キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

日脚は伸びてきたけれど

2012-01-31 10:32:29 | 季節の花々
           寒い冬晴れの日々が続いています。

           

           なっちゃんと散歩に出てると、大分日脚が伸びてきて、冬至

           の頃には、5時になるともう真っ暗だったのに、今は人の顔

           が分かるくらいの明るさが残るようになりました。でもまだ

           明るい色の花は少なく、枯れ木や枯れ草が寒々とした風情

           ですが、そこここに、ほんのちょっと春の気配が。これはミツ

           マタでしょうか。もうすぐ黄色い花が咲きそうです。

           

           臘梅は今が盛り。落ち着いた渋い黄色が奥ゆかしい。

           

         青木の実のつつましやかな赤も、この季節にはくっきりと目に映ります。

               日脚伸び 道草増える 犬散歩      micchi
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早朝の散歩

2012-01-29 15:34:37 | 季節
           

          いつもは夫が行く早朝のなっちゃんとの散歩、今日は私が代理。

          朝7時前、さすがに朝早く寒く、江川せせらぎの遊歩道は人も犬

          も夕方に比べると少なめ。でも、カルガモの親子も、

           

           白いサギも、水の中の鯉もすっかりお目覚めの様子。


           

           昨日遊んだ後、忘れて帰ったのでしょうね。滑り台の横の

           木のベンチに幼稚園の帽子と、かわいいピンクの水筒が

           ちょこんと置かれていました。お家ではどこに忘れてきた

           のか、大騒ぎしているかも。

           

           帰り道、息子と娘が通った中学校の前を通ると、いろんな大会

           出場の垂れ幕がかかっていました。バスケットボールやバドミ

           ントンや、たいてい体育会系の垂れ幕ですが、皆県大会止まり。

           唯一全国大会出場が"パソコン部"なんていうのが今時ですね。             
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塩野七生の三部作:どっぷりイタリア

2012-01-28 10:50:01 | 
黄金のローマ―法王庁殺人事件 (朝日文芸文庫)
塩野 七生
朝日新聞社
緋色のヴェネツィア―聖(サン)マルコ殺人事件 (朝日文芸文庫)
塩野 七生
朝日新聞
銀色のフィレンツェ―メディチ家殺人事件 (朝日文芸文庫)
塩野 七生
朝日新聞


       イタリア名誉市民の塩野七生さんは、多分イタリアについて、イタリア人

       よりずっと詳しい人。イタリアの歴史についてたくさんの著作があります

       が、そのうち「殺人事件」という題名のついた三部作を読み返しました。

       ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマを舞台に、マルコ・ダンドロという架空

       の(ダンドロ家自体はヴェネツイアの名家で、ヴェネツアの元首を何人

       も出しているが)人物が、ほとんどが実在した人々と絡み合って織りなす

       歴史絵巻です。この三冊を読めば、16世紀半ばの三都市の様子がまる

       で、自分の目で見たかのようにまざまざと想像できます。「面白くて、漫

       画みたいにすらすら読めちゃった」なんていう感想を書いていた人もい

       ましたが、ほんとに一気に読めます。しかも、当時の社会、政体、経済、

       外交などのしっかり咀嚼された膨大な知識に裏打ちされているので、

       安心して物語の世界に入り込めます。でも「殺人事件」と銘打っていても、

       いわゆる推理物ではないので、それは期待しない方が良いでしょう。

       

       ヴェネツイアの元首(ドージェ)の息子に生まれ、オスマントルコの高

       官に上り詰めながら、非業の死を遂げるマルコの友アルヴィーゼ・グリ

       ッティと謎の高級遊女オリンピアが心に残ります。

       

       文庫本の表紙が素敵です。『緋色のヴェネツイア-聖マルコ殺人事件』

       はティツィアーノの『灰色の目の男の肖像』、これは主人公のマルコ・ダ

       ンドロのイメージでしょうか、それともアルヴィーゼ・グリッティか?

       『銀色のフィレンツェ-メディチ家殺人事件』は有名なボッティチェッリ

       の『プリマヴェーラ』の一部。物語の中では、ロレンツィーノ・メディチ

       の別荘に所蔵されていることになっています。『黄金のローマ-法王

       庁殺人事件』は、ティツィアーノの『ウルビーノのビーナス』。これは、

       物語では遊女オリンピアが自分を描かせたものという設定です。どの

       絵もフィレンツェに行けば見ることができます。行きたいな。
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夕景

2012-01-27 11:09:39 | 季節
           

           寒い寒い日が続いています。ぴんと晴れ渡った日の夕景は美しいで

           すね。これはピンク色の空が美しかった草津の夕景です。今年は大

           変な雪に見舞われているようですが。

           

           これはわがふるさと吉野の大和上市の吉野川の夕景。オレンジ色に

           染まった空に、近鉄電車の鉄橋が黒いシルエットを浮かび上がらせ

           ています。

           

           これは我が家の近く川崎の夕景。たそがれは「誰そ彼」(あの人は

           だれ)からきた言葉だとか、日常の雑然とした景色が闇に沈んで、

           殺風景なこの辺りでも、なにやらロマンチックな雰囲気です。

                 冬夕焼くちびる乾くまで見つむ     鎌倉佐弓
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雪の朝に

2012-01-25 16:27:22 | 季節の花々
           

           花が雪に埋もれて、かわいそう、でもきれいです。今年初めての積雪。

           もうすぐ2月、節分が来たらもうその次の日は立春ですが、毎年この頃

           が一番寒いんですよね。今日はこの辺でも朝気温が氷点下だったとか。           
           
           

                春よ来い、早く来い
           
                歩き始めた みいちゃんが

                赤い鼻緒のじょじょはいて

                おんもへ出たいと 待っている

                     『春よ来い』相馬御風作詩 弘田龍太郎作曲

           だれかにもらった手作りのじょじょを見ていると、この歌を思い出します。

           去年の3月に生まれた孫娘がつかまり立ちできるようになってきたので

           余計にこの歌に愛着を感じているこの頃です。              
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なっちゃん、おやつのバスケットに近づく

2012-01-21 15:42:44 | ペット
           

           「あれ、なんだかいいにおいが!」

           

           「私の好きな砂肝のにおいだ!」

           

           「もうちょっと近くで、くんくん」

           

           「ううーん、たまんない!」

        でも、テーブルの上に乗って、バスケットの中のおやつを取るなんて、そ

        んなはしたないことは絶対しない、お利口な(小心な)なっちゃんです。
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雪の朝

2012-01-20 09:33:52 | 季節
            

           予報どおり、雪の朝になりました。これは我がふるさと吉野の雪の朝。

            朝ぼらけ有明の月とみるまでに吉野の里にふれる白雪  坂上是則

               まさに百人一首のこの歌の通りの情景です。

            

           これは以前行った十和田湖の朝の雪景色。白鳥のボートがきれいに

           並んでました。こんな雪じゃ、商売あがったりねって感じ?

            

           これは我が家の窓から見た雪景色。なんとも殺風景、でもこれが日常。
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崑崙花とビーズのネックレス

2012-01-19 16:25:03 | 季節の花々
           

           今日は娘の誕生日、誕生花は崑崙花なんですって。南方の花です。

           写真の花は神代植物公園の温室で見つけました。中国の西部に

           崑崙山脈というのがあります。崑崙というのは元々中国の伝説

           の山で、コンロンあるいはクンルンと読むようですが、黄河の源

           で、西王母という仙女が住むというありがたい土地です。そう聞

           くと、この花も何やら神々しい。花言葉は「神話」だそう。

          

           頸椎の調子が思わしくなく、肩こりがひどいので、しばらく止め

           ていたビーズのネックレス作りをまたちょっとやってみました。

           キャンディーみたいな透明な緑の色々な形のトンボ玉をつなぎ

           ました。濃い色のセーターや白いTシャツにも合いそう。

          

           これはパステルカラーのガラス玉をつないだネックレス。クラック

           の入ったピンクの玉がきれいです。
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雪の女王

2012-01-18 10:00:38 | 
雪の女王 アンデルセン童話集(1)
エドマンド・デュラック,荒俣 宏
新書館
       

         雪の女王のテンプレートを見ているうちに、アンデルセンの『雪の女王』

         を読んでみたくなり、図書館で借りてきました。アンデルセンは『マッチ

         売りの少女』や『おやゆび姫』や『みにくいあひるの子』その他、おなじ

         みの童話をたくさん書いていますが、その中でも『雪の女王』は かなり

         の長編で、7部からなっていて、童話と一口に言うには構成がなかなか

         複雑な、ちょっと大人向けのお話かもしれません。でも、アンデルセン

         のお話は童話とはいえ、結構社会派の時代を反映したものもたくさんあ

         ります。ただ、昔話を採取したグリム童話のような残酷さはなく、たい

         ていハッピーエンドで終わっているのは、アンデルセンの温かい、多少

         ロマンチックな性格故のような気がします。


雪の女王 (いわさきちひろ画紙芝居選)
岩崎 ちひろ
童心社


         あるところにカイとゲルダという仲良しの男の子と女の子がいました。

         ある日、割れた悪魔の鏡のかけらがカイの眼と心臓に突き刺さり、カ

         イは愛情を感じられない人間になってしまいます。そのカイを見かけ

         た雪の女王は彼を氷の宮殿へ連れて行きます。春になって、ゲルダ

         はカイを探す旅に出ます。大変な苦労をし、殺されそうになりますが、

         親切な王子や王女、山賊の娘、それに太陽や花や鳩やトナカイに助

         けられ、雪の女王の宮殿にいるカイのもとへたどり着きます。ゲルダ

         の流す熱い涙に、カイの眼と心臓に刺さった鏡のかけらが流れ落ち

         カイはもとのやさしい男の子に戻ります。

雪の女王 [DVD]
声の出演: 熊倉一雄
アイ・ヴィー・シー


         『雪の女王』はドラマチックなお話なので、何度も映画化、アニメ化さ

         れています。とりわけ1957年のロシアのアニメ映画は秀逸で、日本

         のアニメ創成期に大きな影響を与え、宮崎駿もショックを受けたとか。

         雪の女王の存在が魅力です。日本の雪女と通じるところがあって、

         恐ろしいけれど、美しい。このアニメでは、雪の女王とゲルダの声優

         が同じなのだそうです。二人は悪と善という対極にいるようで、実は

         同じ意味を持つ存在と考えられるのでしょうか?        
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吾妻山公園の菜の花

2012-01-15 18:33:09 | 季節の花々
          

          先週行ったのに東名のタンクローリー横転事故で断念した吾妻山公園
          の菜の花見物。今日は道が空いていて、らくらく1時間ちょっとで着

          きました。

          

          二宮駅近くの臨時駐車場から30分あまり、300段の階段を上っ

          てたどり着くと、菜の花が満開!海も見えてすばらしい景色でした。

          ちょっと曇っていて富士山は見えませんでしたが、金時山や大山が

          遥かに見えて、なっちゃんもうれしそうにいっぱい歩きました。

          

          菜の花の鮮やかな黄色はとてもきれいです。昨日見たヤフーにも

          紹介されていたくらいで、今人気のスポットのようで、なかなかの

          人出でした。老齢の方や足の不自由そうな方も一生懸命登って

          いらっしゃって、美しい景色を見る楽しさって、日本人の意識の

          中に刷り込まれているんじゃないかと感じました。

          

                水仙もたくさん咲いていて

          

            中に真っ白な水仙があって、清楚でとても清々しく見えました。
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