キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

秋の花

2013-10-29 09:55:52 | 季節の花々
           

           カラフルな薔薇やコスモスと入り混じって咲いていた横浜イングリッ

           シュガーデンの花々です。名脇役とでも言いましょうか。この赤い

           実、アロニア別名ブラックチョークベリーといい、ブルーベリーなん

           かと同じで目に良いべりーだそうです。赤い実に秋を感じます。

                

            これはその黄色い色からレモニーという名のマリーゴールドの種類。

            小さな黄色い花がびっしり元気に咲いて、お庭のその辺りをパッと

            明るくてらしています。

           

           これは一重の薔薇でしょうか。一輪だけ咲いていました。端正な純白

           のたたずまいに見とれました。

           

           これはよく見るインパチェンス、和名ツリフネソウの仲間で、サンパ

           チェンスというのだそうです。英語で書くとSun Patience。太陽に耐え

           るという名前のように、インパチェンスよりも、直射日光に強いとか。

                

          これも一輪だけ咲いているのを見つけました。白い撫子。秋の七草の一つです。

           秋さらば見つつ偲べと君が植しやどのなでしこ咲きにけるかも  大伴家持

          「秋になったら、見て一緒に楽しみましょうね」と言って妻が植えた家の撫子が

           咲いている。今は亡き妻を詠った万葉の昔のすてきなラブソングです。
                 
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ハロウィーン・パーティ--アガサ・クリスティ讃

2013-10-26 14:00:43 | 
ハロウィーン・パーティー (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
中村 能三
早川書房

       ハロウィンつながりで、なんとなく昔読んだアガサ・クリスティの「ハロウィー

       ーン・パーティ」をまた読んでみました。久々のアガサ・クリスティ、懐かしい。

       昔はクリスティ中毒ってくらい読みました。これも読んだはずなんだけど、中

       身は全く覚えていなくて。初めてのように楽しめました。

Hallowe’en Party (Poirot)
Agatha Christie
HarperCollins

       殺人が起こる舞台が子ども向けのハロウィーン・パーティーと言うだけで、

       プロットは別にハロウィーンと深く関わりあっているわけではありません。

       でも、クリスティ節とでも言うのでしょうか、平易だけど、ウィットに富んで

       いて、男性の推理作家には無い種類のラブロマンスもあり、古き良き時代

       のイギリスの雰囲気が感じられる素敵な読み物です。
松岡正剛千夜千冊
松岡 正剛
求龍堂

       松岡正剛の千夜千冊の664話は、アガサ・クリスティの「オリエント急行殺人

       事件」の書評です。これが面白い。クリスティーを読むと、未だ読んでいない

       これから読む人に、つい先に犯人を教えたくなる。これ、一番やっちゃいけな

       いことなんですが。自分で犯人を見つける楽しみ、アッと驚くどんでん返しで、

       意外な人が犯人だった時の興奮、それが推理小説の醍醐味なのに。なぜか

       そういう悪さをしたくなる作家だって言うんです、アガサ・クリスティは。彼女自

       身がクセモノですからね。失踪してみたりして。

牧師館の殺人―ミス・マープル最初の事件 (偕成社文庫)
村上 かつみ,Agatha Christie,茅野 美ど里
偕成社

       アガサ・クリスティはもちろんポワロ物が有名ですが、松岡正剛が言うように

       どうもポワロはあまりよく書けていない。おこがましいながら私もそう思います。

       なんといってもミス・マープルが好き。田舎に住む世間知らずなおばあさんが、

       自分の卑近な経験から、アッと驚く推理をして、おえらい男性陣を出し抜き、

       見事事件を解決する。痛快、痛快!
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横浜イングリッシュガーデン3

2013-10-26 09:35:59 | 季節の花々
           

         美しい英国庭園「横浜イングリッシュガーデン」は今ハロウィーン一色です。

         

         どこもかしこもカボチャのジャック・オー・ランタンJack o' Lanternだらけ。

         オレンジ色に染まっています。スヌーピーの「カボチャ大王」を思い出します。

           

         カボチャって色々な大きさの、色々な形のものがあるんですね。

           

         よくこれだけ集めたものです。カボチャという名前はカンボジアから来てい

         るそうですね。南瓜、唐茄子とも呼ばれます。いずれにしろ外国からやって

         きたってことですね。でも、日本の普通の緑色のカボチャは、英語ではパン

         プキンpumpkinじゃなくてスカッシュsquash。パンプキンというのはオレンジ

         色のものだけだそうです。

           

         ハロウィーンはケルト起源のお祭りで、11月1日の万聖節のイブと言う形で、

         キリスト教に取り入れられたのだとか。それだけに異教の香りのするお祭り

         で、カルト的だとして、祝うのを禁じているキリスト教の宗派もあるそうです。

         「ハロウィン」というものすごく怖いホラー映画もありますね。

           

         悪事を重ね、地獄にも行けない男が、蕪をくり抜いて明かりを灯したランタン

         を手にさまよい歩くというのが、ジャック・オー・ランタンの起源で、アメリカに

         渡って、蕪が収穫量の多いカボチャに変わったのだそうです。オレンジ色の

         丸いカボチャは、顔の形にくり抜くのに最適ですものね。不気味なようでい

         て、ユーモラス。         

           

         そういえば、今日は毎年大盛況の川崎ハロウイーンのメイン・イベントが

         行われる日のようですが、台風接近の大雨でお気の毒。
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横浜イングリッシュガーデン2

2013-10-25 09:20:57 | 季節の花々
            

            横浜イングリッシュガーデンへ薔薇を期待して行ったのですが、すてき

            なコスモスたちに出会いました。仄かなクリーム色がなんとも言えませ

            ん。イエローキャンパスなんていう名前です。

            

            

            花びらが一つ一つ筒状になっているコスモス、初めて見ました。

            ハイドパーレッド、ハイドパーピンクという種類のようです。

            

            これはハッピーリング。見ていて、ついにっこりしてしまいます。

            

            これはピコティーというらしいです。グラデーションがきれい。

            

            これは、その名もチョコレートコスモス。小さい花形のチョコ

            レートが一面に生えているよう。食べたくなります。
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横浜イングリッシュガーデン1

2013-10-25 06:41:20 | 季節の花々
             

             ネットで横浜イングリッシュガーデンで今秋の薔薇がきれいだよというのを見て、

             行ってみました。すてきだった!市街地の住宅展示場の横なのに、広々として、

             手入れの行き届いた素晴らしい庭園です。薔薇だけじゃなく、色々な植物が一

             緒に植えられているのがすてき。ちゃんとした園芸家が設計しているようです。

             

               秋の薔薇はもちろん素晴らしい!

             

             

             

             

             

             

             でも秋のいろいろの植物と一緒に生えているのがとても良い!

             コスモス、ネコじゃらし、千日紅、菊、ダリア、サルビア、etc,etc.

             

             こんなに可愛いスズメウリも。ちいさいちいさい西瓜のようです。
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アフリカから、ネットから

2013-10-24 09:05:44 | 絵本
              

              南アフリカヘ旅行に行った友人が、すてきなネックレスのお土産を

              くれました。赤色が鮮やかです。シンプルなネックレスですが、ど

              ことなく日本のものともヨーロッパのものとも違う香りがします。

              

              ネット・オークションで透明なガラスのペンダントトップ15個を300円

              ほどで手にいれました。直径2センチから4センチ。星型、円型、ハー

              ト型、四角形、創作意欲がわきます。

              

              大きな四角いヘッドを中心に爽やかなペンダントを作りました。材料

              費が200円ほど(小さなビーズのほうが高い)とは思えないでしょう?

              

              

              星形、チョウチョ形のヘッドのも作りました。なかなか可愛く出来上

              がりました。アフリカからネットから、色々な美しいものがわが家へ

              やってくる、グローバル化やインターネットの功罪はともかく、ある

              意味面白い時代です。
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なっちゃん ハロウィン仕様

2013-10-20 11:31:00 | 行事
            

              近くのペットサロンにグルーミングに行ったなっちゃん、

              ハロウィン犬となって帰ってきました。

            

               あまりハロウィン気分でもないようですが。

               

               首に巻かれちゃった、トリック・オア・トリートの紫色のバンダナ。

               

                なかなかお似合いですけど、なっちゃんには迷惑。外して!

            

             そういえば、昨日ウチの近所にもやって来ました。お菓子をねだる子

             どもたち。なんだか訳もわからず、ブームですね。楽しいからいいか。
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秘湯好き2

2013-10-19 10:34:52 | 旅行
           

           片側は山、片側は深い谷、極端に細い曲がりくねった山道、米沢の

           滑川温泉はその先にありました。宿の裏の吊り橋も野趣満点です。

           

           約500年前、一人の武士がこの川を渡ろうとして滑り、その時川の石

           に暖かみを感じて、温泉を発見し、滑川の名もそれに由来しているそ

           うです。こんな険しい山の中までと思いますが、大勢湯治客が来るん

           ですね。昔も今も秘湯好きには事欠かないようです。この先の姥湯

           温泉への道はもっと険しいとか。

           

           滑川温泉は見学だけで、その日の宿泊地五色温泉へ向かいました。

           これまた直江兼続に起源を持つ古い由緒ある温泉です。台風26号

           の接近で、不穏な雰囲気でしたが、開放的な(それゆえ、駐車場か

           ら丸見えなんですが)露天風呂がいい気持ちでした。ただ、宿の人

           のそっけなさと、杜撰さにちょっと興ざめでした。前日の新高湯温泉

           の人々がとても温かかっただけに。良く言えば、素朴と言えないこと

           もないのでしょうが。土砂降りの真夜中に火災警報器が鳴り、なかな

           か鳴り止みませんでした。雨漏りのためだったようですが、その説明

           も相当時間が経ってから。

           

           翌日は、台風が接近ていて、雨風がかなり強かったのですが、

           早々に退散しました。川も濁流が轟々と流れていました。

           

           山を降りてしばらくすると、青空が広がり始めました。台風の進路

           とは反対に南下しましたからね。でも、強風はやまず、東北道は

           一部通行止め。仕方なくとろとろと下の道を走りました。まあ、無

           事に帰れて良かった!
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秘湯好き

2013-10-18 15:32:38 | 旅行
            

            福島県北塩原村にある有名な五色沼。その取っ掛かりの一番大きな

            毘沙門沼です。濃いエメラルド色の美しい沼ですが、他のるり沼や青

            沼、赤沼に比べかなり大きく、一番手前にあるので、大層賑わってい

            ます。ボートに乗って楽しみました。裏から見る磐梯山の姿も優美です。

            

            五色沼は水の中の成分、時間、天候等によって、青、緑、赤など

            様々な色に見えるのでその名があります。明治時代に磐梯山が

            噴火してできたのだそうで、そんなに古い沼群ではありません。

            でも、森に囲まれた青い美しい沼って、なにかしら悲しい伝説を

            秘めているような、ロマンチックな雰囲気がありますね。

            

            五色沼から北上して山形県に入り、秘湯新高湯温泉を目指しました。

            途中にあった感じのよい酒屋さん「かもしか」。ここで買った「九郎左

            衛門」というお酒、最高でした。直江兼続のキャラクター人形も可愛い。

            

            かなり曲がりくねった山道を走り、最後に急勾配の坂を登ったところ

            にありました、新高湯温泉の一軒宿「吾妻屋旅館」。歴史はそれほど

            古くないようですが、秘湯の名に恥じぬ山奥の湯です。途中の車が対

            向するのが難しいほど狭い道には、ほとんど車の影がなく、こんな山

            奥に来るのはよっぽど物好きな人だけだなんて思って着いてみたら、

            なんとほとんど満員の盛況です。秘湯好き、あなどれません。

            

                 木をくりぬいた貸切風呂、

            

            木の根っ子の露天風呂、その他迫力満点の滝見の湯など、趣向

            を凝らしたお湯が色々あります。ちょっとヌルっとした効能のあり

            そうな硫黄泉です。その上、お宿の人たちのもてなしが温かく、と

            てもくつろげるお宿でした。     
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南東北の秋の花

2013-10-17 15:13:40 | 季節の花々
          

          山形の米沢方面に旅行に行きました。爽やかな秋晴れの良い季節と

          思いきや、大型台風の襲来で帰り道は、大変な目に会いましたが。

          出発した日は、日本晴れの、ぽかぽか日和。それでも川崎よりはか

          なり涼しく、野辺に咲く小さな野菊が可憐でした。

          

          

          米沢の南、吾妻連峰の麓(といっても標高はかなり高い)の一軒宿

          高湯温泉に咲いていた花々です。ピンクと白の秋明菊。秋です。

          

                     薄紫の釣鐘草。

          

          これは大文字草というのだそうです。ユキノシタ科の花。言われて

          みれば確かに花が大の字に見えます。

          

          

          宿への道すがら、福島県と山形県の堺の峠で撮った薄です。遥か彼方に

          桧原湖が見えます。秋の日本の風景ですねえ。
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