キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

河津桜

2020-02-27 15:25:30 | 季節の花々
         

         我が家からほど近い「千年」というおめでたい地名の道路沿いの

         河津桜、今満開です。何十年か前、土地の有志が伊豆河津町から、

         苗木を買ってきて植えたそう。見事に大きくなり、立派な並木に

         なって目を楽しませてくれます。

         

         

         

            

         濃いめのピンクの花が青空に映えます。例年より1週間ほど早い

         開花だそうです。オオシマザクラとカンヒザクラの交配種だとか。

         数年前までは、この時期、夫と河津町へ良く見に行っていました。

         以前はこの桜、この辺りにそれほどなかったような。

         

         

         サクラの名の由来は色々あり、富士山の女神である「コノハナサ

         クヤヒメ」からとったというロマンチックなのもあります。桜に

         も色々種類がありますが、名前の生まれた頃の桜は多分、私のふ

         るさと吉野の山全山薄いピンクに染める山桜だったのでしょうね。

         今年はソメイヨシノの開花も早いようですが、そのころにはコロ

         ナウィルスが終息して、安心してお花見ができると良いのですが。
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ミモザ

2020-02-23 16:58:21 | 季節の花々
         

         

         今年もミモザの黄色い花の季節になりました。南欧では春を告げ
 
         る花だとか。ほんとはこれ、アカシアらしいのですが、日本では

         ミモザで定着しているんですって。日本で言うアカシアはニセア

         カシアだそうで、ややこしい。ともかく真っ青な空や海に明るい

         黄色が鮮烈な南フランスの印象です。

           ミモーザの花の下にて海青き          山口青邨

         

         

         

         ミモザは西洋的な香りがしますが、日本の早春はやはり梅。白梅、

         紅梅、枝の曲がり具合がいいですね。尾形光琳の紅梅白梅図屏風
 
         なんていうのを連想できるのも、日本人として生まれたしあわせ。

         桜とともにちょっと愛国的な気分にしてくれる花です。そんな風

         に思うのは私だけ?

         

         これは桜は桜でも、実桜。今年はちょっと早いかな。あともう何週

         間かすれば、真赤な美味しいサクランボがみっしりとなります。

         

         娘の64カフェで春のタルトを食べました。赤いイチゴが春の美味。
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美しい絵本たち

2020-02-17 16:47:16 | 
          

          素敵な絵本を手に入れました。世界中を航海してきた大型船を

          波止場に案内するちいさなタグボートのお話。いつか広い世界

          を見てみたい。でもそれはタグボートにはできません。憧れを

          胸に、今日も仕事に励むけなげなタグボートのお話です。

       

        詩人ブロツキーの詩はもちろんですが、オレイニコフというロシア

        の画家の絵が圧巻!絵本の「絵」というだけでなく、これはもう最

        上質の絵画です。

       
       
       でも、考えてみたら、これまで読んだ絵本の絵もどれもそれぞれに素

       晴らしいことに気づきました。これは1990年ごろのアメリカで出版さ

       れたサトウカエデをテーマにした言わば科学絵本ですが、赤と黄色の

       カエデの葉の美しい事!

       

       「赤ちゃんが逃げ出した日」という面白い影絵絵本の一節です。藤代清治

       も真青の豊かなイマジネーション。

       

       これはステラというお転婆な女の子とシャイな弟サムを主人公にした

       カナダのマリー・ルイーズ・ゲイという作家の絵本の一節です。ふん

       わりしたメルヘンチックなタッチが何とも愛おしい。

       

       これはアルカディオ・ロバトという作家の「そらをとんだくじら」の

       表紙です。小さな魔女が世界で一番の宝物を捜しに出かけてクジラと

       出会い、友情こそが一番の宝物だと気付くお話。色を抑えた彩色の妙
  
       で、いつの間にかおとぎの国に引き込まれます。

         

       

       

       そのほかにも、色々なタッチのいろいろな雰囲気の絵に出あえます。

       

       レオ・レオニの有名な「あおくんときいろちゃんlittle blue and little yellow」

       何とも愉快な色絵本。青が黄色と混ざると緑になるというだけのお話ですが。

       

       

       これは一番最近読んだ「しごとをとりかえただんなさん」という絵本です。

       家の中の仕事の方が楽だと、奥さんと仕事をとりかえただんなさん。とこ

       ろが、楽どころか、あっちでこっちで大失敗。家事の大変さを思い知ると

       いう、ちょっとばかり今の社会を風刺したようなお話ですが、これ、ノル

       ウエーの昔話。昔のヨーロッパ風の絵がお話の面白さを一層引き立たてて

       います。

       まだまだ素敵な絵の絵本がたくさんあります。今回は洋物ばかりでしたが。

       幸せな豊かな世界です。
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春が来た?

2020-02-17 15:13:23 | 季節の花々
          

              梅一輪一輪ほどの暖かさ         服部嵐雪

          という句があります。まだ寒いけれど、梅の花が開くにつれ、少し

          ずつ暖かくなっていくという句です。2月の初めってそんな感じだ

          と思っていたら、梅一輪どころか、百輪、千輪。暖かい。

          

          

          赤い椿もいよいよ赤く、

          

          5月頃に咲くカタバミも咲いています。種類が違うのでしょうか。

          

          アフガニスタンやネパール原産のヒマラヤユキノシタもこの頃は日

          本でもお馴染みになり、可愛いピンクの花があちこちで見られます。

          

          

          水仙に桜草、いよいよ春の花の出番。

          

          いえいえ、去年の12月初めから玄関にいる牡丹もまだまだ頑張っています。
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陽光溢れる淡路島2

2020-02-09 11:41:23 | 旅行
       

       淡路島は古事記冒頭の国生み神話で、伊弉諾、伊弉冉の二神が夫婦となり

       次々と国を作っていきますが、その最初の地がこの淡路島。いわば日本国

       発祥の島です。国生みを終えた伊弉諾の命が余生を過ごされたという伊弉

       諾神宮。規模は大きくありませんが、古さびた荘厳な神社です。

       

          

       まさに日本発祥の地であるとされる所には、おのころ島神社という

       のもあります。今回は残念ながらうかがえませんでしたが。

       

       国生み神話以外にも、淡路島はその立地から、平家に絡んだ伝説や
   
       遺構もあります。これは平通盛の妻小宰相の局という人を祀る塚で

       お局塚と呼ばれています。この人、平家物語一の絶世の美女で、通

       盛が戦死した後を追って入水したのを、村人たちが引き揚げてこの

       地に葬ったのだとか。

       

       一緒に旅した友人が、能の一部を面を着けずに舞う仕舞というのを

       やっている風雅な女性なのですが、自分が舞ったことのある小宰相
 
       の墓所をぜひ見たいというので、行ったのですが、これがなかなか

       大変でした。迷い迷った末、車一台通れるかどうかの急な山道をな

       んとか登り切ったところに、ありました。よくこんな山中に。友人

       は大感激でした。
 
       

       背後には風の強い淡路島に多くある風力発電の風車が。ブンブン唸り
  
       を立てる風車の下で眠る小宰相の局や通盛の家来たち。不思議な光景

       ではありました。

       

       淡路島南西部、播磨灘に面した慶野の松原にあるヴィラ・ヴォルティー

       ジャという素敵なイタリア風のホテルに泊まりました。お部屋も食事も

       イタリアン。良い感じでした。

       

       絶景だという夕日が沈むところは残念ながら雲で見えませんでしたが。

       暮れなずむ海と夕映えの空の景色は十分きれいでした。

       

       

       

       ホテルの夕食。このほかにピッツアとデザートもあったのに、食べる

       のに夢中で写真を撮り忘れました。
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陽光溢れる淡路島1

2020-02-07 11:37:52 | 旅行
       

       1月末の淡路島、灘l黒岩水仙郷。満開でした。今まで見たことのない
 
       程のかなりの急斜面が水仙で埋め尽くされています。

       

       水仙の咲く斜面に設けられたジグザグの道をハーハー言いながら登って

       いくと、白梅が咲き、その向こうに紺碧の瀬戸内海が見晴らせました。

       

       朝10時頃神戸西宮を車で出発して、明石大橋を渡ればもう淡路島。島を

       を縦断して鳴門大橋を渡れば、そこは四国徳島、便利になったものです。

       1月とは思えないほど、暖かい気持ちの良い旅日和でした。海の青、空

       の青の爽やかに美しい事。

       

       

       

       淡路花博の時に整備されたという淡路花さじきへいきました。あまり

       花のない季節ですが、菜の花とストックが満開。花の向こうに大阪湾

       が光っています。ジブリの世界から抜け出てきたような女の子が、踊

       りながら歩いていました。「幸せをよぶライオン」というアースワー

       クがありました。ドイツのミュンヘンに触ると幸せになるというライ

       オン像があるそうですが、それはブロンズの本物のライオンの形の像。
  
       ここのは向日葵みたいで可愛いイラストチックなライオンです。
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