キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

片っぽ手袋

2018-02-21 15:48:45 | 季節
          

          

          昨日は二十四節季の雨水でした。空から降るものが雪から雨に変わり、

          草木が芽吹くころだそうです。白梅、紅梅が満開です。

               

          藪の中に咲いていた白い可憐な椿を一枝手折ってきました。深い緑の

          葉がつややかです。

          

          先日「マツコの知らない世界」という番組で、道端に落ちている片手袋

          を研究分析している石井さんという方を紹介していました。変わった人

          もいるものだと思っていたのですが、なっちゃんとの散歩中、手袋が片っ

          ぽだけ落ちているのに出くわすことが本当に多いのに気づきました。

          

          多い時には三つも四つも。

          

          子どものやら大人のやら。なるほど、これはなかなかの研究対象です。

           

          塀の上に乗せられたり、ぶら下げられたり。一体どんな人が、どうして

          落としたのだろう?想像が広がります。手もとに残ったもう片一方、持

          ち主はどうするでしょうか。捨てるでしょうか。もうすぐ、手袋の要ら

          ない春がやってきますが。

               片方の落ちし手袋小鳥めく           野里ムツ 
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もうすぐ佐保姫さまが

2018-02-14 16:25:30 | 季節
             

             梅一輪一輪ほどの暖かさ              服部嵐雪

             紅梅は真っ盛りですが、朝はまだまだ冷たい風が身に沁みます。

             

             

             でもね、日差しの中にもう春が。春を探すように枯葉をクンクンする

             なっちゃん。

             

             フキノトウを見つけましたよ。

             

             普段いつも散歩の途中で見あげる丘の上の家々。明るい青空の下で

             陽気なイタリアっぽい感じさえします。

                

            いつも見かけるお地蔵さまも、赤いちゃんちゃんこと帽子を春に

            向けて新調してもらったようですね。

                

            春の精のような白いストックを花瓶にさしました。奈良市の東にあ

            る佐保山の女神さま、佐保姫は秋の龍田姫にたいして春の女神です。

            「霞の衣を織り、柳の糸を染め花を咲かせる」女神さま。美しいイ

            メージです。その佐保姫さまのお出まし、もうすぐでしょうか。

            佐保姫の路傍の花に寄り添ひぬ   岡本紗矢句集「向日葵の午後」より
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蓮花寺の豆まき、大賑わい

2018-02-08 11:55:58 | 季節
            

            我が家のすぐ近くにある真言宗のお寺、蓮花寺。お寺を形容するに

            は、ちょっとおかしな言葉ですが、勢いのある流行りのお寺です。
 
            新しい施設や像など見るたびに増えています。

            

            

            3日の節分には盛大な豆まき大会がありました。毎年やっている

            ようですが、今年初めて行ってみたら、ものすごい人出です。

            餅まきや豆まきって、どうしてあんなに興奮するんでしょうね。

            大人子ども入り乱れ、殺気を感じるほど。ちっちゃな豆の入った

            袋を一つキャッチしたって別にどうということもないのですが、

            みんな必死で奪い合います。豆の他にも、お餅、お菓子、カップ

            麺、タオル、アンパンなどかなり大量にいろんなものが蒔かれ

            ました。たいていは背の高い男の人に取られるのですが、私たち

            はそれでも結構いろいろなものをつかむというより、地面まで到

            達したおこぼれを拾いました。あの独特の興奮状態、昔田舎で結

            構頻繁にあったのお宮の境内での餅まきや棟上げ式の餅まきなど

            思い出しました。

            

            終わった後は、神社にお参りして帰りました。子どものころ、節分
 
            には、村中に「鬼は外、福は内」の大きな声が響き渡っていたこと

            を久しぶりに思い出しました。

            亡き父の声も響きて鬼は外  岡本紗矢句集「向日葵の午後」より
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