キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

なっちゃん、癒し犬になる

2013-12-27 14:57:40 | ペット
            

            寒くなると、ダンゴムシのように丸くなり、ぬくぬくと、でも孤独に暮らしていた

            なっちゃんですが、ちょっとお役に立てるかも知れない機会がやってきました。

            

            家のすぐ近くに出来たデイケアの施設に就職することになりました。

            午前中2時間、午後2時間だけですが。

            

            デイケアのご老人が来ると「いらっしゃい、寒かったでしょ」

            

            「ゆっくりしていってくださいね」

            

            そんな、なっちゃん、お正月に備えて、トリミングに行きました。

            きれいになったでしょ。
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冬のお話

2013-12-26 16:28:16 | 絵本
                        
            
            街路樹の葉がもうすっかり落ちて、寒い季節になりました。数カ月前の

            猛暑が嘘のようです。今夜は雨になるようですが、朝起きてみると、辺

            りが真っ白、なんてこともありそうな寒さです。こんな季節になると読

            みたくなる本や絵本がいくつかあります。日本のお話だと、

手ぶくろを買いに (日本の童話名作選)
黒井 健
偕成社

            新見南吉の「手ぶくろを買いに」など。特に黒井健さんの絵の本。ふんわか

            たキツネの毛並みの感じがたまりません。寒くて「かあちゃん、お手々が冷

            たい、お手々がちんちんする、、、」と言った子ギツネを、母さんギツネは

            人間の町に手ぶくろを買いに行かせます。人間に化けた手じゃない、キツネ

            のままの手を出したのに、赤い手ぶくろを売ってくれたおじさん。人間不信

            の母さんギツネは、そこで考えを改めようかと思います。でも、そんな人間

            の所へ子どもを一人で行かせた時点で、ちょっとどうかなと思うお話ではあ

            るのですが、そのほのぼのとして、それでいて切ない語り口が、そんな矛盾

            など吹き飛ばしてしまう名作です。
            
水晶 他三篇―石さまざま (岩波文庫)
手塚 富雄,藤村 宏
岩波書店

            外国物で好きなのは、アーダルベルト・シュティフターの「水晶」という短篇

            です。「みかげ石」、「石灰石」など入った「石さまざま」という短編集の中

            の一編です。あるクリスマスイブ、スイスの小さな村に住むコンラートとザ

            ンナという幼い兄妹が峠を超えてお母さんのお里に行くことになりました。

            その帰り道二人は雪の山で道に迷ってしまいます。一晩山の中で過ごす

            ことになった二人。妹を守り眠らせまいとする兄、素直に兄の言うことを聞

            く妹。読んでいて、その健気さに熱いものがこみ上げてきます。えも言われ

            ず美しい氷の壁(これを水晶に見立てています)を通って、二人はどんどん

            山の上へと登って行ってしまうのですが。その日はクリスマス、神様のお恵

            みでしょうか、二人は村人の捜索隊に無事助けられます。やさしい、やさしい

            気持ちになるお話です。
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クリスマスのフロスト

2013-12-18 10:42:35 | 
               

             
クリスマスのフロスト
芹澤 恵
東京創元社


           恐ろしく下品で、無精、エロいしグロいし、口を開けばセクハラまがいの

           軽口ばかり。頭が切れるとも、勘が良いとも思えない。行き当たりばった

           りの捜査で失敗も多い。その名もジャック・フロスト、身も凍る名前の警

           部殿ですが、無類の仕事中毒。今回もクリスマス返上で、デントン市内で

           起こるあれやこれやの事件をバッタバッタと?いや、すったもんだの末に、

           それでもなんとか解決します。

冬のフロスト<上> (創元推理文庫)
芹澤 恵
東京創元社

           シャーロック・ホームズやポアロと比べれば、なんとも冴えない主人公ですが、

           ここ数年の私の一番お気に入りです。薄汚れたシャツの下の心が、思いもかけ

           ず温かい。一番いいのは、悪戦苦闘して犯人を挙げても、その手柄を全部人に

           あげてしまうこと。人がいいのか、ずぼらなだけか?

フロスト日和 (創元推理文庫)
芹澤 恵
東京創元社
     
            作者のウィングフィールドさんがなくなって、もうフロスト警部の下品な

            冗談を聞けないのが、残念!
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横浜山手の12月

2013-12-17 11:34:13 | 季節
              

              外人墓地などがあり、神戸の北野地区と同じく異国情緒あふれるのが

              横浜山手地区です。明治期、日本に来た外交官や商人は見晴らしの良

              い高台のこの地域に居を構えて、坂の下のその名も山下町へ仕事に出

              かけたのだそうです。

              

              何時もとても洒落た感じのところですが、クリスマス前はなんと言っても一番

              きれいな時期です。スイスの商人だったエリスマンさんの邸宅は、チェコ出身

              のレーモンドという人の設計なので、東欧風なのだそうで、毎年、いろいろの

              コンセプトで飾り付けがされ、今年は「花」がテーマだとか。どこの部屋も花や

              植物でいっぱいでした。ピンクで統一したかわいい食卓。

              

              

                  

              

              

              白いリンゴをたくさん飾ったツリーがとても洒落ていて、印象的でした。

              

              お隣のベーリックホールのデコレーションは、ちょっと変わったモダンな感じの

              ものが多かったような。

              

                  

              

              

              でもなんといっても赤と緑のクリスマスカラーは定番ですね。

              楽しい散策のひとときでした。   
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横浜中華街・元町の12月

2013-12-15 14:33:52 | 季節
              

              快晴の横浜中華街。食事の割引チケットがあったので中華街へ行った

              のですが、これがなんとも使えないチケットで、飲茶はダメ、麺類もダメ

              定食メニューもダメ、ほんのわずかな一品料理にだけ利用できるという

              代物で、まあそれでも、文句を言いながらおいしくいただき、人々でご

              った返す中華街の散策は何やら楽しく。

              

              いつにも変わらず派手派手な関帝廟。数軒のお店であった店員さんたちも

              みんな中国の人たち。まさにチャイナタウンです。台北を思い出しました。

                 

              元町の方へ移動すると、今度は打って変わって洋風の洒落た感じ。

              ほんの数百メートル離れただけで、ガラッと雰囲気が変わります。

              

             横浜の元町と言えばバッグの老舗キタムラ。カラフルなステキなバッグがいっぱい。

                  

                  ちょっと門松風のクリスマス飾りもあったりして、

                  

                   晴れ渡った年末の横浜の元町界隈でした。
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クリスマスが近づくと読みたくなる本

2013-12-12 22:00:42 | 
            

            街はクリスマス一色。東南アジア料理のモンスーンにもクリスマス

            ツリーが。バリ島風のインテリアと照明に、妙にマッチしています。

         
クリスマスの思い出
山本 容子,村上 春樹
文藝春秋
あるクリスマス
村上 春樹
文藝春秋

             この時期になると毎年読みたくなる本が何冊かあります。

             トルーマン・カポーティの「クリスマスの思い出」と「あるクリスマス」

             「誕生日の子どもたち」という6つのお話からなる短編集のうちの2編

             です。トルーマン・カポーティは「ティファニーで朝食を」で有名ですが、

             この2編はそれに勝るとも劣らない感動作です。特異な幼少期を過し

             たカポーティの、ほとんど自伝のような作品ですが、泣けます。

             

             7歳のボクは、両親が離婚して、アラバマの親戚の家にあづけられてい

             ます。いとこ(といっても60歳を過ぎたちょっと知恵遅れのおばさん)と

             仲良しのボクは、毎年おばさんとなけなしの金をはたいてクリスマスのケ

             ーキをたくさん作ります。でもそんな幸せな年がいつまでも続く訳はなく、、。

             

             これぞストーリーテラーの面目躍如といった筋運びと文体で、しかも訳

             者が村上春樹。しみじみとした読後感が爽やかです。トルーマン・カポ

             ーティは破滅的な人生を送った人で、「冷血」なんていうホラーに近い

             いような長編もありますが、風変わりながらも幸せな子供時代を描いた

             このような作品は、ノスタルジックで、優しい気分を誘います。
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もうすぐクリスマス

2013-12-07 18:07:15 | 季節
            

            もうすぐクリスマス、ということはもうすぐお正月も来るのですが。

            毎年キリスト教徒でもないのにと思うのですが、ついリースを飾って

            てしまいます。これは昨年逝った母がデイケアで作った形見のリー

            ス。「これ、あんたにやるわ」と嬉しそうに言ったのを思い出します。

               

            玄関にも二人のリヤドロの天使の間に小さいガラスのツリーを置きました。

            

            先日行ったミューザ川崎にも、色々なツリーがありました。これは

            こどもたちが作った丸いオーナメントを飾ったかわいいツリーです。

                

            ホールの下には星の輝く大きなツリーがありました。この日ミューザの

            ホールで聴いたのはホルストの惑星。すてきでしたよ。なんだか宇宙

            旅行をしているような、幻想的な気分になりました。そういえば、話題

            だったアイソン彗星は残念ながら消滅してしまいましたね。生田緑地

            のプラネタリウムでアイソン彗星の説明を聞いてきたばかりだったので、

            なんだかとても残念。太陽に近づきすぎて蒸発したんなんて、ギリシャ

            神話のイカロスみたいですね。哀れな感じながらもちょっとロマンチック。
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12月の夕暮れ散歩

2013-12-01 22:12:15 | 季節
            もう今年もあとひと月、12月になりました。日が暮れるのも早いですね、4時

            半ぐらいになっちゃんの散歩に出かけても、すぐに黄昏て、仄暗くなります。

            

            しっぽが夕日に光っています。暑さは苦手、カサコソと枯れ葉の上を歩く

            のが好きななっちゃんには一番うれしい季節のようです。

            

            ちっちゃな目玉焼きのような白と黄色の菊があちこちに咲いています。

            

            竹林の向こうに夕日が光って、何やらかぐや姫の竹でもありそうな。今

            かぐや姫の映画が上映されていますね。ちょっと見に行きたくなりました。

            

            この柿は渋柿でしょうか。家の人は全く採ろうという気がなさそう。

            夕日の中で「採って、採って」とみんなで叫んでいそうな感じです。

            

            草花なのに2メートルも3メートルもの高さになる、その名も「皇帝ダリア」は今

            の時期の花なのでしょうか?夕空を背に一段高く孤高を保つ不思議な花です。
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