キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

朱塗りの鳥居めぐり初体験 伏見稲荷

2018-03-31 09:55:35 | 旅行
               

               外国人観光客に一番人気だという伏見稲荷に初めて行きました。

               確かに日本人より中国、東南アジア、欧米の人たちの方がずっ

               と多いよう。風景は日本なのに、聞こえてくる言葉がほとんど

               外国語なのは、不思議な感じ。

               

               

               赤い鳥居が稲荷山全体に連なっているのは壮観です。緑に映えてき

               れい。奈良の古い渋いお寺より、一般受けするのはよくわかります。

               

               でもなぜにお狐様が祀られている?と思わないのでしょうか。おいなり

               さんは日本国中にあります。その総元締めが、ここ伏見稲荷だそうです。

               もともとは渡来人秦氏の氏神で、それが五穀豊穣の稲荷とお狐様の謂れ

               と結びついたようです。

               

               ここの絵馬がかわいい。顔を奉納する人が描くので、気持ちが出ますよね。

               

               枝垂れ桜が満開。貸衣装の着物を着た日本、外国の女子たちも満開。
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春の南紀

2018-03-28 10:08:41 | 季節
              

              南紀とは紀伊の国のこと。紀伊半島の南半分くらいを言うのでしょうか。

              その先端の白浜の辺りはまさに南国、植生もかなりトロピカルです。そ

              して海は黒潮という名の通り、深い深い瑠璃色です。この紺碧の海の向

              こうにまだ見ぬ文明があるのだと、南方熊楠がアメリカへイギリスへと

              旅だったのでしょう。

              

              

              白浜の海に突き出た番所山公園の中に、南方熊楠記念館の新館があります。

              本館は生誕地の田辺市にありますが、この新館は規模も内容も充実してい

              ます。熊楠が生涯書き続けた膨大な資料に圧倒されます。まさに知の巨人。

              資料館近くの浜辺から名勝円月島や美しい海の風景が望めます。真昼だっ

              たのですが、逆光で、こんな幻想的な写真が撮れました。

              

              近くの串本町に、弘法大師と天邪鬼のユーモラスな伝説のある橋杭岩

              というの景勝があります。海の浸食で、岩がまるで橋の杭のように大

              小40もの岩が立ち並ぶ、面白い景観の場所です。ちょっとストーン

              ヘンジ風でもありますが、これは全くの自然の造形。

              

              そこから海岸沿いに北へ行くと、クジラ漁で有名な太地町があります。

              町立くじらの博物館前の捕鯨船とその前にある古式鯨取り漁師の像。

              

              歩道には色々な種類のクジラやイルカの絵のタイルが張られています。

              

              巨大なクジラの骨の複製。横にプールがあって、イルカショーが見られ

              ます。館内では、古式漁法、近代漁法の解説、舟や道具の展示などあり

              ます。クジラやイルカ漁に関しては賛否両論、確かに非常に残酷な側面

              もあり、ますます複雑な気持ちになりました。この博物館は、どんな意

              見にも偏らず、捕鯨のありのままを展示紹介しているのが好印象です。

              
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慈光院

2018-03-27 10:25:44 | 季節
                 

                 奈良市の南西、大和郡山市にある慈光院は、臨済宗の古刹で、

                 石州流茶道の祖、片桐石州が創建し、茶の湯の寺とも呼ばれ

                 る、簡素で静謐なお寺です。お庭とその向こうに広がる大和

                 平野の眺めは、いくら見ても飽きることがありません。

                 

                 

                 正面の門を入り、小雨に濡れる静かな小道を行くと

                 

                 檜皮葺の茨木門があります。これは片桐石州の出生地摂津茨木の

                 お城が取り壊されたとき、門だけを譲り受けて、移築したものだ

                 そうで、志賀直哉も愛したという趣のある門です。

                 

                 

                 

                 

                 

                 今は桜が美しい季節ですが、これが五月ともなると、ツツジの大刈込

                 が見事な花を見せてくれるようです。松も梅も桜も、土塀の先の先ま

                 で整然と美しく、さりげない形の蹲(つくばい)なども、禅寺らしい

                 凛としたたたずまいです。

                 

                 額縁窓から見る外の景色も、なんとも言えない風情があります。

                 

                 
 
                 入山料に含まれるお薄をいただいて、お蕎麦もいただきました。

                 材料は全て寺内で採れたものだそうです。優しい良いお味でした。

                 雨の日の昼下がり、心安らぐひとときを過ごしました。
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春が来た

2018-03-25 10:35:22 | 季節の花々
              

              春が来ました。桜以外にもピンクや赤の木の花があちこちで満開です。

              

              

              

              河津桜や寒桜や花桃や、

              

              

              八重や一重や、赤や白や、椿もきれいです。

              

              

              水仙もまだまだ咲いています。この時期の黄色い花の代表、ミツマタも。

              

              野原一杯に咲いているタンポポのかわいいこと。    
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河津桜

2018-03-15 16:30:00 | 季節の花々
              

              今年は少し遅いようですが、河津桜があちこちで濃いピンクの花を

              咲かせています。

                 

              白木蓮も咲いています。純白の大きな花が枝一杯に咲くと迫力があります。

                 

                数年前に伊豆の河津にお花見に行ったことを思い出します。

                川沿いにどこまでも並ぶ見事な河津桜、染井吉野より色が

                濃いので、見ごたえがあるというか、これも大迫力でした。               

                 

                でも、この河津の河津桜、何十年か前に、川の土手沿いに

                植えたのが、老木化してきているそうです。その後法律が

                変わって、強度の問題でもう土手には新しい木を植えられ

                ないのだとか。地元の観光関係の人は頭をかかえているそ

                うです。でもね、それって人間の勝手ですよね。花がきれ

                いだからって植えられて、老木になったと嘆かれて。金子

                みすゞにこんな詩があります。

                     お花が散って 実がうれて、

                     その実が落ちて 葉が落ちて、

                     それから芽が出て 花がさく。

                     そうして何べん まわったら、

                     この木は ご用が すむかしら。   金子みすゞ「木」

                何十年もご用がすまないでしょうね。それでも「ご用」があ

                るのはうれしい事かも。人間ももう「用なし」だ、なんて

                言われたら、自分が要らないなんて言われたら、悲しいで

                すものね。
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ひな祭りも過ぎて

2018-03-08 18:13:15 | 地球
                 

                娘も大きくなって忙しく、お雛祭りの存在さえ忘れているようですが、まあ一

                応3月3日にはありあわせの材料でちらしずしなど作ってみました。おいしい!

                 

                 

                見渡せば、木蓮も沈丁花も咲き始めています。年年歳歳、花は開きますね。

                 

                御近所の実桜の花も満開です。あと一か月もすればおいしい可愛いサク

                ランボがたくさん実ります。

                 

                ミモザも黄色くなりました。この頃はフランスに行かなくても日本でも

                たくさん見られます。

                 

                 

                暖かくなった今日この頃、夕日を浴びたなっちゃんがアンニュイな感じ。
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