キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

赤と黄色の季節

2017-11-27 11:41:22 | 季節
              

              春にはピンクの花で、秋は赤い葉で目を楽しませてくれる桜の木。

              

              

              

              赤い紅葉、満天星ツツジ、トキワサンザシ、

              

              

              黄色い葉も青空に映えます。たわわに実る黄色い実もそこここに。

              

              カサコソ、カサコソ、今日もなっちゃんは大好きな枯葉を踏んでお散歩。

              

              

              もう一つ、赤い赤い秋がありました。青森から来たリンゴ。気の多い私、

              最近水彩画を習い始めたのですが、赤い赤いリンゴを描いてみましょう。

               セザンヌの林檎見てより林檎買う     岡本紗矢句集「向日葵の午後」より
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雨のち晴れ

2017-11-23 15:38:28 | 季節
             

             朝は土砂降りだったのに、お昼過ぎから雲一つない青空になった勤労

             感謝の日です。家で排泄するしつけのできていないなっちゃんは、嵐が

             吹こうが、吹雪だろうが、外に出なくてはなりません。でも今朝はね、冷

             たい雨が降りしきり、なっちゃんにはちょっと我慢してもらいました。する

             と、案の定、お昼過ぎには、玄関で「お散歩、行こうよ」                

             

             そのころには雨も上がり、絶好のお散歩日和。ご機嫌でカタバミの葉を

             クンクンしています。秋の祭日を祝うように黄色い菊が満開です。

             

             御近所の玄関先に吊り忍がありました。なかなか風情があります。夏

             の植物で、11月ごろには葉が落ちるようですが。まだ青々しています。

             
       
             真っ青な空を見上げると、あらこれはバナナでしょうか。季節と場所が、

             わからなくなるような光景です。

             

             夏の花の野ボタンもまだ少しきれいな濃い紫色で咲いています。   

             

             でもね、その下の塀には幾枚か残ったツタの葉が、風邪に吹かれてい

             ました。晩秋です。

              踏みゆけば落ち葉に深き日の匂ひ    岡本紗矢句集「向日葵の午後」より
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紅葉の伊香保路

2017-11-20 16:49:41 | 季節
             

             なっちゃんが旅してきた伊香保路。伊香保神社から榛名湖、榛名神社、

             そして水沢観音。残念ながら、私が行った訳ではないのですが、娘の

             撮ってきた写真があまりにきれいなのでご紹介。             

             

                  朱塗りの橋と紅葉のベスト・マッチ。

             

             

             

             標高の高い榛名山はもう紅葉も終わりのようですが。                  

                     

             

           山岳信仰の地という榛名神社、豪壮な神社です。双竜門とその後ろの

           大岩が圧巻です。

             

             

             水沢観音と聞けば、水沢うどんを思い出しますが、ここも1300年の歴史の

             ある名刹で、伊香保姫なるお姫様の御持仏十一面千手観音さまがご本尊

             だそうで、女性には最強のパワースポットだとか。
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なっちゃん、伊香保温泉を旅する

2017-11-18 16:03:50 | 旅行
                   

                なっちゃん、伊香保温泉に到着。16世紀からある古い名湯です。「ほう、

                ここが有名な石段街か、365段もあるって?全部登るのは大変そうだな」

                

                伊香保神社にお参り。スイスで買ってきた首のバンダナ、よく似合ってる。

                   

               「飲む温泉もあるんだ。私は興味ないけど。だって私、旅に出ると外では

                お水も食べ物ものどを通らないの。とても繊細だから。」

                

                

                

                「赤い橋に、赤い紅葉。そこに佇む私。なんて美しい光景でしょう!

                 みんなが、かわいいって、ちやほやしてくれるのも悪くないけど。

                 ああ、疲れて、しっぽが下がってきちゃった。」

                  

                     「早く宿に行きましょうよ。」

                 

                 
  
                    「ああ、やっと着いた。極楽、極楽!」
           
                 

                「私、待ってますから、ご主人様も温泉につかって、極楽、極楽って

                 言っていらっしゃいな」
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石光寺

2017-11-17 15:22:18 | 旅行
                

                前掲のどんづるぼうからの帰り、あまり車で通ったことのない葛城市の辺り

                を走っていると、石光寺(せっこうじ)というお寺がありました。まあ大和平

                野のこの辺り、どこを歩いても古い由緒ある神社仏閣に行きあたるのです

                が、ここもまた天智天皇の時代に役小角が創建したという相当の古刹です。

                

                牡丹の花が非常に有名だそうです。後でホームページを見てちょっと驚いた

                のですが、ご住職、なかなかに洒脱なお方のよう。お寺の案内が「住職ストリ

                ートビュー前編・後編」という浴衣姿の茶髪の女性をご住職が案内する動画

                になっています。ホームページ以外にブログも開設しておられ、一見ちょっと

                俗っぽいような気もするけれど、遊び心のある魅力的なご住職のようです。

                

                

                随所に奥ゆかしい格式も感じられます。                

                

                

                牡丹が有名ですが、一年中花の絶えない花の寺です。まだ寒牡丹には早い

                時期でしたが、八重の椿がきれいでした。              

                

                複雑怪奇な形のサルスベリの木がありました。サルスベリも有名だそうです。

                外人さんがソールズベリだと言ったのを、この花のことだと聞き間違えて

                サルスベリというようになったという説があると、おっしゃっていますが、

                それはちょっと眉つばものでしょう。

                                

                

                その他にも与謝野鉄幹その他の歌碑もあり、日本最古、白鳳時代の石仏が

                出土した等、エピソードに事欠きませんが、その中でも一番興味深いのは

                中将姫の伝説でしょう。

                      

                

                藤原氏の美しい姫、中将姫が近くの當麻寺に出家され、蓮の茎で糸を撚り、

                この石光寺の井戸に浸すと五色の美しい糸になり、それで素晴らしい「当麻

                曼荼羅」を織り上げたという伝説が残っています。ツムラという製薬会社に

                中将湯という婦人薬があります。薬草にも通じていた中将姫が出家する前、

                家を出て身を寄せたのが、津村家の母方の実家だったとか。そこから姫の名

                を取ったこの薬が生まれたのだとか。現代にもつながっているのですね。

                牡丹の季節にもう一度ゆっくり訪れたいお寺です。
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どんづるぼうって知ってはりまっか?

2017-11-16 11:12:36 | 旅行
                  

                  大阪府との県境に近い奈良県の香芝市に「どんづるぼう」と言われる地元

                  では結構有名な場所があります。奈良南部生まれの私もなぜか昔から知っ

                  ていて、「けったいな名前やな」と思っていましたが、実際には見たことがな

                  かったのですが、                  

                  

                  ついに行きました。周りは何の変哲もない雑木林なのに、なぜかその一

                  角だけ、白い岩肌が露出し、日本とは思えない光景が広がっています。

                  

                  

                  二上山の噴火でできた真っ白な凝灰岩が隆起、露出したものだそうです。

                  いわゆる奇勝というやつですよね。離れてみると鶴が屯(たむろ)している

                  ように見えるので「屯鶴峰」つまり「どんづるぼう」と呼ばれるようになった

                  のだとか。面白い所です。

                  

                  入り口にこんな石板がありました。ダイヤモンドトレールというのは、どんづ

                  るぼうを起点として、二上山、金剛山の方へと続く自然歩道だそうで、トレッ

                  キングには格好の縦走路だそうです。「ダイヤモンドトレール」というのは、ダ

                  イヤモンドの和名が金剛石なので、きっと金剛山に由来しているのでしょうね。

                  ただね、周囲があまりにも汚い!入り口付近には雑然と土嚢が積み上げられ、

                  ごみや葉っぱで散らかり放題。近くの池にも大量のごみや廃棄物が浮いてい

                  ます。せっかくの奇勝で、自然歩道の起点でもあるのだから、もう少し整備す

                  ればと思わずにいられません。        
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法然院

2017-11-14 21:55:26 | 季節
                 

                 銀閣寺から哲学の道とほぼ平行に南へ伸びている風情ある細い道を数百

                 メートルも行くと、法然院があります。銀閣寺より格段に質素な苔むした茅

                 葺屋根の門が出迎えてくれます。           

                 

                 門から中のお庭を見た写真。もう少し紅葉が進んで、もう少し写真の腕が

                 良ければ、素晴らしい写真になると思うのですが。

                 

                 

                 門を入るとすぐ、左右に砂で作られた白砂壇があります。これは水を表し

                 ていて、お寺の浄域に入るために、この間を通り身を清めるのだそうです。                 

                 

                 シンプルな静寂に包まれた山門をくぐるだけで、身が清められるような

                 気がします。

                 

                 お庭の苔の緑が美しい抹茶色。京都の色です。

                 

                 

                 裏門を出ると法然院の縁起の書かれた立札がありました。法然院はその名

                 の通り浄土宗の租である法然上人にちなんでいますが、前の安楽寺のとこ

                 ろでも書いたように、弟子の安楽・住蓮の両上人が後鳥羽上皇の後室の女

                 房であった松虫・鈴虫を出家させたため、上皇の逆鱗に触れ、弟子の両上

                 人は斬首、法然上人は讃岐の国へ流罪になり、草庵は荒れ果てていたので

                 すが、江戸時代の初めに再建されたとか。後鳥羽上皇って、なかなかに激情

                 型の人だったのですね。そんなことで、貴いお坊様の首をちょん切るなんて。
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銀閣寺

2017-11-13 14:42:34 | 季節
                 

                 銀閣寺は正式名を東山慈照寺と言い、元々は足利義正の山荘。左京区東山

                 の鹿ケ谷の辺りにあります。後白河上皇が平清盛打倒の陰謀を企てた、あ

                 の鹿ケ谷です。もちろん後白河上皇の時代は、300年以上前で、この銀閣

                 寺など影も形もなかったころの話です。

                     

                 

                 訪れたのは絶好の時期でした。木々は色づいていますが、緑も残る、美し

                 い銀閣を見ることができました。平日でしたが、大勢の観光客、特に遠足

                 の小学生でごったがえしていました。ガイドさんが、声をからして説明して

                 いましたが、子どもたちは聞いているのかいないのか。

                 

                 銀閣と呼ばれているのは二層の観音殿で、全体が漆塗りだったとか。それ

                 が雨に濡れると銀色に光ったので、銀閣と呼ばれるようになったそうです。

                 

                 観音殿と横にある東求堂が昔のまま残る建物で国宝です。折しも本堂と

                 東求堂の特別拝観が行われていて、普段は見ることのできない襖絵が

                 拝観できました。与謝野蕪村と池大雅の襖絵、それに現代の画家奥田

                 元宋の鮮やかであでやかな襖絵。すばらしかった!

                 

                 

                 

                 本堂の縁側からは、竜安寺の石庭のように砂を美しく慣らした銀沙灘と

                 富士山をかたどったという向月台を眺めることができます。
                 

                 

                 赤い紅葉の散り敷く、苔むしたお庭を少し上ると観音殿を見晴らす高台が

                 あります。そこからの眺めが何とも美しい。

                 

                 

                 

                 これぞ、京都の秋という風景でした。
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哲学の道

2017-11-12 15:48:30 | 季節
                

                京都左京区、東山の麓、哲学の道をそぞろ歩き、銀閣寺や法然院を訪れ

                ました。まだ早いかなと思っていたのに、ちょうど紅葉が見ごろでした。                

                

                

                春も良いけれど、秋の木々の緑、黄色、赤のグラデーションの美しいこと!                

                

                道端の何気ない野菊や赤い実にも、ゆかしい秋を感じます。
                

                              

                

                銀閣寺から法然院へ、またその先へと下っていくと、

                

                

                ガイドブックには出ていないけれど、それなりに由緒ありげなお寺や

                神社に出会います。さすが京都。ここは法然院から少し南に下がった

                ところにある住蓮山安楽寺。後鳥羽上皇とこの寺を開山した住蓮上人

                と安楽上人の惨くも悲しい逸話のあるお寺だそうです。そんなことは

                露知らず、なんと風情のある静かなたたずまいのお寺だろうと思いな

                がら前を通り過ぎて終わりました。

                

                ここは9世紀創建という古い大豊神社。狛犬ならぬ狛ネズミで有名だそ

                うです。そんなことは露知らず、本殿の前の春には美しいらしい枝垂れ

                梅の枯れ枝が何だかおどろおどろしくて、早々に引き上げ、狛ネズミの

                お社は見るにいたらず、残念なことをしました。

                
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畑がいっぱい

2017-11-12 14:47:54 | 季節
              

              カサコソ、カサコソ、なっちゃんは枯葉を踏んで歩くのが大好きです。

              

              暑くもなく寒くもなく、散歩には良い季節。なっちゃんと丘を登ると、ここは

              川崎?と思うような畑の風景が広がります。

              
              
                            

              

              ブロッコリー、大根、ジャガイモ、サトイモ、特にキャベツは品質が良いんで

              すって。昔よくこちらに来ていた奈良の伯母がいつも言っていました。「この

              辺の土はええなあ、なんでもようできるわ」石だらけのやせた山中で畑仕事

              をしていた伯母にはとてもうらやましかったようです。右奥の青い屋根の小

              屋は野菜スタンドで、時々散歩ついでに野菜を買って帰ります。渋谷や横

              浜に出るのに3,40分の土地とは思えないのどかさです。 
         
              

              畑のある台地から竹藪の横を下って家へ戻るのが、最近の散歩コースです。
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