キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

快晴のなっちゃん散歩

2016-01-29 10:42:23 | 季節
            

            テーブルの上の色とりどりのひなげしがますます元気、華やかです。

            

            明日から雨か雪かという天気予報ですが、今日は雲一つない快晴。

            見上げれば空の青さが目に染みます。

            

                  蝋梅は今が盛りです。

            

            久末義民地蔵の前を通る細い道はなっちゃんのお散歩コースの一つ。

            過酷な年貢の取り立ての免除を直訴して死罪となった19人の人々が

            今も大切に祀られています。

            

            空気は冷たいのですが、日差しはぽかぽか。なっちゃんも気持ち

            良さそうに、かさこそ枯れ葉を踏んでぶらついています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひなげし

2016-01-25 11:17:58 | 季節の花々
           

           華奢で透き通るような花びらのひなげし。漢字では雛罌粟なんていう

           難しい字ですが、なよなよとやさしげな花です。千葉から送られて来

           た花が次々色とりどりに開き始めました。

             ひなげしの彩やはらかに風まかせ      河内左千子

           

           いつになく寒い今日この頃ですが、部屋中に春の香りが漂っています。

           

           英語ではポピー、フランス語でコクリコ、虞美人草とも言いますね。

           中国秦時代の武将項羽の愛妾の名前です。「虞や虞や汝を如何せん」

           四面楚歌の項羽が詠ったという詩のこの一節はあまりにも有名です。

           ひなげしのようにはかなげに美しい美女だったのでしょうか。

           

           暖かくなってきたら、房総にひなげしを摘みに行きましょう。

              房総の光りの中にポピー摘む      小室妙子
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

誕生日おめでとう

2016-01-22 10:58:21 | グルメ
            

             千葉の館山からつぼみで届いた百合やポピーが開き始めました。

                 

             先日は娘の誕生日、今奈良にいる夫から届いた誕生日プレゼント

             はなんと純米吟醸「隆」の一升瓶!美味しいお酒です。おめでたい

             富士山の熨斗までついています。      
             
            

             娘の誕生日プレゼントにお酒とはね。これも今様の親子の形?

             娘も父親の誕生日にはお酒を贈りますしね。

            

                  メッセージカードも!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なっちゃん、つかの間雪とたわむれる

2016-01-21 16:41:57 | 季節
              

           今年はじめて雪が積りました。なっちゃんは柴犬、信州や山陰

           に昔からいた犬のようなので、寒いのは割と好き。雪も大好き。

           でも今回の雪は明け方雨に変わりべちゃべちゃ。あまり気に入

           らないようです。

           

           あくる日にはもうほとんど融けて、道端の雪を名残惜しそうにくんくん。

           

           日当たりの良い所では、雪は跡形もありません。

           

                つまんないな。

           

                お昼寝でもしましょ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なっちゃんと歩けば

2016-01-19 10:45:54 | 季節
            

            我が家のある川崎市高津区は縄文時代からの遺跡があり、日本

            武尊のお妃の弟橘媛の御陵と言われる富士見台古墳があります。

            この地の古名橘樹郡という名は弟橘媛からきたのだとか。6世紀

            の大和時代には武蔵国橘樹郡の郡役所郡衙が置かれていました。

            

            

            

            鬱蒼とした木々に囲まれた坂道が幾筋もあり、坂道大好きななっ

            ちゃんとの散歩は大変。私はふうふう言いながらついていきます。

            登り切ると台地が開け、もうそこは横浜の港北区です。

            

            振り返ると、今人気の街武蔵小杉や新川崎の高層ビル群が見えます。

            車でほんの2、30分も行けば、賑やかな街ですが、この辺りはまだま

            だのんびりした村落の面影を残しています。

            

            新築の住宅に恐ろしい勢いで侵略されつつありますが、まだまだ

            畑が多く、いろいろな野菜が作られています。散歩がてらに野菜

            スタンドによるのが楽しみです。

               

            ほとんどが素朴な無人のスタンドで、たいてい100円、たまに200円。

            横においた箱にお金を入れる形式ですが、これはかなりリスキーです。

            誰も見ていませんから、入れなくたって分かりません。人々の良心を

            信じるしか無い方法です。お金を入れないで野菜を持っていく人もか

            なりいるのでは?まあ、日本に以外じゃあまりなさそうですが。

            

            立派な自動販売機のところもあります。これだと、ただ取りされる心配

            はありません。新鮮な野菜が安く手に入る、この地域に住んで一番気に

            入っていることは、それかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雪にやなりぬ

2016-01-18 10:47:24 | 季節
            

            雨は夜更け過ぎに雪になり、朝、雪がまた雨になりました。

            

            だから、地面は一面白銀の世界とはいかず、ベチャベチャのシャーベ

            ット状です。車で出かける用があったけれど、ノーマルタイヤではね。

            テレビでは盛んに、あちこちのスリップ事故の様子を映しています。

            一冬に2、3度はこんなことがあります。その度に大混乱です。

            

            そんな雪の朝に、千葉の館山から春のたよりが届きました。

            沢山のみずみずしい花々。白百合、黒百合、葉牡丹、かすみ草、

            カーネーション、ストック、菜ばな、ポピー、水仙etc.

            

            

            
            
                 

            外は雪景色ですが、家の中は花いっぱい、春の香りに満ちています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雪にやならん

2016-01-14 15:58:12 | 季節
              

              年末から異常に暖かい冬でした。テレビなんかでもスキー場に雪が

              降らないの、諏訪湖が凍らないのと、騒いでいましたが、やっと寒く

              なってきました。万両の実も冬らしい赤さです。先日の朝はもう少し

              で雪かというような冷たい雨が降りました。

               面白し雪にやならん冬の雨         芭蕉

              冬の冷たい雨は興ざめですね。雪だったら、寒いけれど何だか嬉しい。

              芭蕉でさえも、雪にそんなわくわく感を感じたのでしょうか。言い得て

              妙の句です。

              

              

              水仙や葉牡丹も冬の庭に彩りを添えています。一年で一番寒いとさ

              れる大寒は1月21日だそうです。1月6日の小寒からから節分までの

              間を寒の内と言うそうで、寒いのが当たり前の今日このごろですが、

              

              かわいいビオラには、もう春の明るさも感じられます。今週末は

              大学入試センター試験。学生たちにとっては、明るい春に向かっ

              ての正念場でもありますね。私もお正月気分を抜き、いよいよ今

              年も動き出さなければと思っています。

                初仕事薄き鎧を着るごとし   岡本紗矢句集「向日葵の午後」より
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なっちゃん、藤枝宿に立ち寄る

2016-01-11 15:22:11 | 旅行
             

             藤枝宿は東海道五十三次の第22番目の宿場でした。安藤広重

             の版画にも出てきます。新東名の藤枝PAはその宿場のイメージを

             再現しようとしたようです。近頃、高速道路のサービスエリアは色々

             なコンセプトのものがあって楽しいです。伊勢湾岸道の刈谷はもう

             立派な遊園地だし、関越自動車道の寄居は星の王子さまPAです。

             

                  松飾りがさらに風情を添えています。

                

             なっちゃんも藤枝宿でちょっと休憩したいところですが、綱吉の

             時代でもないので、中には入れてもらえません。

             

                  外で待つしか、ありません。

             

             でも、この宿場には悪城主に殺された健気な黒犬の伝説があ

             ります。そのためかどうか、窓ガラスの向こうに写っているいな

             せなハッピ風の服はワンちゃん用です。一瞬、子どものお祭り用

             のハッピを売っているのかと思ったのですが。服を着せられるの

             が嫌いなっちゃんに着せたら、きっとフリーズすると思いますが。    
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

多武峰談山神社

2016-01-10 10:54:25 | 行事
            

            多武峰談山神社は「とうのみねたんざんじんじゃ」と読みます。

            藤原鎌足の息子で高僧の定恵が、678年天武天皇の治世に父

            の墓を今の大阪の摂津から移し、この十三重の塔を建立したの

            が始まりだということです。十三重の塔ってあまり見ませんよね。

            堂々とした風格のある塔、見ると感動を覚えます。

            

            

            神社自体もとても風格があります。朱塗りの建物ですが、けばけば

            しさがなく、周りの森に溶け込んで威容を感じます。中大兄皇子と

、           鎌足がこの地で大化の改新について語らったので談山神社という

            名がついたと言われています。紅葉の名所としても有名です。

            ここ多武峰は飛鳥から、離宮のあった吉野へ入る峠の一つでもあ

            りました。今でも、吉野の実家へ、談山神社に寄って、この峠越え

            で帰ることがあります。もっとも往時はかなり険阻な峠だったので

            しょうが、今は快適なドライブウエイです。時の移ろいを感じます。

            今年も3日に談山神社に初詣してから吉野に帰りました。おみくじ

            を引くと大吉でした!もっとも先に行った大神神社では凶だったの

            ですが!?

            

            

            後醍醐天皇の寄進した石灯籠がありました。歴史に彩られた神社です。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大神神社

2016-01-07 21:57:27 | 季節
             
 
            右手の鳥居の奥にある大神神社。大神神社と書いて「おおみわじんじゃ」。

            

            奈良桜井にある三輪山がご神体の神社です。おそらく日本最古の神社。

            祭神は大物主大神、大国主命と同一視される神様です。皇室の始祖神

            武天皇以来皇室の崇敬を集めている、やんごとない神社です。

                      

            三輪明神とも。最近は日本最強のパワースポットなどともてはやされて

            います。

            

            三島由紀夫の書いた碑もあります。ドナルド・キーンと一緒に何度か

            訪れたようです。実際、人でごったがえしていなければ、こんなに清明

            で神秘的な雰囲気のところはあまり他にないでしょう。

            

            耳成山、畝傍山、香具山の大和三山もはるかに望めます。

            

            お祀りしている大物主神が大国主神と同一神とされていることもあり、

            因幡の白兎の連想でしょうか、撫でるとご利益のあるなでうさぎさん

            大人気です。

            

            三輪駅は普段は田舎小さな駅ですが、お正月ばかりは大賑わいです。

            そうめん発祥の地でもあります。暖かいそうめん、にゅうめんを小さ

            な茶屋で食べました。素朴な味で美味しかった!

              三輪山をしかも隠すか雲だにも情あらなも隠さふべしや 額田王

            都を飛鳥から近江に移した天智天皇に従って行く額田王の詠嘆です。

            本当は愛している天智天皇の弟大海人皇子(天武天皇)を偲んでの

            歌のようです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする