昨日は二十四節季の雨水でした。空から降るものが雪から雨に変わり、
草木が芽吹くころだそうです。白梅、紅梅が満開です。
藪の中に咲いていた白い可憐な椿を一枝手折ってきました。深い緑の
葉がつややかです。
先日「マツコの知らない世界」という番組で、道端に落ちている片手袋
を研究分析している石井さんという方を紹介していました。変わった人
もいるものだと思っていたのですが、なっちゃんとの散歩中、手袋が片っ
ぽだけ落ちているのに出くわすことが本当に多いのに気づきました。
多い時には三つも四つも。
子どものやら大人のやら。なるほど、これはなかなかの研究対象です。
塀の上に乗せられたり、ぶら下げられたり。一体どんな人が、どうして
落としたのだろう?想像が広がります。手もとに残ったもう片一方、持
ち主はどうするでしょうか。捨てるでしょうか。もうすぐ、手袋の要ら
ない春がやってきますが。
片方の落ちし手袋小鳥めく 野里ムツ