舎に行

         かないと聞けないと思いますが。

         

         今日は数日来の寒さが少し衰えて、穏やかです。

         

         

         それでも、なっちゃんは冬ごもり。炬燵犬と化しています。私も、

              寒い朝ラジオ体操今日もパス

         小学生のような句ですが、この通り、6時30分のラジオ体操に間に

         合うようにお布団から出られません。暖かくなるまでいいか、な

         まけ心がむくむくと。

          

         ドイツ語を教わっているフローリアンが、年末年始に帰省したドイツ

         のお土産に、きれいな箱入りのチョコレートをくれました。このパッ

         ケージのようにドイツは雪かと思いきや、ハンブルクもケルンも、フ

         ランクフルトも、終日雨で、あわや洪水という状態だったそうです。

         異常気象!!
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西と東の犬と猫

2018-01-11 16:02:05 | ペット
              

          戌年の今年、なっちゃんを年賀状に使わない手はないということで、

          伊香保温泉の旅館でお利巧すわりするなっちゃんの写真を年賀状に

          しました。いかにも和犬という雰囲気で、おおむね好評。

          

          この年賀状をドイツ、アウグスブルグのアルフレートに送ると、

          「犬もいいけど、猫もかわいいよ」とフレッキーくんの写真が

          届きました。ほんと、猫もかわいい。

          

          なっちゃんが散歩の途中で会う、なかなかの面構えの黒猫が、目下

          日本側の対抗猫。

          

          スイスで見かけた猫像がもう一匹のヨーロッパ代表猫。

               

          犬はと言うと、日本の代表は、もちろんなっちゃんと、

          

          奈良へ帰って行ったやんちゃなふゆくん。

          

          ヨーロッパ代表は、イギリスで見かけたいかにもおとなしく

          かしこそうなこの犬かな。
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はじまりの日

2018-01-07 11:26:05 | 季節
                          
           元日から晴れた日が多かったのですが、昨日は曇り空で寒く、

           公園も寒々とした景色。すると頭の中を、なぜか久しく聞い

           たことのないボブ・ディランの「ウインタールードWinerlude」

           が駆け巡り始めました。New Morningというアルバムに入って

           いる小さな曲なのですが、感覚が合うのでしょうか、昔から大

           好きです。ディランとの取り合わせは奇妙な感じもしますが、

           とても美しいワルツです。言葉もシンプルな直球のラブソング

           で、歌詞の一行目に「ぼくのちっちゃなリンゴちゃん」とか

           「ぼくのちっちゃなヒナゲシちゃん」なんていう恋人へ呼び

           かける言葉が出てきます。ノーベル文学賞受賞者のかわいい

           小曲です。

               
はじまりの日
ポール・ロジャース,アーサー・ビナード
岩崎書店


        ボブ・ディランが頭の中を流れたのは、どうもこの本が理由のようです。

        "forever young"というディランの名曲をアーサー・ビナードというすばら

        しい詩人が日本語にし、これまたすばらしいポール・ロジャースが絵を

        描き、出来上がった絵本に出会ったこと。今年最初に読んだ絵本です。

        ディランが息子のために書いた曲。「自然にうかんできて、そのままで

        きあがった。なるべく感傷的にならないようにと、ちょっとだけ努力し

        た」曲だそうです。とても真摯で温かい歌詞です。

          May God bless and keep you always

          May your wishes all come true

          May you alway do for others

          And let others do for you

          May you stay forever young.

        この「きみが永遠に若くありますように」をビナードさんは「毎日が

        きみのはじまりの日」としています。深く深く考えたら、そういうこ

        とでしょうか。これを、小学校5年生の子どもたちの、新年最初の読み

        聞かせ本にしようと思っているのですが。ちょっと工夫がいるかな?

               

        表紙の見開きのページにこんな絵があります。ディランらしき男の人
        
        が、"Dig yourself"と書いた紙を掲げています。ビナードさんはこれを、

        「ひとりをたのしめ」としています。この"digほりさげる"、あなたは

        どう考えますか?
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箱根駅伝

2018-01-04 14:24:33 | 科学
             

             1月2日の晴れ渡った夜空に大きな明るい月が浮かびました。通常より大きく

             30%ほども明るく見える月「スーパームーン」と言うそうですが、クレーター

             までくっきり見えて、かぐや姫も帰って行きやすそうな美しいお月様でした。

             ただね、私のちゃちなデジカメでは、その美しさが写せないのです。

             

             あくる3日も雲一つない快晴。朝から横浜鶴見区の息子の家へ行きました。

             すぐ近くに箱根駅伝の鶴見中継所があり、3日は復路の日。国道十五号線の

             沿道で選手たちが戻ってくるのを、手渡された旗を持って待ちかまえました。

             大変な人出です。ただものすごく風が強くて、孫娘など吹き飛ばされそうにな

             りました。選手も大変だったでしょうね。もちろんもみんな条件は同じですが。

             
             

             震えながら待っていると、まずパトカーが来て、報道の車が来て、

             

             来ました来ました、やはり青山学院大の選手!一瞬で目の前を通り過ぎました。

             ただその姿が、前後の白バイやついて走る車の物々しさ、沿道の大観衆に比べ

             て、あまりにか細く、この小柄な若者たちが走るのを見るために、日本中が熱狂

             しているのだと思うと、不思議な気持ちにもなりました。

             

             

             

             

             

             

             そのあとは,間隔を置いて選手たちが続々走りすぎ、最後に鶴見中継所で

             繰り上げになった数チームが団子になって走りすぎました。

             

             強風の中の箱根駅伝復路観戦。各大学悲喜こもごもでしょうね。駅伝を走

             れるほどの俊足がいまだかつて現れたことのないわが家系。若者たちの

             必死の走を見て、ただただ感心し、爽快な気分を味わわせてもらいました。
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あけましておめでとう

2018-01-02 16:51:33 | 地球
               

                   

                   あけましておめでとうございます                          
               

               

               水仙の花が咲き、木の芽がもう芽吹いています。

               

               なっちゃんとの初散歩。快晴です。今日もカサコソと落ち葉の上を歩きます。

                踏みゆけば落ち葉に深き日の匂ひ    岡本紗矢句集「向日葵の午後」より

               そのあとは、炬燵に入って、若者たちが死力を振り絞って走る駅伝を見るば

               かりの、いつものお正月。いつの間にやら、今年の抱負なんてことも考える

               のをやめてしまいました。一茶の句が身に染みる歳になりました。「めでたく

               もあり、めでたくもなし」というところでしょうか。

               
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